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2017年11月29日

自然と人が寄ってくる!「会話が弾む人」になるための5つのステップ

会話が弾む タウンワークマガジン
あなたの周りに「この人と話すとなぜか楽しい」「もっと話したくなる」のような人、1人はいませんか? 自然と人が寄ってきて、会話中に笑顔が絶えない“会話が弾む人”には共通点があるんです。

これまで50以上の仕事を経験し、さまざま人と出会ったきた観察眼で多くの著書を出すエッセイストの有川真由美さんに「会話が弾む人」になるためのテクニックを教えていただきました。

会話が弾む人とは、相手を気持ちよくしゃべらせることができる人

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そもそも、会話が弾む人とはどんな人だと思いますか? 会話中はわからなくても、あとで振り返ると「相手に自分のことをよく話したな」と思うことはないでしょうか。こう思わせてくれる人こそ会話が弾む人。話しを盛り上げる人は、聞き上手よりもしゃべらせ上手なのです。

ただ、しゃべらせ上手だからといって、自分は話さず相手にばかり話をさせるのは間違い。相手も自分ばかり話していると疲れてしまいます。会話が弾むとは、お互いが会話に加わっていることがポイントです。

■しゃべらせ上手はセンスでなはく、テクニック!

とはいえ、しゃべらせ上手なんて、なかなかなれるものじゃないと思っていませんか? 「会話のセンスがない」「人見知り」「話すのが苦手」なんて心配はいりません。会話はセンスではなくテクニック。これからお伝えする5つのことを実践すれば、すぐに会話が弾む人に変身できます!

Step1:「そうだよね」「へぇ!」と合いの手を入れてリアクションをする

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まずは合いの手を入れることから始めましょう。相手の話をただ黙って聞いていると話しているほうも「聞いているのかな」と不安になるもの。「そうなんだ」「すごいね!」などリアクションを取ると、相手も「ちゃんと聞いてくれている」と感じて気持ちよく話せます。感情のリアクションは少々大きいぐらいのほうが好感度は高くなりますよ。

Step2:会話の始まりは笑顔+挨拶+α

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合いの手をマスターしたら、今度は自分から話しかけてみましょう。昔からの知り合いであれば話しやすいですが、バイトでまだ知り合ったばかり…なんてときは「挨拶+α」が無難。「おはよう、今日は寒いね」「お疲れ様、暗いから気を付けて帰ってね」など、挨拶に少しの一言をプラスするだけで「感じがいいな」「話しやすそうだな」と思われるでしょう。

そして会話のとき、忘れてはいけないのが笑顔。意外と挨拶は機械的になりがちで表情が乏しくなる場合も。笑顔は相手の緊張を解きリラックスさせるには効果抜群。会話は短くても笑顔だけは心掛けるようにしましょう。

Step3:相手に話を振るときは「て・き・に・ち・か・し」

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挨拶の後は、会話の内容を考えましょう。盛り上がる会話の秘訣は、相手の引き出しを見つけること。相手が好きなことや、自分との共通点を見つけて会話を振れば盛り上がりやすいです。でも、バイトの先輩や社員さんなど、共通点が分からなかったり、そこまで仲良くない場合は「て・き・に・ち・か・し」が効果的。

て…天気
き…近況
に…ニュース
ち…地域
か…体、健康
し…趣味、仕事

この6つのキーワードのどれかを話題にして会話を振るとキャッチボールが取りやすいです。「今日は寒いですね」「昨日ニュースで言っていたんですけど~」など当たり障りのない話題のほうが、誰もが返事をしやすいものですよ。

Step4:「どうして?」をベースに会話を進めていく

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当たり障りのない話題から、キャッチボールが始まったら、次は少しだけ会話を深堀りしていきます。たとえば「て・き・に・ち・か・し」の中で「か」の話題で相手が「最近、ジムに通い始めて」という話題になったら「どこに行っているんですか?」「どんな運動をしているんですか?」など“どうして?”を重ねていきます。

この“どうして?”は相手の本質に近づくキラーワード。質問された相手は「自分のことを話せて気持ちがいいし、楽しい」と感じるはずです。NGなのは「運動は好きですか?」など“はい”“いいえ”で終わるような質問。あくまで相手が自分のことを話せる内容にすることがポイントです。

Step5:レアな長所をほめて相手の心にグッと入り込む

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ある程度会話ができるようになってきたら、今度は「この人ともっと話したい!」と思わせるテクニックです。会話が弾む人はほめ上手でもあります。だからといって「身長が高いね」「目が大きいね」など表面的なほめは誰でもできますし、相手の心にもそこまで響きません。

そこでオススメしたいのは「そんなこと見つけてくれたんだ」と相手が思えるようなところをほめること。例えば「食事の仕方がキレイだね」と習慣をほめたり、バイト中に「●●ちゃんの書いたメモは読みやすい」「商品の陳列が見やすいね」など本人の頑張りをほめるなど意外な点を指摘すると「自分の特別な価値に気づいてくれた人」として、いい印象を持ってくれて「また、話したい」となるはず。

でも、ほめる場所が見当たらない…なんて人には短所を長所に変える目を持ってみましょう。いちいち細かいことを指摘してくる店長には「いつも丁寧に確認してくれてありがとうございます」と変換。ほめ上手は短所を長所にする変換上手でもあります。

<より会話を楽しむコツ>
似た雰囲気の人から「異質性」、違う雰囲気の人から「同質性」を見つける

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会話は“感動”があるとより弾みます。相手が自分と似たような人の場合には、「そうだよね」と共通点を見つけるより「えっ、そうなんだ」と意外性を見つけた方が感動につながります。

一方で、一見自分とは異なるタイプの人の場合は、好きなアーティストが同じだったなど共通点を見つけると感動につながりやすくなります。

このように「この人にはこんな一面があったんだ」、「この人とこんな共通点があったなんて」など相手の人に感動を覚えたとき、会話はもっと楽しくなります。

まとめ

会話はセンスではなく、心掛けやテクニックで大きく変わるもの。まずはStep1から実践してみてください。

■Profile
有川真由美さん

作家・写真家。多くの転職経験をいかし、働く女性のアドバイザーとして著書多数。また、世界各国を旅する旅作家でもある。著書に『一緒にいると、楽しい人、疲れる人』『質素であることは、自由であること~世界でいちばん質素な大統領夫人が教えてくれたこと』『感情に振りまわされないー働く女(ひと)のお金のルール』などがある。

■著書


「一緒にいると楽しい人、疲れる人」

1,296円(税込)
PHP研究所 刊
https://www.amazon.co.jp/dp/4569838162

取材・文:中屋麻依子

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