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2023年08月30日

ヴァンパイアカフェのバイトとは? 仕事内容、やりがい、大変なこと、向いている人などについて聞いてみた

ヴァンパイアカフェ バイト タウンワークマガジン townwork「現代に蘇った吸血鬼の館」がコンセプトのヴァンパイアカフェ。ミステリアスな雰囲気漂うテーマレストランでの仕事とはどんなものなのでしょうか。そこで『VAMPIRE CAFE』で働くヴァンパイアに、具体的な仕事内容やどんな知識・経験が必要なのかなど、リアルなバイト事情について聞いてみました。

・お話を伺った方
キートさん/執事 アルバイト暦3年
ローズ伯爵さん/採用担当(店長)

ヴァンパイアカフェの仕事内容

ヴァンパイアカフェ バイト タウンワークマガジン townwork

ヴァンパイアがホールスタッフとして接客

キートさん:
スタッフは全員ヴァンパイアです。執事やメイド、そしてローズ伯爵はこの館に来たお客様をもてなすのが仕事です。来店されたお客様をご案内し、魔導書(メニュー)のご説明、ご注文のドリンクやフードをお持ちするいわゆるホールの仕事ですが、独特の掛け声や、お料理を提供する時の儀式など、ヴァンパイアの世界観にどっぷり浸って頂くことを大事にしているところが違います。

ドリンク作りなどキッチンのサポート業務も

キートさん:
キッチンスタッフが人手不足なので、キッチンの料理長をサポートするのもヴァンパイアの仕事です。冷菜やデザート、ドリンク作りを執事やメイドが担当しています。特に、魔力を込めて光らせる名物のドリンクを作るためには鍛錬が必要ですね(笑)。ハムをバラの形に飾るなど、盛り付けにも気を配っています。

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お客様に世界観を楽しんでもらう

ローズ伯爵:
この館はコンセプトからメニュー名までこだわり抜いた料理が自慢だな。例えば、「闇の者を呼び覚ます復活の儀式(サーモンとアボカドのシーザーサラダ)」はお客様の目の前で儀式を行い、生贄の血(真っ赤なドレッシング)をかけてから提供しているんだ。お客様から「シーザーサラダください」と言われることもあるが、人間界での料理名ではなく、当店独自のメニュー名でオーダーしてもらい、一緒にヴァンパイアの世界観を楽しんでもらっているよ。

 

ヴァンパイアカフェのやりがい、楽しいところ

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お客様に非日常の世界観を楽しんでもらえる

キートさん:
客層は幅広く、テーマパーク帰りに立ち寄る方々や、最近では海外からの観光客も多いですね。ヴァンパイアの世界観を楽しみにご来店くださるので、私どもがヴァンパイアとしておもてなししたときに、お客様に良いリアクションをしてもらえるととても嬉しいです。ハロウィンの時期はお客様も当店の世界観に寄せた服装やコスプレで来店されてくれることもあります。

いつもと違う自分になりきって仕事ができる

キートさん:
私は以前、コンビニ、コーヒーショップなどのバイトをやっていたのですが、すぐ飽きてしまっていました。もっと日々に刺激がほしくて、ヴァンパイアカフェの仕事に興味を持ったのがきっかけです。自分の好きな世界観や好きな服装で仕事ができて、いつもと違った非日常を楽しめることに魅力を感じています。メイドには制服がありますが、執事の衣装は基本的には自前。サロン、ベスト、シャツの貸出もありますが、お店のコンセプトに合っていれば自由にアレンジができるので、個性を出すことも。私の衣装のポイントは胸元のバラで、我が主人であるローズ伯爵への忠誠心を表しています。

ローズ伯爵:
接客にマニュアルはないので、一人ひとりの個性を出したり、お客様に合わせて接客の仕方をどんどん変えていったりしてOKだ。経験を積んで自分なりのスタイルを見つけてほしいね。我輩レベルになると、魔導書の説明の時点でグループ内の誰を中心にコミュニケーションをとったらいいかは大体わかるからな。

 

ヴァンパイアカフェの大変なところ

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複雑なメニュー名を覚えるのにひと苦労

キートさん:
メニューの数が多いのと、メニュー名が似ているものも多いので、メニュー名を覚えるのが大変ですね。例えば、グリルチキンは「反逆者を裁く“惨劇”の火炙りの刑」と「反逆者を裁く“悲劇”の火炙り刑」の2種類あるので、間違えないように気をつけています。お客様にコンセプトに従っていただいている手前、こちらが間違えるわけにはいきません(笑)。

 

ヴァンパイアカフェのバイトに向いている人

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エンターテインメントとして仕事を楽しめる人

ローズ伯爵:
ゴシック調の雰囲気が好きだったり、コスプレが好きだったりする人にこの仕事はぴったりじゃないいかな。エンターテインメントとしてこの世界観を楽しめる人は大歓迎だよ。一般的な飲食店の場合はお客様にメニューを渡して、メニューが決まったときにボタンを押して呼んでもらうが、我輩たちは「もう決まった?」とお客様に聞きに行っているから、積極的にコミュニケーションをとっていける人には向いていると思うぞ。

バンドや俳優など表現活動にも活かせる!

キートさん:
私はヴィジュアル系バンドのギタリストとしての顔も持っているのですが、執事としての経験によって表現の幅が広がり、バンド活動にも役に立っていると感じています。シフトも融通が利きやすく、バンド活動に合わせて週3〜5日で調整していただいています。バイト仲間の中には、バンド活動をしている人や俳優を目指している人も多いですよ。

 

ローズ伯爵に聞く、面接で重視していることとは

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お客様の要望を察知して

ローズ伯爵:
現在バイトとして働くヴァンパイアは10名ほどいるが、大学生もいるぞ。土日のみや週1日など、希望に合わせて働き方を選べるようにしているから安心してほしい。採用基準として大事にしているのは「物事を察することができる人」かどうか。店内が薄暗いから、よりお客様の要望を察知して先回りできる気配りを求めているというわけだ。
非日常な空間でいつもと違う自分を楽しみながら働きたいという人のチャレンジを待っているぞ。

 

取材・文:金井さとこ 撮影:八木虎造

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