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2018年05月25日

TOEICとTOEFLの違い|実施目的から試験形式、出題内容と難易度、対策まで

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グローバル化が進み、企業や大学でも「使える英語」の能力が求められるようになってきました。そうした時代背景を受けて、TOEIC、TOEFL、英検(実用英語技能検定)、IELTS、など英語に関する試験が注目されています。中でもTOEICとTOEFLは就活で英語をアピールしたい人、カナダやアメリカ、オーストラリア、イギリスなど英語圏への留学を考えている人にとって、欠かせない試験となっています。
この記事では、数ある英語の試験の中でも特に大学生の関心が強い、TOEICとTOEFLについて、違いを比較しながら試験内容や試験対策をご紹介します。

【目次】

TOEICとTOEFL|実施目的の違い

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TOEICとTOEFLでは実施目的が異なります。何を目指すかによって必要な試験が異なるため、どちらを受けるべきかを迷っている人は、まず目的からチェックしましょう。

TOEICの実施目的

TOEICとはTest of English for International Communicationの略称です。国際的なコミュニケーションに必要な英語力を判断する試験という意味であり、英語を使ったコミュニケーション能力を幅広く公正公平に評価するという目的で作られた世界共通の試験です。
主にビジネスパーソンに向けて作られた問題で、ビジネスで使う単語やフレーズが多く出題されます。ビジネス向きの内容であることから、ビジネスパーソンや就活対策を目的とした大学生が多く受験しています。TOEICを採用基準の一つにしている企業もあります。

TOEICプログラムには5種類の試験があります。一般的なのがTOEIC Listening & Reading Test(TOEIC L&R)です。この記事でご紹介するTOEICとは、このTOEIC Listening & Reading Testを意味します。

そのほかの4種類について簡単に解説しておくと、TOEIC Speaking & Writing Testsはスピーキングとライティングにおける英語力を測定する試験です。英語を実際に仕事で使う人や、より高い英語能力を求める人が受験する傾向があり、いわば上級者向けのTOEICといえます。
他にスピーキング能力を測定するTOEIC Speaking Test、団体受験の可能なライティング能力を測定するTOEIC Writing Testがあります。
TOEIC Bridge Testは、初・中級者のリスニングとリーディングにおける英語力を測定する試験です。初心者向けのTOEICという位置づけで、問題数・試験時間ともにTOEIC L&Rの半分です。

TOEFLの実施目的

TOEFLとは、Test of English as a Foreign Languageの略称です。日本人など英語を母語としない人が対象の試験で、英語でのコミュニケーション能力を測るものです。世界各国で開催されており、試験は「読む」「聴く」「話す」「書く」の4つの総合評価となります。海外の大学へ入学する際の評価基準となることがあるため、留学を目指す高校生、専門学校生、大学生、大学院生が多く受験します。
TOEFLでは主に2種類の試験が行われています。英語圏の大学に留学する際にスコアの提出を求められることが多いTOEFL iBTと、大学や企業などの団体を対象としたTOEFL iTPです。

TOEICとTOEFL|試験形式の違い

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TOEICとTOEFLでは試験時間、受験方法、受験料といった点で、形式が大きく異なります。まずは、自分が受けたいと考えている試験の形式をしっかりと理解しましょう。

開始時刻

TOEICは一般的な大学入試や検定試験と同様、決められた時間に受験生が一斉に試験を受けるスタイルです。受験日と地域は申し込み時に選択できますが、受験当日に行われる試験のスケジュールはすべての受験生に共通しています。

一方、TOEFLは定刻に始まらないのが特徴です。受験生は予約した日時のテスト開始時間30分前までに会場(テストセンター)に到着するよう向かいます。到着後チェックイン(受験地指定の身分証明書提示、写真撮影、試験の説明など)した順に試験が開始されることが多く、各自別々にスタートして終了します。到着後、試験に向けて気持ちを切り替える時間がない可能性もあるため、気持ちを整えてから会場に入ると良いでしょう。

解答時間

TOEICの解答時間は2時間です。配分はリスニング:45分、リーディング:75分となっています。試験終了時間前に解答が終わっていたとしても、退室することはできません。
TOEFLの解答時間は、4時間です。リーディング:60~80分、リスニング:60~90分です。リスニングセクションの後、10分間の休憩を挟んで、スピーキング:20分、ライティング:50分と続いて終了です。

受験方法

TOEICはすべてマークシートでの解答となります。問題に対して正しい解答を一つ選ぶ選択方式なので、解答の仕方がわからず困るということはないでしょう。
TOEFLはインターネット上で受験します。試験会場にはPC、ヘッドセット、メモ用紙、鉛筆などが用意されており、指定された座席でPC画面の指示に従って試験を進めます。スピーキングのセクションは、PCに向かって英会話をするような形で解答し、英検のような面接による試験はありません。

受験料

TOEICの受験料は5,725円 (税込) です。一度納入された受験料は返金されないため注意しましょう。インターネット上でTOEIC Listening & Reading Testの受験を申し込むと、1年後のTOEICを割引価格で受けられる制度もあります。

一方、TOEFLの受験料は国によって異なり、日本で受験する場合は235米ドルです(2018年3月現在)。通常、受験日の7日前までの申し込みとなっていますが、申し込みの締切日を過ぎた場合は、手数料として別途40米ドルを追加することで受験可能です。

TOEICとTOEFL|出題内容・難易度の違いと対策

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TOEICとTOEFLでは出題内容が異なります。扱う英語の難易度や出題される分野も異なるため、それぞれの特徴を理解して対策を立てることが大切です。
またTOEICはアメリカ英語、イギリス英語、カナダ英語、オーストラリア英語、TOEFLはアメリカ英語、イギリス英語、オーストラリア英語、ニュージーランド英語での出題がされます。

出題内容と難易度の違い

TOEICの試験は基礎的な文法を問うものから複雑な構文まで難易度は幅広く設定されています。内容はビジネスシーンや日常生活に関するものが多く、リスニングでは公共のアナウンスや電話のメッセージ、リーディングでは社内メールや広告、テキストメッセージのやり取りなどが主に出題されています。
TOEICの点数はスコアとして表示され、リスニング、リーディングともに一番高いスコアが495です。TOEICの満点とは、総合で最高のスコアである990を指します。

一方、TOEFLはTOEICと比べて、専門的で学術的な内容が多いのが特徴です。人文、歴史、科学など、学校の授業で扱うような内容について書かれた文章がリーディングで出題されたり、講義や大学での会話、ディスカッションなどを聴いて答える問題がリスニングで出題されたりします。リスニングでは、読まれる分量がTOEICより多いだけでなく、リスニング内容を理解した上でスピーキングでの解答が必要なものもあり、高い英語力と集中力が求められます。
TOEFLは4つのセクションそれぞれが0~30のスコアで評価され、総合スコアは0~120となります。

TOEFLはTOEICより難易度は高めとされていますが、出題内容や解答の形式が異なるため、どちらを解きやすいと感じるかは受験者の得意不得意にもよります。TOEICとTOEFLのスコア比較も公式には発表されておらず、この2つを単純に比較することは難しいでしょう。

対策のポイント

TOEIC対策は公式教材を活用するのがおすすめです。公式教材は、実際の試験を作成しているETS(Educational Testing Service)が問題を作っており、内容が本番に近いというメリットがあります。TOEICは問題数が多く、1問あたりの解答時間が短いことが特徴です。実際のテストに沿った模試形式の問題集を使い、時間配分を意識しながら解答する練習を積み重ねるのが良いでしょう。
リスニングが苦手な人は、多聴・精聴を繰り返して、さまざまな国の英語を聴くという行為の絶対量を増やすことがまず大切です。その上で、シャドーイングを行ってみましょう。シャドーイングとは、音声を聴きながら自分も追いかけて復唱をしていく方法で、英語の音や語順に慣れるのに効果的といわれています。シャドーイングを繰り返しているうちに、リスニングの文章が聴き取れるようになっていくでしょう。

TOEFL対策のスタートも、公式教材が良いでしょう。TOEFLを運営するETSからも、公認のTOEFL試験対策用教材が出ています。TOEFLは学術的な語彙力が必要となるため、どんな内容が出題されるか、あらかじめ知っておくためにも公式教材は有効です。総合的に語彙力を強化するためには、一つの単語のみでなく、反意語、同義語、派生語などもまとめて覚えると効率的です。
TOEFLでは、リスニング以外のセクションでも英文を聴いて答える問題が出題されることから、高いリスニングスキルを身に付けることは必須です。TOEFLのリスニングではキーワードを拾えるレベルのスキルでは不十分で、英文の内容全体を理解する必要があります。普段の勉強では、集中して英文を聴きつつ、内容をどの程度理解できているかを英語で要約する方法で確認しながら進めましょう。
ライティング、スピーキングの対策としては、英語表現の幅を広げる必要があります。解答をまとめる際、同じような言い回しが続かないよう、テーマに沿った適切な多様な表現と語彙を身に付けられるように努めましょう。多様な表現ができることが高い英語力の証しといえます。

TOEICとTOEFLの違いを理解した上で、適切な試験対策を

TOEICとTOEFLでは、実施目的から試験形式、対策の立て方まで大きく異なります。英語力を証明したいという漠然とした理由ではなく、試験結果を何に活かしたいかをよく考えてから、どちらを選ぶかを決めることが大切です。
その上で、受験する試験を決めたら、対策を立てる前にまず試験内容をチェックしましょう。TOEIC、TOEFLいずれも、試験内容や解答方法、出題分野などに特徴があります。いきなり問題を解くよりも、試験内容を理解してから学習計画を立て、勉強をスタートさせたほうが効率的です。学生時代の貴重な時間を費やすからこそ、効率的に成果を上げる勉強法を見つけ、高いスコアを目指しましょう。

記事監修:小林 裕子(英語・英会話講師)
アメリカ留学でコミュニティカレッジを卒業。帰国してからはJICA、輸入輸出貿易、秘書、英会話スクールでの英語経理の経験。その経験を活かして英語・英会話スクールを自宅で開校して、日本人だからこそ教えらえる英会話、英語を幼児から成人まで幅広くレッスンを行う。日常会話、ビジネス会話、英検、TOEIC/TOEFL/IELTS対策、高校大学受験英語、学生の補習と様々なジャンルを教えている。