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2019年07月24日

パートでも健康診断って受けられるの? 費用は? ダメといわれたらどうする?

パート 健康診断 タウンワーク townwork正社員として働いていると、会社の負担で健康診断を受けられることが一般的ですが、実はパートとして働いていても、健康診断を受けられるのをご存知でしょうか。では、その費用は誰が負担するのでしょうか、さらに健康診断を受けているときの時給は出るのでしょうか。反対に、健康診断を受けたくないときの断り方など、自身の健康のためにも、知っておきたいパートと健康診断のアレコレについてご紹介します。

【目次】

1.パートでも1年以上勤務していると健康診断を受けられる

パート 健康診断 タウンワーク townwork今、パートとして働いている職場では、健康診断を実施しているでしょうか。対象は正社員のみという会社もあれば、正社員だけでなく、アルバイト、パートまで長期雇用している人は全員、という会社もあります。では、実際のところ、パートでも健康診断を受けられるのでしょうか。確認していきましょう。

パートの健康診断は受診率と労働時間によって変化する

厚生労働省の調査によると、正社員で健康診断を受けている人は90%超(※)と大半をしめていますが、パートとなると受診率はまちまちです。

正社員と同じかそれに近い時間、働いている人(正社員の週所定労働時間の3/4以上働いている)だと健康診断の受診率は91.8%(※)ですが、これが正社員の半分程度(正社員の週所定労働時間の1/2以上〜3/4未満)だと72.1%、それ未満だと58.7%と低くなっていきます。

つまり、パートでも、労働時間が短い人は健康診断を受けていないというのが現状のようです。
※出典:厚生労働省ホームページより

健康診断、パートでも受けるのが望ましい

労働安全衛生法では、パートで働く人であっても、一定の要件を満たす場合は、正社員と同じように健康診断を受けさせる義務があるとしています。その一定の要件とは、先ほど出てきた通り、労働時間と契約期間になります。

(1)1年以上の契約期間があり、正社員の週所定労働時間の3/4以上働いている
→会社が健康診断を受けさせる必要がある

(2)正社員の週所定労働時間の1/2以上3/4未満、働いている
→会社が健康診断を受けさせるのが望ましい

(3)正社員の週所定労働時間の1/2未満、働いている
→規定はありません

以前はパートには健康診断を受けさせなくてもよいと思われていましたが、近年の労働力不足を補うためにも、従業員の健康管理にも配慮する会社が増えてきました。そのため、ある一定の労働時間を満たす人であれば、積極的に受診させるという会社が増えているようです。

扶養内で働いている人は対象外? 適用条件は?

パートで働く人には、夫・妻の扶養内で働いているという人も多いことでしょう。ただ、先ほども説明したように、健康診断に関わってくるのは「所定労働時間」です。「扶養」に関連してくるのは、年間の給与になります。年間の給与は労働時間×時給によって異なってくるので、一概に扶養内だから健康診断が受けられる/受けられないということはありません。

どちらにしても、現在のパート先に健康診断を受けるための条件を確認するとよいでしょう。

健康診断の費用は誰が負担するの?

健康診断を受けるにあたって、気になるのが費用です。現在の法律では、「誰が費用を負担するのか」についての記述がなく、明確ではありません。ただ、正社員や所定労働時間の3/4以上働くパートであれば、会社に健康診断を実施する義務がある以上、会社が費用負担するのが一般的な認識になっています。

 

2.健康診断を受けたいけれど、会社側にNOと言われたら?

パート 健康診断 タウンワーク townwork近年、パートでも健康診断を受けさせる会社が増えてきましたが、それでも「うちは健康診断をやらないから」という会社はあるかもしれません。その場合はどうすればいいのか、解説していきましょう。

パートの健康診断、一部は受けられないところも

冒頭で紹介したとおり、比較的長時間、働いているパートであれば、健康診断を受けている人がほとんどです。ただ、反対からみれば「正社員の週所定労働時間の1/2以上3/4未満」でも4人に1人、それ以下の人なら2人に1人は、健康診断を受けていないことがわかります。厚生労働省も繰り返し「パートでも健康診断を受けるのが望ましい」と通知している通り、まだまだ周知の途上で、「パートは健康診断対象外」と考えている会社も多いのかもしれません。

条件を満たしていることを主張し、受けたいと希望を出す

ただ、パートでも健康診断を受けられることは、年々知られるようになっています。長期間・長時間働いていて、条件を満たしているのであれば、「健康診断を受けたいです」とその旨を担当者に伝えましょう。特に、正社員の週所定労働時間の3/4以上働いている人の健康診断は、会社が受けさせる「義務」があるとしていますので、はっきりと主張してもよいでしょう。

 

3.お給料はでるの? 気になる疑問を一気に解決!

パート 健康診断 タウンワーク townworkでは、健康診断を受けるにあたってその時間は、「時給」は発生するのでしょうか。オプション検査も会社負担になるのか、気になる疑問を解説していきましょう。

健康診断を受けている時間の時給はどうなるの?

「健康診断は受けられるけど、その分の時給は発生しないから」と会社からいわれることもあるでしょう。確かに働いているわけではないし、時給をもらうのもおかしいな、という気持ちにもなりますよね。

ただ、厚生労働省の基準によると、「健康診断も業務として取り扱い、給与を支払うのが望ましい」としています。そのため多くの会社では、所定労働時間内に健康診断を行い、その分の給与も支払っていることが多いようです。

一方で、「時給を支払うのが望ましい」ので、あくまで「時給がでないと違反」ということではありません。そのため、「時給が出たらより手厚く、働く人を大切にする会社なんだな」と理解するのがいいかもしれませんね。

費用は自己負担してと言われたら?

健康診断の費用は、会社が負担すると思われていますが、先ほども説明した通り、「会社が負担する」と決められた法律はありません。そのため、一定の負担が求められることもあるようです。また、会社が健康診断を受診する医療機関を指定している場合には、「その場所以外」で受けた際に健康診断の費用は自己負担となるのもやむを得ないでしょう。

また、オプション検査や再検査は会社の義務に含まれません。希望するなら自己負担となります。

 

4.健康診断、受けたくない場合はどうしたらいいの?

パート 健康診断 タウンワーク townwork会社の健康診断をわざわざ受けたくないという人も、中にはいるかもしれません。その場合の対処法について紹介しましょう。

体調は変化する。健康診断は受けたほうがお得

健康診断は、基本的には受けたほうがお得なものです。昨年と変わらないと思っていても、体調は年々変化するもの。ちなみに、加入する健康保険にもよりますが、自己負担で健康診断を受けようとすると1万円近くなることも。会社にもよりますが、時給が出て、さらに自己負担分もゼロ〜少額であれば、受けておいてソンはありません。

受けたくない理由がある場合は正直に伝える

ただ、「健康状態を知られたくない」「会社の人といっしょに健康診断を受けたくない」「自己負担するのは嫌」「病院が遠くてイヤ」などとさまざまな理由で、健康診断を受けるのが負担になる人もいることでしょう。その場合は担当者に包み隠さず伝えましょう。受けたくない理由が、受診時間や病院などであれば、意外と融通をきかせてもらえるかもしれません。

 

自分や家族のためにも健康診断を受けてソンはない

パートなどの働き方、職種を問わず、どんな人でも体・健康が資本です。健康を損なってしまっては、働きたくても働くことができなくなってしまいます。また、どんな病気でも「早期発見・早期治療」が基本です。健康診断で自身の健康状態を知り、適切に体調管理をしましょう。

また、今、新しい職場を探しているという人であれば、「パートを含めて全員に健康診断をしている会社」をひとつの目安にしてもいいですね。面接時にさり気なく「健康診断は受けられますか?」と聞いてみてもいいでしょう。働く人の健康にそれだけ気を使ってくれる会社であれば、きっと長く気持ちよく働けるはずです。

監修者
山口剛広
特定社会保険労務士・ハラスメント防止コンサルタント
山口社会保険労務士事務所 代表 
2002年山口社会保険労務士事務所を開業。企業のパートナーとして、争いを未然に防ぐための労務相談に力を入れている。行政や省庁が実施する「労働条件審査」において数十社に及ぶ審査実績がある。公的機関などで相談員を務める傍ら、ラジオ出演にて労務相談を担当するなど、〝相談ができる社労士″として活躍している。
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