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2016年03月31日

大学入学前に友達ができる!? Twitterプロフィールの書き方を考察してみた

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筆者のようなおじさん(35)には信じがたい文化だが、昨今のデジタルネイティブ世代は大学入学前にSNSで友人をつくるらしい。スマホを介した虚ろなつながりには賛否もあろう。だが、入学前に“ぼっち”のリスクを回避するためにも、事前にコミュニティの下地をつくっておくのはかしこい手段かもしれない。

では、たとえばTwitter上で同じ大学・学部の人とつながる際、相手に好感を抱かせるにはどんなプロフィールが望ましいのだろうか? 今回、編集部の命を受けた筆者は、「入学前に友人をつくれるTwitterプロフィール」の作成に着手することにした。

現役大学生と倍近く年が離れている上に、趣味嗜好もやや特殊であるため、被験者として今の若者の参考になるか若干の不安もあるが、試行錯誤の様をご覧いただきたい。

筆者近影。後ろ姿ですいません。

筆者近影。後ろ姿ですいません。


 

ミッション:魅力的なTwitterプロフィールを自力で作る

<検証1>まずは「ありのまま」を書いてみる

まずは好感度とか意識せずにTwitterのプロフィールをつくってみよう。35歳の筆者が春から大学生になると仮定し、現在のスペックをありのままに記してみる。

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年齢や体型、趣味など思いつく限りのパーソナルデータを、とりあえず詰め込んでみた。LINEをやりとりする仲に進展することを見越して、あらかじめメッセージの返信が遅いことも予告してある。春から大学生になるという部分以外は、全て真実である。

ただ、正直ではあるが、10代のクラスメイトに向けた自己紹介としては、負を抱え過ぎている気がする。前途洋洋な大学生が、痛風持ちでレスの遅いなんJ民と友達になりたいと思うだろうか。思うわけがない。

 
<検証2>ネガティブ濃度を薄めるべく、オブラートに包んでみる
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痛風を「尿酸値が高い」に言い換え、健康不安の緊迫感を緩和。メールやLINEのレスポンスは「時間を要する」という表現にぼかしてみた。その他も全体的にアラフォーの哀愁を薄める表現を心がけたつもりだ。(なお、「M2層」とは広告・放送業界のマーケティング用語で35歳~49歳の男性を指します)

しかし、これでもまだ、10代と仲良くなるには距離がある。箇条書きの乾いた文体もよくないかもしれない。

 
<検証3>若者言葉を取り入れ、ポップにしてみる
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(※1)…「とは言っても、いわば」の意味。枕詞的に使われるケースも多い
(※2)…「男子大学生の略。JD(女子大生)の対義語
(※3)…「童貞」の略
(※4)…「やばい」に「たん」を組み合わせた言葉。ほかに、かわたん(かわいい)、つらたん(つらい)などがある
(※5)…「(LINEにおける)既読スルー」の意味
(※6)…「めんどくさい」の意味。EXILEのメンバー、関口メンディーさんが語源

全体的に女子中高生のSNSを参考にしてみた。言葉の使い方が合っているかどうかは定かではない。だいぶ若者に歩み寄ったと思うが、ちょっと媚びすぎだろうか。

■結果■
と、3パターンのプロフィールを作ってみたが、これで誰か友達になってくれるだろうか? いや、なってくれない気がする。

 

現役大学生のプロフィールを考察。「SNSで友達づくり」3つのポイント

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というわけで方向転換。ここは素直に、現役新大学生のアカウントを参考にしてみることにしよう。Twitterで「春から 大学生」などと検索すると、多数のアカウントがヒットする。そのなかから「同じ大学・学部生とのつながりを求めている人」に絞ってプロフィールを分析すると、以下3つの傾向が見えてきた。

<ポイント1>自己アピールをしない

自己PR_NG
最も多かったのは、中学・高校の学歴や、好きなアーティストなどを羅列しただけのシンプルな自己紹介。性格や身体的特徴、その他パーソナルな情報を開示したものはほとんどなく、趣味にさえ言及しているプロフィールはそう多くなかった。

ふれていたとしても「ゲームやアニメもある程度わかります」くらいのトーンで、コアな趣味趣向に寄り過ぎない立ち位置を守っていたりする。彼らにとって大学用のアカウントはあくまで同じ大学・学部のゆるいつながり、きっかけをつくるもので、そこに過度の自己アピールは必要ないのかもしれない。

<ポイント2>「SNS初心者」を強調する

初心者
また、「受験が終わったからTwitterはじめました」「大学用に初めてアカウントつくりました」など、SNSビギナーであることをにおわせるプロフィールも目立った。そこには「初心者だからおてやわらかに」というニュアンスが込められているが、本当にビギナーなのかは定かでない。

<ポイント3>謙虚な姿勢を貫く

謙虚な姿勢
さらに、多くのプロフィールに共通しているのが謙虚さだ。いわゆる意識高い系の自分語りやスペック自慢は皆無で、みな一様に慎ましい。特に、「無言フォロー」に対しては丁重な姿勢が見られ、「同じ学校・学部の人はなるべくフォローします」と記載してあるプロフィールの多くに、「無言フォロー失礼します。よろしかったらフォロバお願いします」といった、ことわりの一言が添えられていた。

学生のSNSは友人・知人同士の内輪のやりとりが多いため「知らない人からのコンタクト」に、より敏感なのかもしれない。そのため、無言フォローは失礼、嫌われるという共通認識が広く浸透しているのだろう。
 

まとめ:好かれるより「嫌われない」が大事

まとめると、彼らのプロフィールからは「好感を得よう」ではなく、「嫌われる要素を省く」傾向が強く感じられた。上から目線、偏った思考、自分語りといったネットで叩かれがちなアピールを排除し、最低限の無難なデータにとどめているのだ。そこには、「大学用のアカウントでは外面よく広いつながりを求め、コアな交流は“裏アカ”で楽しむ」といった、したたかさも垣間見える。今時の10代は大人より余程、SNSにおける身の処し方を心得ているのかもしれない。

よって、あくまで大学前の関係づくりが目的なら、プロフィールで余計な色を出さないほうがよさそうだ。こんなふうに。

スクリーンショット 2016-03-30 17.05.04
うん、謙虚でとても好ましい。当たり障りなく無害な感じがするので、「とりあえずつながってもいいか」という気にはさせられると思う。ちなみに、おじさんであることがネックにならないよう具体的な年齢は伏せたが、最後にさらっと「昭和生まれ」と書くことで現役ではないことも正直に明かしている。

ともあれ、これからTwitterで「友達づくり」をする人は、上記のポイントを参考にしてみてはいかがだろうか? 入学式まで待ったなしだが、今からでも遅くはない。不安だらけの大学生活に向け、知り合いは一人でも多いほうが心強いはずだ。

 
文:榎並紀行(やじろべえ)