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2021年05月13日

バイトを始めたが今すぐ辞めたい…。バイトの即日退職って可能?<専門家監修>

バイトをはじめたが今すぐ辞めたい・・。即日で退職することは可能?
アルバイトを始めたものの「すぐにでも辞めたい」と悩んではいないでしょうか。この記事では、研修期間などアルバイトを始めたばかりでも即日退職することは可能なのか、またその際に懸念されることや退職の伝え方、給料などについて解説します。

まずはバイト先に相談。合意すれば即日退職可能

アルバイトやパートなど、働く人に適用される法律は主に「労働基準法」と「民法」になりますが、結論から言うと、会社と本人の同意があれば、契約期間中でも即日退職が可能です。

バイトを始める前に提示された労働条件通知書や雇用契約書に「退職の申し出は1カ月前」等と書いてある場合は、即日退職を希望する場合はトラブルにならないように話し合いで解決するようにしましょう。ただし、民法627条(詳細は後述)では、契約 期間が定められていないときは、2週間前に辞める旨を伝えれば辞められるとしているため、権利の主張が可能なことは覚えておきましょう。
即日辞めたい理由はいろいろあるかもしれませんが、まずは上司や店長など同じ現場で働く一番偉い人に事情を話して、辞めることが可能かどうか、相談してみましょう。

原則はいつでも辞めることができますが、新しいバイトの補充やシフト変更などバイト先での調整が必要な場合は1カ月くらいは続ける必要があることもあります。くれぐれも、仕事を無断で休んで他人に迷惑をかけることのないよう、マナーを守ってトラブルなく辞めるようにしましょう。

 

法律上は「意思表示後2週間」で退職できる

試用期間中など、アルバイトを始めて間もない期間で退職することはできるのでしょうか。民法627条では「特に雇用期間が決まっていない場合はいつでも退職を告げることができ、雇用契約は退職を申し出た2週間後に解除となる」旨の文言が定められています。

つまり民法によれば「退職したい」と言ってから最短で2週間が必要になりますが、どうしても即日退職したい場合は上司や店長など同じ現場で働く一番偉い人に退職について相談しましょう。

 

退職意思の伝え方

退職の意思は直接会って伝えることがマナーです。言い出しにくい場合もあるでしょうが、健康上の理由など、どうしても出勤ができない場合以外は、きちんと対面で伝えましょう。即日退職であれば当日付の退職届を用意し、退職希望日を書面で伝えるとより丁寧な印象になります。バイト仲間に伝えてもらったり、そのままフェードアウトしたりするなどはもちろんNGです。即日退職する理由については、バイト先の上司が納得できるものが良いでしょう。「サービス残業がある」などバイト先に対するネガティブな印象を感じさせるものは避けたほうが無難です。辞める理由は最低限のものを伝え、相手から聞かれない限り必要以上に話さなくても構いません。

 

退職理由と例文

アルバイトを辞めるにあたって、納得してもらいやすい理由と例文を紹介します。

学業の両立

学生なら、本分は勉強・学業になります。アルバイトを始めたものの想像していた以上に両立が難しいというのはよくあることです。授業に加えて、ゼミや実習、実験が忙しいということもありえます。そうした場合は以下のように伝えましょう。

「勉強に専念したいので、辞めさせていただきたいと考えています」

家庭の事情

家族の病気や、介護、家事の分担など、家族の事情があって、両立は難しいということもあります。「どんな事情?」と聞かれた場合を考えて、「週3回、通院のつきそいをしていますが、体力的に厳しい」「家業の手伝いとアルバイトの両立ができない」などの返事を考えておきましょう。

「家族の事情があり、辞めさせていただきたいと考えています」

健康の事情

アルバイトを始めたのの、体調がすぐれない、体力的に厳しいということもあるでしょう。健康を損ねてまでアルバイトは続けられません。無理に継続したとしても病欠で休みがちとなり、迷惑をかけるのも心苦しいという点を伝えましょう。

「体調が思わしくないので、辞めさせていただきたいと思います」

仕事の事情

ダブルワークをしている人、複数のアルバイトをかけもちしている人、本業がある人などは、両立が難しいと伝えましょう。

「本業の〇〇が忙しくなり、今はそちらに専念したいので、辞めさせてください」

 

当日分の給料はもらえる?

アルバイトを即日辞めたとしても、働いた時間分の給料をもらう権利はあります。万一、支払われなかった場合は、会社に請求することもできるので憶えておきましょう。急に辞めるとなるとなかなか請求しにくいですが、きちんともらうようにしましょう。

ただ、研修中や教育中に辞めた場合は、労働時間としてみなされるかどうか、一概に言うのが難しいケースもあります。研修・教育が義務として時間も拘束されたのであれば、労働時間としてカウントされ、給料が支払われなけれるのが通常です。

 

退職を伝えるなら早いうちに

始めたばかりのバイトを辞めてしまうのは、バイト先にとって確かに痛手ですが、伝えるなら早いうちが良いでしょう。時間が経つと研修や教育も終わり、独り立ちしたり責任が大きくなったりする可能性があります。この記事で即日退職の際の伝え方などマナーを学び、バイト先に最後まで誠意ある態度で向き合いましょう。

 

鈴木 啓介(社会保険労務士)監修者プロフィール:
鈴木 啓介(社会保険労務士)

民間企業時代、販売促進や経理・財務を担当。 子どもが生まれたことを機に社会保険労務士を目指す。その後、税理士法人と社会保険労務士事務所に転職。 今までの経験を活かし、中小企業こそ経営戦略的にワークライフバランスが必要だと信じ、 平成27年 社会保険労務士事務所コルトスを開業。

※2018年11月17日の記事を2021年3月31日に更新、2021年5月13日再更新

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