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2023年12月11日

フリーターとは。アルバイトやニートとの違い、正社員に就職する方法を解説

フリーターとは タウンワークマガジン townwork
フリーターという働き方について、いい印象を抱く人、不安な印象を抱く人さまざまかと思います。この記事では、フリーターという言葉の定義から、アルバイトやニートとの違い、正社員との違いについて解説します。

フリーターとは

フリーターとは、厚生労働省によると「学生や主婦(夫)を除く15~34歳の若年層の中で、雇用形態がアルバイト・パートである人、またはアルバイト・パートの仕事を探している人」とされています。実際は、アルバイト・パートとして働いている人だけでなく、求職中の人も指す言葉として使われています。

フリーターとアルバイトの違い

フリーターもアルバイトも、雇用形態がアルバイトであることに変わりはありませんが、フリーターは、学校を卒業した既卒者を指します。同じ既卒者でも、主婦(夫)のパートタイム労働者は、フリーターではなく、パートと呼ぶのが一般的です。

フリーターとニートの違い

ニートの定義は、厚生労働省資料によると「15~34歳で、非労働力人口のうち、家事も通学もしていない者」とされています。つまり、就業しておらず、かつ就業の意思がなく、学生でも家の手伝いもしていない状態を指します。
一方、フリーターは、アルバイトとして働いているか、働く意思がある人を指すので、そこが違いになります。

フリーターと正社員の違い

アルバイトで収入を得て生活するフリーターは、正社員と比較するとどのような違いがあるのか、収入面や仕事面などを中心に解説します。

業務内容や責任範囲の違い

正社員は、会社の利益に貢献することが求められるため、業務に深く関わり任される仕事の範囲も広い傾向にあります。一方、アルバイトは、一般的には会社のサポート業務を担当するため、業務内容や責任範囲は軽い傾向にあります。正社員と比べると未経験でも挑戦しやすい仕事が多い、辞めやすかったりしますが、組織や会社の都合で仕事がなくなることもあります。

雇用契約期間の有無

会社の利益に貢献することが求められる正社員は、原則雇用契約の期間に定めのない無期契約ですが、アルバイトは雇用期間の定めがある有期契約のケースもあり、正社員の方が雇用は安定しやすい傾向にあります。厚生労働省によると、パートタイム・有期雇用の労働者を雇用する企業のうち複数回答ですが、51.4%が無期雇用のパートタイムを、27.1%が有期雇用のパートタイムを、23.2%が有期雇用のフルタイムを雇用していると回答しています。

月収額の安定性

一般的に、正社員は月の基本給が決まっている月収制のため、祝祭日に関わらず収入が一定です。一方、フリーターなどのパートタイム労働者は、時給制や日給制が多く、祝祭日やシフトに入った日に応じて、月の収入が変わります。

平均年収で約100万円の差

仕事への責任範囲の差は、基本給の違いにも表れます。厚生労働省の年収調査によると、正社員・正職員の年収は328 万円、アルバイトなど非正規雇用は年収221万円となり、1年間で約100万円近くの差があります。正社員は、賞与や昇給や昇進の機会があるので、生涯年収の差は年々大きくなりやすいです。

福利厚生の違い

雇用保険、健康保険や年金などの社会保険の加入や有給など法令に基づく福利厚生は、働く期間や時間によって適用条件が決まるため、雇用形態による差はありません。一方、会社独自に設けている手当や会社の施設利用などの福利厚生についてはアルバイトだと対象にならないものもあります。

社会的信用度の違い

住宅購入など大きな金額のローンを組む際に、返済能力の有無について金融機関から審査が行われますが、正社員の方が審査に通りやすく、フリーターは融資が降りなかったり、融資額が下げられたりすることがあります。

フリーターから正社員になる方法

ここからは、フリーターが就職して正社員になる主な方法について解説します。

正社員登用制度を利用する

フリーターから正社員を目指す方法の一つとして、社員登用制度のあるバイト・パート先で働き、実績や経験を積んで、正社員登用を目指す方法があります。正社員登用制度を導入する企業や業種は多岐にわたります。転職する際に確認してみると良いでしょう。

紹介予定派遣を利用する

紹介予定派遣を利用して正社員を目指す方法もあります。紹介予定派遣とは、一定のあいだ派遣先の企業で働き、その後、企業と本人の双方が合意すれば直接雇用を結ぶものです。通常の派遣と違い、派遣期間は6ヶ月までになります。注意点としては、直接雇用されても必ずしも正社員になれるわけではなく、契約社員の場合もあります。

求人サイトの正社員案件に応募する

転職向けの求人サイトには、経験者だけでなく、正社員としての実務経験のない未経験者でも応募できる募集があります。求人内容に、企業側が求める人物像や、最低限必要なスキルが提示されているので、条件に合うなら就職するチャンスはあります。フリーターとしての経験が活かせる募集もあるので、探してみるのもいいでしょう。

ハローワークを利用する

国の行政機関であるハローワークを利用して就職を目指す方法もあります。ハローワークは企業側が無料で求人を出せるので、取り扱い件数は民間の求人サイトより多いのが特徴です。就職相談や職業訓練の窓口もあるので、スキルや経験が足りないと感じている人はこれらを利用することも検討してみましょう。

就職・転職エージェントを利用する

就職・転職エージェント会社に登録し面談などで希望条件を伝えると、求人案件の紹介をしてくれるサービスです。仕事選び、書類対策、面接対策までフォローしてくれる会社が多いのが特徴です。エージェント会社によって、得意な業界が異なります。若手やフリーターを支援するサービスもあるので、トライするのも良いでしょう。

フリーターから正社員になるための準備

フリーターから正社員を目指すためには、やみくもに行動を起こしても効率的ではありません。事前に必要な準備をした上で行動を始めましょう。

自分の経験やスキルを活かせる仕事を考える

学生時代のアルバイト経験、フリーターとしての経験、その他にも資格の有無や特定スキルを振り返り、どの業界や仕事で自分の経験・スキルを活かせるかを整理します。例えば、接客バイトの経験が長ければ、同じサービス業や、積極的に売り込む営業職などにも応用できる可能性があります。

志望動機や自己アピールを固める

志望動機と自己アピールは、履歴書・職務経歴書を作成する際や面接時に必要になります。採用されるにはこれらを説得力のある内容にすることが重要です。ポイントは、自分のスキルや経験、考え方が応募先の企業のメリットになることを伝えることです。応募先のHPに掲載されている経営理念や、先輩社員の情報などを参考にするのも有効な方法です。

フリーターとして働いている理由を整理する

フリーターが正社員募集に応募する場合、多くの企業は「フリーターから正社員になりたい理由」を聞いてきます。明確な理由がある人も、ない人も、積極的に仕事をしていきたい意思を伝えることが大切です。

▼フリーターから正社員転職|成功させる志望動機・自己PRの伝え方(見本付)
//townwork.net/magazine/knowhow/mensetsu/t_mst/85754/

更新履歴:
2023年7月14日
2023年12月11日

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