スマートフォン用サイトを表示

アルバイトや転職に役立つ情報が満載!最新のお仕事ニュースなら【タウンワークマガジン】

2023年07月24日

契約社員から正社員転職をする人向け|転職理由・志望動機・自己PRの書き方・伝え方

転職 面接 正社員から契約社員 志望動機 転職理由 自己PR タウンワーク townwork契約社員から正社員への転職を目指す場合、応募先企業が、正社員に何を期待しているかを踏まえて、志望動機や転職理由、自己PRを組み立てることが大切です。

契約社員と正社員、求められることの違いとは

契約社員は、企業が定めた期間で労働契約を結んで雇用される形態のため、その期間に力を発揮して円滑に業務を進めることが求められます。
一方、正社員は一般的には長期雇用を前提としているため、中長期的に会社の利益に貢献することを期待されています。売上構築、人材育成、事業提案など、会社を成長させていくために必要なことを考え実行していく判断力や責任感が求められます。

 

正社員を目指す時の転職理由・志望動機・自己PRの組み立て方

一番重要なポイントは、「契約社員から正社員を目指す理由」に説得力を持たせられるかです。そのためには、転職や志望理由を「生活の安定や給与などの待遇」を伝えるのではなく、「これまでのスキルを活かして、(有期雇用と比べ)幅広い業務に携わりたい」ことを整理して伝えることが大切。具体的には、下記のような内容を順番に考えていきましょう。

①転職理由:なぜ正社員になりたいのか
②志望動機:なぜ、この企業なのか
③自己PR:活かせるスキルは何か、どう貢献できるか

 

正社員への転職理由の考え方

正社員への転職理由を考えるときのポイントは以下の2つです。

①前職/現職でやりたかったが、チャンスが少ないことは何か
②それをポジティブに伝える

例えば、「新しいサービスや、業務改善の提案」「色んな部署と協同した仕事」「部下を預かって大きな仕事をする」「人材の育成をする」など、今まででは、任せてもらいにくい業務範囲の広い仕事を洗い出していきましょう。

実際に、面接で志望動機や転職理由を話す際は、「〇〇ができなかった」とネガティブな言い回しはせず、「〇〇をしたい」とポジティブに変換し、意欲を伝えることが重要です。

 

志望動機・自己PRの考え方

<主に志望動機>
①数多くある業界・会社の中から、その会社を希望したのかを説明する
②転職理由で整理した「やりたいこと」ができそうな会社や仕事内容かを確認する
<主に自己PR>
①次の応募先で活かせる経験やスキル、仕事の進め方や大切にしている事を整理する

特に正社員に応募する際は、②の転職理由とつながるような志望動機になるようまとめ、それを志望理由として、履歴書や面接で伝えると良いでしょう。
自己PRの目的は、これまでの仕事から「何ができる・何をやってきた人なのか」「どんな仕事の進め方や考えを持っている人なのか」を伝え、応募先が募集する仕事で活躍できそうかをアピールする事です。
ですので、これまでの仕事を上から順々に話すのではなく、正社員転職では、②の転職理由に期待してもらえるような自己PRになるように組み立てましょう。次に、回答例を職種別に紹介します。

 

職種別の転職理由・志望動機と自己PRの例

ここでは、転職理由を含めた志望動機の例文と、自己PRの例文を紹介します。

販売職を希望する場合

転職理由+志望動機
「今のアパレルブランドで3年間販売に従事し、5名の販売スタッフのチームリーダーをこの1年はしています。現在、顧客管理や店舗運営を店長のサポートとして携わる中、店舗への集客を促進する仕掛けの企画にも注力したいと考えるようになりましたが、今の立場では、それを目指すチャンスが少ないのも事実です。御社は店舗スタッフでアイデアを出し合い、最終判断は現場の店長に任されているという話を伺い、私も正社員で店長を目指したいと思い志望しました」
自己PR
「これまでに20代向けのカジュアルブランドと、30歳前後のキャリア女性向けブランド二つの販売経験があり、現在はキャリア女性向けの商品を扱っています。異動した当初はそれまでとターゲットも商品も全く違うものになり戸惑いもありましたが、商品知識を高めること、さりげない会話の中からお客様の好みを探り、そのお客様に合わせた提案を心がけたところ、昨年度は、自分の顧客を半年で◯◯人ほど獲得し、下半期の売上1位になることができました。これまでの販売経験で培った提案力を活かし、よりお客様が集まる店づくりと売上に貢献したいと思っております」

ルート営業を希望する場合

転職理由+志望動機
「現在は衣類メーカーにて、商品を百貨店に納品するルート配送業務を担当しています。今の仕事は商品をスムーズに納品先へ届けるというやりがいのある仕事ではありますが、業務に向き合ううちに直接売り場づくりにもかかわりたいと思うようになりました。現在の契約社員という立場では、今の会社で、その業務を行うことが難しく転職を考えるようになりました。御社はシャンプーや石鹸など、消費者目線に立った商品づくりをされており、私自身も以前からよく愛用しています。今回の募集は、売り場づくりや商品陳列に関われるルート営業業務であったため、ぜひ挑戦したいと思い、志望しました」
自己PR
「現職では、安全で迅速に各納品先へ商品を届けることをモットーに業務にあたっております。納品物のミスがないよう、受け渡しの際は丁寧な確認を心がけていました。また、納品先では自社製品を少しでも多く売っていただけるよう、挨拶や新商品のPRなども積極的に行いました。その成果があってか、私の担当する配送先ではいつも受注が絶えず、昨年の納品数では部署内表彰をいただきました。この経験を活かして、御社でも納品先の店舗と良好な関係を築き、お客様の手に取りやすい売り場を作り、御社の売り上げに貢献していきたいです」

コールセンターを希望する場合

転職理由+志望動機
「お客様サポートセンターで2年間契約社員として勤務しています。現職でお客様への対応へやりがいを感じる中、後輩育成やマニュアル作成など業務の幅を広げたいと考えるようになりましたが、契約社員でそのポジションに就くことは難しく、転職を決意しました。御社は多種多様な保険商品を提供されており、きめ細かなアフターサービスにも魅力を感じています。また、正社員職では、成果を出せばリーダーに昇格できると拝見しました。私もリーダーを目指し、ゆくゆくは人材育成にも携わっていきたいと思い志望いたしました」
自己PR
「現在の職場では、自社の商品を購入されたお客様からの問い合わせに対応しており、丁寧にわかりやすく解決することを大事に業務にあたっています。昨年度は対応数・解決数ともに上位表彰を受けました。御社でも、これまでの経験を活かしてより多くのお客様をサポートし、丁寧で迅速に結果のフィードバックを行うことで御社のサービス向上に貢献していきたいと思っています」

 

正社員登用制度の選考方法とは

現在、就業している会社が正社員登用制度を導入していれば、転職ではなく、自社で契約社員から正社員に転換するのも一つの方法です。正社員登用制度とは、パート・アルバイト、契約社員など非正規雇用者を正規雇用の正社員に登用する制度です。

正社員の登用基準や選考方法は各企業に委ねられていますが、まずは、一定の就業期間と実績は必要です。その後、書類選考、筆記試験、面接を経て選考されていきます。登用基準や選考方法は事前に就業規則などで確認しましょう。

正社員登用制度とは?バイトやパートから正社員を目指す方法と注意点

 

正社員登用の志望動機の書き方と例文

正社員登用試験に提出する履歴書や面接の仕方は、転職の際と同じです。ただ、同じ企業内でのステップアップなので、「自社で正社員として働くことに値する社員」であることをアピールする必要があります。

志望動機に入れたい内容には主に次の4つがあります。

■志望動機に書く内容
・社内での仕事・役割・実績
・正社員を希望するきっかけ
・正社員登用後に挑戦したい仕事
・中長期的にどう貢献していきたいか

まず、契約社員として社内でどのような仕事に従事し、実績を残したかを整理します。正社員になれば、責任範囲も広がりますが、それだけ裁量の幅も広がります。正社員になって取り組みたい事業がある、これまでの経験を踏まえ長期的に貢献したいなど、相手のメリットにもなる内容を考えるとよいです。たとえ正社員を希望する理由が「安定を求めている」だったとしても、自分都合だけの条件は避けてください。

■志望動機の例文
私は契約社員として4年間システムエンジニアとして従事してまいりました。いくつかの開発に携わる中で、将来的にプロジェクト全体を見渡す責任者として活躍したいと思い正社員登用試験に臨みました。現在は、詳細設計以降の開発とリリース後の保守・運用に携わっていますが、今後は要件定義や設計といった上流工程にも携わりプロジェクト全体に関わる立場として取り組んでいきたいと考えています。正社員として長期的にこれまで以上に貢献できる存在になれるよう努める所存です。

 
※更新履歴
2019年12月2日、2023年7月24日

早速バイトを探してみよう