夏の転職面接の服装│男女別スーツの選び方
転職活動では、真夏の面接でもスーツの着用が基本ですが、汗だくで清潔感を損なうのもNGです。では、夏に適したスーツはどのように選べばいいのでしょうか?この記事では、そんな夏の転職活動時の服装について解説します。
【目次】
夏でもスーツが基本
応募先から指定がなければ、面接は夏でもビジネススーツで行くのが基本です。その際は、春夏用の軽い素材(裏地のない)スーツがおススメです。いかにも裏地のあるウールの冬用スーツは、見てわかりますので、避ける方が無難です。
女性の夏のスーツ選び
夏のスーツの形、袖の長さ
・上下揃いのスーツか、上下別々でもOK
・襟ありテーラードか、ノーカラー
・七分袖以上の長さ
・ネイビー、ベージュ、薄いグレー、白
・リネン素材など
女性の場合、上下が揃ったスーツタイプでも、ジャケット+スカートまたはパンツなど上下別々のものでも構いません。夏は、七分袖で手首を出すデザインも良いでしょう。また、リネン素材など、春夏用の裏地のないものがおすすめです。
色は、明るめのネイビーやベージュ、薄いグレー、白など、より爽やかな印象になるものを選びましょう。
夏場のインナーの種類・素材・色
ブラウスやシャツなどのインナーは、首が詰まっていないVネックなど、鎖骨が見えるものが夏はおすすめです。薄手のシャツであれば、第1ボタンをはずしておくのも良いでしょう。
ジャケットを脱がないならノースリーブもOKですが、気遣いでジャケットを脱ぐことを勧められる場合もあります。半袖以上のものが安心です。
素材は、薄手のさらりとした生地、コットン、リネンがよいでしょう。色は清潔感のある白がよいですが、下着が透けないよう注意します。固い業界・企業でなければ薄いブルー、ピンクなど淡い明るい色でもいいでしょう。
夏場のボトムスは足さばきのよいものを
夏に着用するボトムスは、スカートでもパンツでも問題ありませんが、汗が裏地についてしまい、足さばきが悪くなってしまうものは避けましょう。スカートの場合、形はタイト・フレアのいずれでもOKですが、膝丈まである長さのものにします。
パンツは一般的な細身のもの、特にストレッチ素材を選ぶと、軽やかで動きやすいでしょう。最近では、七分丈、八分丈のパンツもありますが、面接では七分丈〜フルレングスがよいでしょう。
夏でもストッキング+パンプスで
素足はビジネスの場ではマナー違反です。夏でもストッキングを履いて面接に臨みましょう。パンプスはあまりヒールの高くないもの(5cmくらい)までのものがおすすめです。また、ミュールやサンダルなど、かかとやつま先がおおわれていない靴もビジネスシーンには適しません。
「私服できてください」と言われた場合
「私服で」と言われた場合も、カジュアルな私服ではなく、ビジネスカジュアル=ビジネス仕様のジャケット+スカートやパンツで行きましょう。スーツしか持っていないという人は、スーツで行っても構いません。具体的なイメージは、上の「女性の夏のスーツ選び」の段落を参考にしてみてください。
ITやマスコミなど、普段働くときの服装が緩やかな業界の場合は、ジャケットをカチッとさせて、下のスカートに落ち着いた柄ものを合わせるなどの華やかさを入れるのも良いでしょう。
男性の夏のスーツの選び方
男性は、夏場も上下そろったスーツが基本です。ただ、暑いなかでスーツを着用していると、清潔感が損なわれることも。最近では、夏用速乾スーツ、ジャージー素材などをうまく活用したスーツが販売されているので、薄手でシワになりにくいもの、汗ジミになりにくいものを選ぶとよいでしょう。ネイビーや青みがかった色味で清涼感を演出してもいいです。
スーツのワイシャツ、半袖はNG
スーツの下に着用するシャツは半袖ではなく、長袖を選びましょう。シャツはこの季節は必須アイテムなので、洗い替えも用意しておきます。また、襟や袖などは、汗じみで黄色くなりやすいので、黄ばみがあるようなら新しい物を用意しましょう。
シャツの下の肌着ですが、吸汗、消臭機能があるものを選ぶとよいでしょう。暑いからといって、肌に直接ワイシャツを着るのはマナー違反です。体の一部が透けてしまい清潔感を損なう印象になるので注意しましょう。
「クールビズ」「私服で」と言われたら
夏の面接で、「クールビズ」「私服で」と言われた場合、ジャケット+シャツ+パンツで組み合わせた「ビジネスカジュアル」でのぞみましょう。女性と同様、ネイビージャケットとグレーのパンツなどの組み合わせが無難です。ジャケットの下にあわせるのは、色味のあるシャツよりも白シャツを選ぶと、清潔感が演出できます。
また、ビジネスカジュアルの場合は、シャツは半袖でもOKですが、襟のないTシャツ、襟があってもカジュアルな印象のポロシャツ避けた方が無難。また、デニム素材のジャケットやシャツもありますが、カジュアルで軽い印象になるので避けましょう。靴は革靴を選ぶとよいでしょう。