面接の練習はした方が良い!1人でできる練習方法、チェックポイントなど
転職活動の合否を左右する面接。この記事では面接の練習をしておくとよい理由や一人でできる練習方法、チェックすべきポイントなどを解説します。
面接の練習をしたほうが良い理由
面接の練習を行うことで、自分自身が落ち着いて面接に臨むことができ、また、相手にとってもわかりやすい回答ができるようになります。
本番の面接に落ち着いて臨める
面接の練習では、採用担当者が目の前にいると想定して、面接の場での挨拶の仕方、志望動機などの話し方、質問を受けた時の返し方などをシュミレーションします。本番さながらの場面を繰り返し練習することで、面接当日に自信を持って落ち着いて臨むことができます。
面接で話す内容を磨くことができる
面接の練習を声に出しながらすることで、志望動機などの伝わりやすさ、声の大きさ、スピードが適切かを確認することができます。録画やメモを取りながら、感じた違和感を面接までに調整して本番に臨みましょう。
1人でできる面接練習のやり方
面接の練習は1人でもできます。想定質問に対する回答を考え、実際に声に出し、自分の姿を客観的にチェックします。順を追ってみていきましょう。
想定質問への回答を整理する
まずは、想定される質問と回答を考えて書きだします。箇条書きした後に文章にすると、伝えたいことが漏れなく整理されます。
一般的に想定される質問は下記の通りです。参考にしてください。
・自己紹介/職務経歴
・転職理由/退職理由
・志望動機/自己PR
・勤務条件や勤務開始時期などの確認
・最後に聞かれる質問(逆質問)
声に出して、繰り返し練習する
文章を準備したら実際に声に出して回答してみましょう。質問に的確に答えられているか、自分の伝えたい内容が入っているか、相手に伝わりやすい順番かをチェックしながら違和感があれば修正し、繰り返し練習してください。
録音・録画してチェックする
ある程度、回答がまとまったら、自分の姿を録音・録画してチェックします。話す内容を確認するのみなら録音、話している姿勢や目線を確認するには録画をするのがおすすめです。納得がいくまで繰り返し行います。記録を残しておけば、どこが良くなっているか比較することもできます。
1人でできる面接練習のチェックポイント
面接の練習の成果は、録音や録画したものを利用して客観的に確認することが大切です。
回答にかけた時間
質問内容によって異なりますが、1つの回答に対する時間の目安は1~2分、500~700文字程度です。短すぎると内容が薄い印象になり、長すぎると意欲は感じられても内容が伝わりにくいというデメリットがあります。回答が長すぎたり短すぎたりした場合は、適切な長さに回答をまとめなおします。
話し方や声の大きさ、スピード
聞き取りやすい声の大きさやスピードで話せているかという点を確認してください。「緊張すると早口になる」「あのう」「ええと」などの口癖が多いなど、普段の会話では気づけない癖や違和感を修正し、スムーズに話せるように練習しましょう。
表情や目線、姿勢など
面接では表情や姿勢など見た目の印象も大切です。自然な表情をしているか、姿勢が崩れていないかを確認します。面接で一切緊張しないというのは難しいので、明るい印象をつくりだすポイントとして、「意識的に少し口角を上げる」「まっすぐ顔を上げ、うつむかない」「視線は相手に合わせる」という点を意識しておくと、よい印象になります。
面接を成功させる練習の心得
面接を成功させるには、回答を丸暗記して臨むことが必ずしも正解とは限りません。ここでは、面接の練習に取り組む際に大切にしたい点を紹介します。
丸暗記ではなく、伝えたい要点を押さえるのが大事
慣れていない場合はある程度の暗記は大事ですが、暗記のみに力を入れると、棒読みになりやすかったり、想定していない質問をされた場合に、回答につまりやすくなります。そのため、面接の練習では、丸暗記ではなく、各想定質問に対して伝えたい内容の要点と大まかな話の流れを整理し、頭にいれておくこと大切です。
本番を想定した通し練習をする
面接練習は何日前から、何回位やっておくべきなのでしょうか。練習開始は早いに越したことはありませんが、少なくとも本番の2週間前には始めておきたいところです。回数の基準はありませんが、自信が付くまで繰り返すのがベストです。面接日が近づいてきたら、一度は本番を想定し、最初から最後まで通し練習をしておくことをおすすめします。言葉に詰まっても辞めずに1度全て通しでやってみるのがポイントで、そこで課題があれば修正します。
当日は想定外なこともあると理解する
面接当日は、準備してなかった質問をされたり、面接官が複数人いるなど、予想外のシチュエーションが起きることもあります。まずは、当日にそういうこともあるという心構えが大切で、そのためにもしっかり準備しておきましょう。不測の事態は起こり得るものと心得ておけば、多少の失敗に動揺することなく、前向きかつリラックスして対応することができるはずです。
WEB面接の練習の注意点
WEB面接の練習方法は、基本的に対面の時と同様ですが、設備や周辺環境への注意が必要です。対面面接との違いは、モニターの画面越しであることと、インターネット経由での会話になることです。そのため、表情が暗くならないように照明の明るさを調整しておくこと、通信環境の整った静かな場所を確保することは、最低限必要です。録画して練習する際は、照明の明るさのほか、画面の背景がスッキリしているかも確認してください。可能であれば白壁がベターです。
記事公開日:2024年6月3日
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