バイトの録画面接とは?やり方は?撮り直しできる?聞かれる質問や服装など注意点も合わせて解説
アルバイトに応募すると、「録画面接」が選べる場合があります。録画面接とはどういうものなのか、やり方や撮り直しできるのか、聞かれる質問や注意点などについて解説します。
【目次】
録画面接とは
録画面接とは、スマホやタブレット、PCなどのカメラ付きデバイスで、応募先の指定したURLやアプリにアクセスし、設定された質問に回答していく形式で、ビデオ面接とも呼ばれます。インターネットにつながれば、自宅など自分の都合のよい場所や時間に回答することができます。多くの場合、録画面接は回答期限が決まっており、応募から数日~1週間以内に回答する必要があります。
録画面接のやり方
録画面接は、Webなどで求人に応募すると、メールやスマホのSMSで案内が来ます。応募の際に、録画面接を希望するか、対面を希望するかを選べるところも多いです。
案内されたURLにアクセスすると、専用のアプリをダウンロードするか、そのままWeb画面上で録画面接の説明画面になり、開始ボタンをタップすると録画面接が始まります。
設問は、動画を録画して答えるものと、文章を記述して回答するもの、選択肢から回答するもので構成されていることが多いです。
全ての設問に答え終えたら、送信ボタンを押して完了です。所要時間は応募先企業によりますが、各動画は最大3分程度、すべての回答を完了させるまで15分~30分程度をみておくといいでしょう。
撮り直しはできない場合が多い
バイトの録画面接は、動画の撮り直しができないケースがほとんどです。対面面接と同様に、やり直しはきかないと考えて臨みましょう。
合否結果のもらい方
応募の際に記入した電話番号やメールアドレスに、SMSやメールなどで合否結果の連絡が来ます。結果がくるのは3日~1週間程度、遅くとも2週間以内には連絡がきます。
録画面接で確認しきれなかったことがある場合は、問い合わせ先を用意しているところが多いので、確認してみましょう。
録画面接で聞かれる質問とは
ほとんどの場合、録画で回答する質問は2~3問です。事前に質問を知ることはできませんが、志望動機を聞かれることが多いようです。その他にも、長所や短所、簡単な自己紹介など、企業によってさまざまです。また、「質問があればお話しください」という逆質問が設定されている場合もあります。
・志望動機、応募理由
・長所や短所
・これまでの経験で嬉しかったこと、辛かったこと
・簡単な自己紹介、自己PR、趣味など
・「何か質問があればお話しください」
回答時間には制限があり、制限時間が来ると自動で終了しますが、その前に話し終えたら自分で録画を止めて終わらせることも出来ます。回答時間の上限は、最大3分など長めに設定されています。
最初の設問に志望動機が設定されている場合が多いです。はじめに、「氏名と申します、よろしくお願いします」という挨拶からはじめ、応募先を選んだ理由や、アルバイトをしたいと考えた理由などを話します。その際、例えば、これまでのバイト経験、部活経験、得意なことなどを加えると、より説得力のある志望動機になります。
話し終えたら、最後に「よろしくお願いいたします」というひと言で締めると印象もよくなります。
田運花子と申します。現在〇〇高校の1年生です。姉がアルバイトをしている姿を見て、自分もやってみたいと思ったのがきっかけです。私は、普段から友達や部活の仲間と話すのが好きなので、接客の仕事をしたく、こちらのお店は普段からよく利用しており、一度働いてみたいと思い応募しました。よろしくお願いします。
録画面接での話し方・服装などの注意点
対面面接と違い、会話相手のいない録画面接では気を付けたいポイントがいくつかあります。
話し方と目線
話し方は、対面よりもはっきりと、ゆっくりと話すことを意識します。録画面接を始める前に、スマートフォンなどで、声の大きさや話すスピードなどを事前に練習で録画して確認してみると良いでしょう。
目線は、なるべくカメラを見ながら話します。画面に映る自分の顔を見て話すと、目線が下になってしまいます。カメラの近くにシールなど目印をつけておいて、そこを見ながら話すとやりやすいでしょう。
また、カンペなどメモを用意するのは問題ありませんが、下を向き続けることのないよう、ときどき目線をカメラに戻すようにしましょう。
>【面接対策】バイトの面接で良く聞かれる質問と答え方一覧│志望動機・アルバイト経験・辞めた理由など
服装・髪型
服装は、対面面接と同様にカジュアルなものは避け、襟のあるシャツやブラウスなどきちんとした印象になるものを選びます。白や薄めの色味で、顔色が明るく映るものがおすすめです。用意するのは上半身だけでOKです。
髪型は、表情がよく見えるよう、前髪や顔周りの髪の毛が顔にかからないようにまとめるか、後ろに流しておきましょう。
背景とカメラの位置
動画を撮るときは、部屋を明るくして、背景がすっきりした場所で行います。白い壁の前が理想ですが、なければ家具や装飾の少ない位置を選びます。一時的に白い布や模造紙などで背景を作るのもよいでしょう。カメラは、顔のアップではなく、肩ぐらいまで映るような位置に固定します。本などで高さを調整して、なるべく顔の正面から撮影すると映りがよくなります。
また、周囲の音が入らないよう、窓を締めて静かな状態で録画しましょう。