スマートフォン用サイトを表示

アルバイトや転職に役立つ情報が満載!最新のお仕事ニュースなら【タウンワークマガジン】

2025年03月27日

「了解しました」は敬語なの?「承知しました」との違いや使い方の例文を紹介

「了解しました」は敬語なの?「承知しました」との違いや使い方の例文を紹介 townwork タウンワーク
バイト中の接客や目上の方との会話の中で、つい使いがちな「了解しました」というフレーズ。「了解しました」は正しい敬語なのか迷ったことがある人も多いのでは?敬語や言い回しを正しく使えないと時には相手に失礼な印象を持たれてしまうことも。今回は「了解しました」の正しい敬語表現や言い回し、使い方について解説していきます。

「了解しました」は敬語ではない

「了解しました」はカジュアルな場面での「分かりました」という表現に適していますが、バイト中の接客やビジネスシーンで使うことはふさわしくありません。ここではどういう場面で使い分けるか紹介します。

「了解しました」の意味

「了解」には事情を思いやって納得すること、理解することといった意味が含まれています。単に理解したということだけでなく、「指示通りに行動する」「要望に応える」といった実行の意思も含まれることが多いです。命令を受けた際の短い返答として使われるのが由来です。

「了解しました」はお客様や上司への返答には適さない

「了解」はフランクな表現と捉えられることが多く、特に目上の人やお客様に対しては避けたほうがよいでしょう。「了解しました」の謙譲語である「了解いたしました」 も人によっては失礼と感じることもあるため、使わないようにしましょう。

「了解しました」は同僚や部下には使ってもいい

「了解しました」は謙譲語ではなく、丁寧語なので同僚や部下には使っても失礼にはあたりません。同期チーム内での業務連絡、同僚からの依頼への返答、部下への指示確認のような時には適切です。

「了解しました」の言い換えには「承知しました」を使う

バイト時のお客様の接客や上司とのやり取りなど目上の人には「承知しました」適しています。ここからはその意味や使い方を紹介します。

「承知しました」の意味

「承知」には相手の事情や依頼を知って理解し、受け入れることといった意味が含まれています。「承知しました」というフレーズは、お客様・上司など、目上の人に「了解しました」と同様の意味で使っても失礼がない表現となっています。

「承知いたしました」は「承知しました」の丁寧語

「承知しました」をさらに丁寧な表現にしたい場合は「承知いたしました」を使用します。「承知いたしました」は、謙譲語と丁寧語の組み合わせであり、二重敬語にはならないのでビジネスマナーとしても問題なく安心して使えます。

【例文付き】「了解しました」と「承知いたしました」の例文

同僚や部下に対しては「了解しました」、接客時のお客様や上司など目上の方に対しては「承知いたしました」を使います。それぞれ返答の例文を見ていきましょう。

「了解しました」を使った同僚・部下の人への例文

<「了解しました」を使った例文①>
「資料の修正に関して、了解しました。修正して明日までに送りますね。」
<「了解しました」を使った例文②>
「来週のシフト変更の件、了解しました。〇〇さんと〇〇さんを入れ替えますね。」

「承知いたしました」を使った目上の人への例文

<「承知しました」を使った例文①>
「資料のご確認いただきありがとうございます。承知いたしました。早速ご意見を取り入れてまいります。」
<「承知しました」を使った例文②>
「お打ち合わせのご希望日程、承知いたしました。当日は当店舗の事務室をご用意しております。」

「承知いたしました」を使ったバイトの接客時の例文

<「承知しました」を使った例文①※対お客様>
「ドリンクのご注文の変更、承知いたしました。アイスコーヒーをアイスティーに変更いたします。」
<「承知しました」を使った例文②※対お客様>
「ご予約の日時ですが、3名様で16時から18時に変更を承知いたしました。」

「了解しました」のその他の言い換え表現

「了解しました」の言い換え表現をいくつか紹介します。

「わかりました」

「わかりました」は相手の話や物事に対して、理解や納得したことを意味する表現です。「わかった」の丁寧語ですが、目上の人に使うのは避けるべきです。

「かしこまりました」

「かしこまりました」は「わかりました」と同様に理解や納得したことを意味する表現ですが、謙譲語なのでお客様や取引先に対して使うことが適している言葉です。

「了承しました」

「了承しました」は「了解しました」より強く理解している、納得し認めているという意味合いが強いです。「了解」と同じく、目上の人に対して使うことは避けるべき表現となります。

「承りました」

「承りました」とは、「聞く」「受諾する」の謙譲語です。ビジネスシーンで目上の人に何か頼まれたときに使う表現で、頼み事を引き受ける際などに使用します。

「同意いたします」

「同意いたします」は相手の意見に賛同・承諾する意味合いで用いられます。「いたす」という謙譲語が含まれているため、目上の人に対して使うことが適している表現となります。

「了解しました」の英語表現

カジュアルなシーンでの「了解しました」には、「OK」「Sure」「All right」「I got it」「No problem」などを使用することがあります。また、ビジネスシーンにおいての「了解しました」には、「Of course」「Noted」「I understand」「I’m on it」「Certainly」などを用いることができます。ぜひ、バイトで外国のお客様対応する時には参考にしてください。

※更新履歴:2025年3月27日

※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

早速バイトを探してみよう