【フリーター向け】バイトを円満に辞めるためのオススメの理由と伝え方
バイトを辞めたいと思う理由は人それぞれ。中には、人間関係や会社の待遇が不満で辞める人もいるかもしれませんが、できれば円満に辞めたいものです。ここでは、バイトを円満に辞めるための退職理由と伝え方について紹介します。
【目次】
退職希望日の1カ月以上前に、職場の一番偉い人に直接伝える
バイトを辞めたいと思ったら、辞めたいと思う日の1ヶ月以上前に、店長や上司など、同じ職場で働く一番偉い人に伝えましょう。その際は、メールなどではなく、電話もしくは直接会って伝えます。相手が忙しそうにしていたら、「ご相談したいことがあるのですが、お時間よろしいですか?」と相手の都合を確認してからにしましょう。
辞める時期については、なるべく繁忙期や人手不足の時期を避けるとバイト先もスムーズに受け入れてもらいやすいでしょう。ですが、繁忙期のタイミングでベテランのアルバイトが辞めてしまうと、困る企業もあるので、タイミングが図れるに越したことはありません。
法律上は労働者の都合での退職の場合、2週間前に申告をすれば退職可能ですが、円満に辞めるためには、少なくともとも1ヶ月前には伝えるのが無難です。アルバイトとして働いていた期間の長さや、就いていたポジションにもよりますが、主力となっていた人は、なるべく早く、前もって相談しておくとスムーズです。
フリーター向けおススメ退職理由の例文
企業としては優秀な人材にはずっと働いていてほしいので、引き止められることもあります。引き止められて、ズルズルと辞めるタイミングを逃さないよう、退職理由はしっかりと伝えることが大切です。
理由1:やりたいことのため
やりたいことがあって辞めるというのは、周りも納得してもらいやすい退職理由になります。
「今までお話ししていませんでしたが、英語に関わる仕事に就きたいと思っており、語学の勉強をしていました。将来のことも考え、貿易関係の会社に就職したいと思っておりますので、◯月いっぱいで辞めさせていただいてもよろしいでしょうか?」
理由2:もっと稼ぎたいから
給料を増やしたいという理由も、退職理由として受け入れてもらいやすい理由になります。あくまでも、不満や愚痴ではなく、将来のためにもっと稼ぎたいという前向きな気持ちを伝えることがポイントです。
「現在一人暮らしをしており、より多くの生活費を稼ぎたいと思いますので、◯月いっぱいで退職させていただけますでしょうか?」
理由3:別のスキルを身に着けたいから
資格を取りたい、将来を見越して専門的なスキルを身に着けたい、そのために別の仕事や勉強に時間を費やしたいという希望も、周囲に納得してもらうのに有用な退職理由になります。「接客業をやっているが、プログラマーの仕事に就くための企業研修を受けてみたい」「医療事務の資格を取りたい」など、前向きな理由にしておくと好感が持てますし、応援してもらいやすいです。
「医療系の分野に興味があり、医療事務の資格を取りたいと思っております。勉強に専念するために、◯月×日でバイトを辞めさせていただきたいのですが、よろしいでしょうか?」
理由4:就職活動に専念するから
正社員への就職活動に専念する理由もアルバイトを退職する理由として無難です。その際「じゃあうちで社員になってよ」と提案される場合もありますので、もし他社に行きたい場合は、バイト先での就職を断る理由まで考えておくといいでしょう。
「今まで大変お世話になり、いろいろと教えていただきましたが、自分の年齢のことも考え、就職活動に専念するためにアルバイトを退職させていただきたいと思っております。○月いっぱいで辞めさせていただきたいと考えているのですが、よろしいでしょうか?」
※もし「うちで社員にならない?」と言われて断りたい場合
「お話しは大変ありがたいのですが、◯◯業界(◯◯会社)に興味があり、そちらを受けてみようと思っております。申し訳ありません」
理由5:就職が決まったから
就職が決まっている場合には、正直にそのことを話しましょう。どこの会社に就職するなど、具体的な話まではする必要がありませんが、「○月○日が入社日となりますので、それまでには辞める必要があります」など、いつまで働くことが可能なのかということはしっかりと伝えておきましょう。
「今までお話ししていなかったのですが、実はこの度、就職が決まりました。◯月○日が入社日となりますので、◯月いっぱいで退職させていただきたいと思います」
使わないほうが良い退職理由
上で紹介をした事例のように、そのまま正直に伝えても快く受け入れてくれそうな退職理由がある場合には、その理由をそのまま伝えればOKです。しかし、「面倒だから」「仕事に飽きた」など、ストレートに伝えられないような退職理由である人もいるかもしれません。そのまま正直に伝えてしまったら相手の気分を害してしまうような理由の場合は、「一身上の都合で」「家庭の事情で」など、一般的な理由にしておきましょう。
また、「人間関係」「仕事内容が不満」「待遇が不満」などの不満は、それ自体は退職理由としてよくあるものですが、企業側の努力で改善の余地がある問題でもあります。「Aさんとの人間関係が不満なら、Aさんに注意をしておくから続けてください」などと引き止めに合う可能性があるので理由にしないほうが良いでしょう。ただし、改善してもらえれば続けたいと思うのであれば、正直に伝えるのもひとつの手段です。
まとめ
アルバイトは辞めるまでが仕事ですので、在籍をしているギリギリのタイミングまでは、自分と周囲の人が気持ち良く働けるように努力をする必要があります。ポジティブな気持ちで次のステップを踏めるように、早い段階で上司と相談をして、できるだけ円満に辞められるような退職理由を考えておきましょう。時間が経過してからまたその企業を訪れる機会があっても、気持ちよく挨拶ができるような辞め方をするのが理想です。
※初回公開2017年3月27日