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2019年09月18日

転職回数が多い人の面接対策|退職理由・志望動機・自己PRの回答例

転職回数が多いと、少ない人よりも、転職や退職理由を突っ込んで聞かれることがあります。転職回数の多さは、それだけが際立つと不利になりやすいので、しっかり答え方を準備しておきましょう。

「転職回数が多い理由」を聞く意図は?

この質問は、「同じ理由で辞めないか」「仕事に積極的に取り組む姿勢があるか」などを確認するために聞かれます。目的があって前向きに仕事を変えてきたなら、説明できれば問題ありません。なんとなく…や、条件や環境面が原因で変わってきた人は、そのまま伝えると「不満が多い人」と見られやすいので、退職の原因になった理由を細かく伝えるよりは、”何を見つけたか、どんな仕事をしたいか“と “熱意を伝えるようにしましょう。

気づけば回数が増えた…という人

とはいえ、すべてポジティブという人はそう多くないと思います。“なんとく…”と強い理由が説明しづらい人は、率直に当時の自分を反省し、今は前向きに取り組みたいという姿勢を伝えると、より誠実で説得感のある受け答えにできます。

「学校卒業後、コールセンターやカード会社の事務など3社ほどで働いていました。当時は、仕事に対して深く考えず、計画性もなく転職していました。4社目で売上管理のデータ作成を担当し、売上分析の効率改善を自ら提案して皆さんに使ってもらえになりました。この経験をきっかけに、数字を扱う仕事により従事したいと考え、御社の経理部門に応募致しました」

同業種・同職種での転職が多い人

業界や業種が同じだと、転職理由に一貫性を持たせやすくなります。転職を複数したことで学んだ事、それを受けて、なぜここに応募したかをひとつのストーリーで話せるにすると良いでしょう。

「私は飲食店の経営に興味があり、個人経営のお店を中心に、ランチ営業からディナー営業など様々なお店で働きました。その結果、それぞれの業態での売上を上げるポイントの違いが勉強できたことが大変プラスになりました。これまでは、起業を目標にしていましたが、御社の企業理念に感銘を受け、全国規模でその理念の実現に貢献する一員になりたいと思い、応募しました」

業種は共通だが職種に一貫性がない人

仕事内容は変わっても、同じ業界に居続けたことで、次に何をしたいと考えたか、という観点で一貫性のある転職理由から志望動機につながるとよいでしょう。

「私はこれまでアパレルの販売スタッフ、ファッッションECサイトの運営、輸入雑貨店のサイト運営、主に商品の販売に携わってきました。御社を志望したのは、オリジナル雑貨の商品企画に従事したいと考えたからです。これまでの販売や販促の運営の経験から学んだ「お客様のニーズをくみ取る力」を、商品企画に生かしていきたいと考えています」

職種は一貫しているが、業界がさまざまな人

業界が複数にまたぐ場合、応募先の会社で活かせる経験やスキルに重点を置いて話します。活かせる経験が思い浮かばない場合は、複数の会社を経験したことによる柔軟性や協調性などをスキルとして伝える方法はあります。

「大学卒業後に保険会社に一般事務として入社し、以降9年間で4社経験しております。最初は、データ入力が多かったのですが、Excelスキルを磨きたいと考え、4年前に入った3社目以降は、Excelの関数やピボット、Accessを使って分析用のWebサイトのアクセスログデータ集計を担当してきました。御社では、これまでの経験を活かして、売上のデータ管理に貢献したいと思っております」

社風や人間関係、労働条件が理由の場合は?

社風や人間関係、労働条件や環境などが理由で転職を重ねている場合、そのまま伝えると、本当の所はどうであれ、企業研究不足や、他責な人である印象を与えやすくなります。ここは退職した理由よりは、複数の会社を経験したことで身についたスキルを中心に話していく方が良いでしょう。条件面などは、入社を決める前に、改めて採用担当者と疑問点を残さないように確認することがお勧め。以下、いくつか例文をご紹介します。

社風が合わなかった場合の回答例

「卒業後、個人向けの保険営業などを2社経験し、目標への責任感やお客様目線での提案などを身に着けましたが、社風など、自分の企業研究が足りず退職しました。3社目は、これまでの反省を踏まえ、少人数でチームを組む営業組織を重視する会社へ転職し、2年前からチーフを任されています」

残業やシフトなど勤務条件が理由の場合の回答例

「アパレル業界で最初はアルバイトから始め、2社目からは契約社員から正規雇用に代わり、合計約7年間で3社ほど販売員として従事しています。現在は〇〇店のチーフとして、〇名の従業員と一緒に売上目標の達成を目指しています。シフト制で店舗異動も多く、仕事とプライベートのバランスを取りながら、どう働き続けられるかを考えていました。そこで御社のECサイト運営の募集を拝見し、お客様目線でサイト運営に貢献したいと思い、応募いたしました」

履歴書には職歴をすべて書くのか?

原則は、転職したすべての企業や部署異動を履歴書や職務経歴書には書きますが、書ききれない場合は、職歴欄を増やすか、異動は省略するなどして調整するようにしましょう。詳しい書き方は下記ページを参考にしてみてください。

【履歴書の職歴】基本の書き方、職歴が多い、在職中、空白期間などのケース別も

※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

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