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2015年06月05日

【街で見かけた「働く人」劇場】アレが上手い老舗モツ焼き屋の女性店員さんの話

モツ焼き屋さんの女性店員さん

外に出れば「何かすごい人」になぜか出会う(?)フリーライターのシマヅによる、「働く人」をテーマにしたイラストコラム。今回(第16回目)は、アレが上手い老舗モツ焼き屋の女性店員さんの話。

築何十年だ? 耐震ナントカはクリアしているのか? と、ちょっぴり不安になってしまうほど年季の入った店構え。お客さんが10人もいればいっぱいの店内にはいつも15人くらい入っていて明らかにキャパオーバー……いや、大盛況。

お客さんは、店員さんがせわしなく動き回る焼き場をカウンターを挟んでジッと見つめる。オーダーのタイミングを間違えると、「後にしてくれますか?」と言わんばかりに店主さんらしき人がこちらをチラ見する。

店主は寡黙、けむりモクモク、お客さんは胸がドキバク。

――そう、「老舗のモツ焼き屋」さんとは、(串焼きだけに)刺すか刺されるか分からない、そんな雰囲気の、いわば“戦場”なのです!

……もちろん、すべての老舗モツ焼き屋さんが「そんな雰囲気の、いわば“戦場”」なわけじゃないのですが、筆者(私)は昔ながらの職人芸を拝むことができ、かつ、ひとりでも気軽に飲めるところが好きでして。モツ焼き屋さんに行くときはわざわざ上記のようなお店を選んでいます。

先日うかがった老舗モツ焼き屋さんも、そんなお店でした。でも少し違ったのは、いかにも「職人」といった風の寡黙な店主さん以外に、とても愛想がよくて可愛らしい女性店員さんがいたこと。

「ここは“戦場”だ! 女、子どもはすっこんでろ!」と、自分も女のくせに、酔っ払っいのようなクダを脳内で巻いた筆者ですが、数分後にはその女性店員さんにデレデレです。

「うちの店、店構えがシブいせいか女性ひとりのお客さんって珍しいんですよ! ひとりで飲める女性って大人でカッコいいなー」と言う女性店員さんに「いや、単に友達がいないだけで……」と言いかけた、その瞬間!
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「Do you have a table for us two?」(ふたりだけど席あいてますか?)と、欧米人らしきカップルがお店の扉を開けて、英語で質問! 一瞬にして静まりかえる店内! 店主は黙々とモツを焼いている! どうする女性店員さん!?

「Of course, guys!」(もちろんですよ!)あっさり返した女性店員さん!

まぁちょっとした返事くらいはできるか……。問題はその後だ……と思った瞬間、間髪入れずに!

外国人のお客さん「Quite often I see a long queue in front of this Motsu-yaki restaurant. I guess you are loved way so much!」(この店に行列ができているのをすごくよく見かけるよ。そうとう愛されてるんだね!)

こんな感じで、女性店員さんに英語で話しかけるお客さん! 今回は長いぞ! どうする女性店員さん!?

女性店員さん「Oh thanks! You know Motsu-yaki is a kind of traditional Japanese food!」(あら、ありがとう! モツ焼きは日本の伝統食だからね!)

女性店員さん、めっちゃ英語ペラペラでした。

あとで彼女に聞いたところ、英語以外にもドイツ語とロシア語、フランス語もしゃべれて、彼氏はフランス人だとか。

日本語以外に、もう一か国くらいの言葉を喋れるようになると、仕事もプライベートも充実しそうですね。

ちなみに、筆者はそのあと家でフランス語の勉強をしようと思い字幕なしでフランス映画を観たのですけど2分で寝ました。

plofライターシマヅ (Shimazu) @Shimazqe
1988年生まれ。フリーライター。武蔵野美術大学造形学部芸術文化学科を卒業後、2年ほど美術業界を転々としていたが現在は主にWEB上で文章を書き生計を立てている。女性向けコラム、インタビュー記事、グルメレポート、体験記事など、幅広い分野で執筆活動を行う。