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2022年11月15日

7ORDER・諸星翔希インタビュー「努力や勉強は苦しい。でも、日課になればインプットすることがどんどん楽しい作業になっていく」

諸星翔希 7ORDER インタビュー タウンワークマガジン townworkメジャー4thシングル「Growing up / 爛漫」を11月16日にリリースする7ORDER。サックスを担当する諸星翔希さんに制作秘話やMV撮影について聞いたほか、活動3周年を迎えた7ORDER projectへの思いをインタビューしました。

 

レコーディングでスタジオミュージシャンと初めてのセッション

諸星翔希 7ORDER インタビュー タウンワークマガジン townwork――「Growing up」はどんな曲に仕上がりましたか?

アニメ「農民関連のスキルばっか上げてたら何故か強くなった。」(TOKYO MXほか)のオープニングテーマで、7ORDERにとっては初めてのタイアップ曲です。これまでの曲の中で一番メジャーっぽく、アニソンらしいキャッチーな曲になっています。

――レコーディングではスタジオミュージシャンの皆さんとセッションしたそうですね。

前日に「これでお願いします」と譜面が送られてきて、「ヤバい!」と焦りを抱えたまま、レコーディングスタジオに入りましたが、初めてのセッションはとても楽しいものでした。ピッチが合わなかったり、譜面通りに吹いていても全員のタイミングがずれたりすると、録り直しになるので、猛練習してレコーディングに臨みました。

――プロのミュージシャンと接して、多くの気づきがあったのだとか?

楽譜に書かれている記号などがよくわからなくて、「そういえばこれ、小学校の音楽の授業で習ったわ」ってなりました(苦笑)。小学生の頃、音楽の授業がとても嫌いだったんです。合唱は好きでしたけど、鍵盤ハーモニカを持っていくのを忘れてグダグダしたり、リコーダーの演奏が嫌いだったりで。今になって、もうちょっと勉強しておけばよかったなと後悔しています。でも、皆さんとのセッションは新しいチャレンジで、譜面にきちんとはめて演奏することの気持ちよさを感じたので、今後もやっていきたいなと思いました。

――曲のタイトルにちなみ、自分の「Growing up=成長」を感じたことはありますか?

自分たちの仕事をこなすだけではなく、照明さんはどのような仕事をしてくださっているのか、衣装さんは何をやってくださっているのかなど、スタッフさんそれぞれの仕事の意味をきちんと把握できるようになったことですね。僕たちも会議に参加する機会も増えましたし、「この方はこういう美学をもって、仕事を全うしているんだ」などわかるようになってきたところが、以前と比べて成長したところだと思います。

 

MVでは黒幕に抜擢していただきました(笑)

諸星翔希 7ORDER インタビュー タウンワークマガジン townwork――「爛漫」は、メンバーの安井謙太郎さんが出演している映画「死神遣いの事件帖-月花奇譚-」のエンディングテーマですね。メンバー全員で作詞をしたそうですが、どのように書かれたものですか?

それぞれが書いてきたものを持ち寄り、その中から謙ちゃん(安井謙太郎)が映画のイメージと照らし合わせてワードを抜粋していくという作業で完成しましたが、これまでとは違う作詞の仕方が新鮮で、今後の歌詞作りの参考にしていこうとなりました。この歌詞は何か意味をもたせるというより、ふわっとした雰囲気の中にもきちんとストーリーがある、押しつけがましくないものにすることにこだわりました。

――7ORDER史上、レコーディングに最も時間がかかったそうですね。

終わったのが深夜2時ぐらいだったのかな。最後がキーボードのながつ(長妻怜央)だったんですけど、頭を大きく揺らして、半分寝ながら弾いてるみたいになって、ながつ自身もあまりの眠さに自分が何をやっているのかわからなくなってたんですよ(笑)。これは一旦ストップしたほうがいいとなって、後日、録り直しました。他にも、この曲はアウトロ(曲の終わり)がフェイドアウトなので、ギターのさなぴー(真田佑馬)が「違う! もう1回お願いします。もう1回!」と苦戦していました。

――MVの内容について聞かせてください。

謙ちゃんがメインで、“生と死”をテーマに描いたもので、照明にもこだわりましたし、ラストシーンで僕たちが花のオブジェを囲んでいる場面がとてもキレイなので、これは見ものだと思います。そして、謙ちゃんが「口ピ(唇につけるピアス)」のようなアクセサリーをつけているんですけど、その姿がまるで魚みたいで、ながつが「謙ちゃん、釣り針ついてない?」ってツッコんではみんなで笑っていました(笑)。謙ちゃんも、口元にモノがついているのに違和感があるらしく、徐々にアゴがしゃくれてくるんですよ(笑)。映像を改めて見たらちょっとしゃくれていたので、ここも注目していただきたいところです。

――CDに収録されている楽屋トークで、「モロ(諸星)に注目して」というメンバーの皆さんの発言がありましたが…。

蓋を開けてみたら、僕がストーリーテラーみたいなポジションになっていたんです。謙ちゃんが倒れていて、その隣に黒づくめの僕が立っていて、どうみたって「やったの、お前だろ」みたいな(笑)。まさかの黒幕という大役に抜擢していただきました。

 

7ORDERは“異質であること”がストロングポイント

諸星翔希 7ORDER インタビュー タウンワークマガジン townwork――早いもので今年も残り1ヶ月半となりましたが、2022年はどんな年になりましたか?

「THE STAR NEXTAGE」でフェスデビューしたことが大きかったですね。BE:FIRSTやIVEなど勢いのあるグループがラインナップされている中、僕たちはどう戦えばいいのかと考えて立ったステージでもありましたし、自分たちのストロングポイントにも気づくきっかけになりました。

――ストロングポイントはどんなところですか?

“異質であること”です。僕たちはアイドル出身だし、ダンスもやれば、バンドもやる。ロックフェスで演奏しながら、途中踊り出すこともあって、観ている側に「何、どうしたの? この人たち踊るんだ!?」という驚きを与える。どの界隈へ行っても“変なヤツら”だと思わせることが強みだなと思ったんです。どちらもやる人って、今の日本ではあまり見たことがなく、ダンスだってガッツリ踊るし、バンドだって自分たちできちんと音を出す。フェスでご一緒した泉谷しげるさんに「お前ら、本当に音出しているんだな。ビックリしたよ、頑張れよ」と励ましていただいて、ちゃんと楽器をやっていてよかったなと思いました。

――2023年の展望を聞かせてください。

来年は外へ出て結果を残すことが目標です。もっともっと僕たちを知っていただくこともそうだし、音楽ファンや、7ORDERを知らない方たちにも「いいね」って思っていただけるような現場を増やしていきたいです。

――個人でやりたいことはありますか?

音楽活動にもっと力を入れたいです。サックスプレイヤーとしての仕事もしたいし、自分がメインではなく、どなたかのバックで演奏もしてみたい。あとは、好きなジャンルの音楽を突きつめて、何かしらの作品を残したいです。

 

「音楽が好き」という気持ちが僕を支えている

諸星翔希 7ORDER インタビュー タウンワークマガジン townwork――これまで紆余曲折あったと思いますが、対峙した壁や挫折について聞かせてください。

一番の壁はやはり、7ORDERを結成する前でしたね。今後、自分たちがどうなるのかわからなく、暗闇の中にいる感じで、大きな不安を抱えていました。そこからいろいろあり、7人で新しいことを始めると決まってからは、時間が過ぎていくのがめちゃくちゃ早かったです。ここまでの3年ちょっと、いろいろな方に支えていただいて走ってこられたんだなって。最近のことでいうなら、音楽って感覚だけではできないところがあって、数学みたいな感じでめちゃくちゃ頭を使わなきゃいけない。そこに対しての知識がなかったので、毎日の勉強に疲れます。最初は苦痛に感じていましたが、それが定着し、日課になってくると、自分にインプットしていくのがどんどん楽しい作業になってきたんです。最近、やっと壁を超えたかなと感じています。

――音楽を語る諸星さんの表情がとても生き生きとしていて、充実した様子がうかがえます。そんな日々の原動力になっているものは何ですか?

「音楽が好き」という気持ちです。興味がないものだとやる気すら出ませんが、音楽に対するピュアな思いがあるからこそ、どんなに高い壁でも挑戦する気になれます。

――好きだからこその大変さはありませんか?

僕は「好きになろう」と思って、好きになった側の人間なんです。もともと楽器をやっていたわけではなく、グループの一員になったことでサックスを始めたので最初はあまり興味をもてなかったのですが、好きにならないと演奏の技術は向上しないと思って、音楽を聴きまくり、いろいろなライブに行って生の演奏にふれているうちに「あれ?好きかもしれない」という気持ちに変化し、気がついたら本気で好きになっていました。

 

「この人じゃないと成立しない」という仕事ができる人間になりたい

諸星翔希 7ORDER インタビュー タウンワークマガジン townwork――仕事をするうえで大事にしているのはどのようなことですか?

「僕にしかできないことをやる」ですね。音楽活動でも俳優業でも「これは僕じゃなくてもよくね?」って思うものがあるんですよ。そうではなく、僕にしかできないこと、僕でなければダメなこと――ステージでも、このようなインタビューでも、「この人じゃないと成立しない」というような人間になりたいと思って、頑張っています。

――いろいろな個性をもった皆さんに囲まれ、切磋琢磨していると思いますが、諸星さんにとって7ORDERはどんな存在ですか?

不思議な存在です。今現在の僕の大地であり、栄養でもある。7人での活動っていうのが根っこにあって、そこを軸に生きてきたので、今でもそうだし、今後もそうであればいいなと思っています。

――夢や目標に向かって奮闘する同世代の皆さんへアドバイスしたいことはありますか?

僕もまだまだ夢を追いかけている途中ですが、好きなことだったら何でも頑張れると思うんです。だから、本当に好きなこと、やりたいことを見つけるのが大事なのではないでしょうか。「自分はこういうふうになるんだ」と目標を決めて、言霊になるかもしれないから周囲に言いまくる。言いまくったら否が応でもやらなくてはいけないので、時には自分を追い込むことも必要だと思います。

 

■Profile
諸星翔希
(もろほし・しょうき)

1994年10月13日、神奈川県生まれ。2008年より芸能活動を開始し、2019年「7ORDER project」が始動。2021年にメジャーデビューを果たす。12月7、8日、ツーマンライブ「7ORDER×ナタリー Happy Jack!」(TOKYO DOME CITY HALL)を行うほか、来年3月に3rdアルバムを発売、4月よりホール&アリーナツアーを開催する。

◆7ORDER project Official Site:https://7orderproject.com/
◆7ORDER Official Twitter:@7order_official
◆7ORDER Official Instagram:@7order_project_official
◆7ORDER Official YouTube:https://www.youtube.com/7ORDERproject

■作品情報
「Growing up / 爛漫」11.16 Release!!

諸星翔希 7ORDER インタビュー タウンワークマガジン townwork
初回限定盤A(CD+DVD)¥2,530

諸星翔希 7ORDER インタビュー タウンワークマガジン townwork
初回限定盤B(CD+DVD)\2,530

諸星翔希 7ORDER インタビュー タウンワークマガジン townwork
初回限定盤C(CD+DVD+PHOTOBOOK)¥3,300

諸星翔希 7ORDER インタビュー タウンワークマガジン townwork
通常盤(CD ONLY)\1,430

編集:ぽっくんワールド企画 撮影:河井彩美 取材・文:荒垣信子

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