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2015年08月25日

就活にも。自己表現が劇的にアップする「エピソードノート」を作ってみよう!

表紙

『あなたは「言葉」でできている』 ひきたよしあき 著/実業之日本社/¥1,620

 

人の気持ちを動かす多くのCMやコピーを30年の間作りだしてきた博報堂クリエイティブ・プロデューサーのひきたよしあきさん。人を惹きつける会話は「自分の言葉」で話すことが重要だといいます。そのためには、自分が過去に経験した出来事を整理した「エピソードノート」を作ることがオススメだとか。著書、『あなたは「言葉」でできている』より、自分の言葉で人を惹きつけるテクニックを実践してみました。

エピソードノートをつくるメリットとは?

エピソードとは、その人の隠された一面を表すようなちょっとしたストーリーのこと。自分のことを伝えるとき、成果や功績よりも、エピソードの方が効果的に「人となり」を伝えることができます。

例えば、アメリカ大統領だったジョージ・ワシントンは、業績よりも「桜の木を切ったことを認めて謝った」という、彼の正直さを示すエピソードのほうが有名です。

このように、自分を形づくるエピソードを伝えられる人は、相手に印象が残ります。過去の思い出を整理し、エピソードノートをつけることで、自分の物語と、自分を形成する言葉を見つけてみてください。

まずはエピソードノートをつくる

薄っぺらではなく、懐の深い会話のできる人は過去の記憶を整理して貯蔵しています。
そこで推奨するのが自分の「エピソードノート」を作ること。

ノートの真ん中に暦年と自分の年齢を書きこみ、右頁にその年にあった自分のエピソード、左ページに社会で起こった出来事を書きます。

歴史と思い出に基づいたエピソードを語ることで、話す相手も当時を思い出すことができ、会話が膨らんでいくのです。

自分のエピソードの例として、「2013年、21歳」であれば

・4月、実家の母親が遊びに来る
浅草、天ぷら、スカイツリーの夜景

・5月、カフェバイトを始める
青山、ケーキづくり、カッコいい先輩

・8月、海外ボランティアに参加する
ガンボジア、子どもたち、資格勉強

など月ごとに印象に残っているエピソードとキーワードを3つ記入します。
思い出せる限りの年のエピソードノートを作りましょう。

次にエピソードノートを活用する

エピソードノートの中で「私というキャラクターを人に紹介するのにふさわしい」と思えるエピソード8個に丸をつけます。そして1ヶ月以内の体験を1つきょうの経験を1つ計10個選びます。

その一つひとつを400字のエピソードとして書き起こします。
この中には理解してもらいたい自分の性格や長所をいれてください。
ただし、成功したことだけでなく、失敗したことも入れます。

<2013年、21歳、8月のエピソードから>

【STEP1/400字】

私は幼い頃から人見知りで消極的な性格。
友達に言われればうなずき、誘われればついて行く。そんな人間だった。

「自分を変えたい」。そう思い、大学2年の夏にカンボジアでの小学校修復のボランティアに参加。ボランティアも海外も初めてだった私は、行けば何かが変わると信じていたのだ。

でも、消極的な性格は変わらず、現地の子どもたちに話しかけることすらできない。
ひとりで黙々と作業する中で「何をしにきたんだろう」と後悔すらし始めていると、ひとりの女の子が近づいてきた。

そして私の手をグイッと引っ張り、そのまま子どもたちの輪の中に連れていかれた。そして女の子は私の目を見て「smile!」と笑った。

この日から私は子どもたちと一緒に笑顔で修復作業ができた。

この経験で、誰かの行動ひとつで人の気持ちが変えられることを知った。

私は今、ケアマネージャーの資格取得を目指している。自分の行動で誰かが「smile」になってくれるために。

そして400字で書いたものを150字にまとめ直します。
人が文章を読み上げる速度は30秒で約150文字と言われています。テレビCMは約30秒で情報を出し、人の気持ちを動かします。それと同様、短い文章で効果的に伝えるテクニックです。

【STEP2/150字】

消極的な性格を変えるために、大学2年の夏にカンボジアの小学校を修復するボランティアに参加した。

しかし、現地の子どもたちに話しかけられないでいると、ひとりの女の子が私の手を引っ張り輪の中に入れてくれ、子どもたちと仲良くなれた。

これをきっかけに、自分も誰かを笑顔にしたいとケアマネージャーの資格勉強を始めた。

最後に150字を①、②、③と番号をふり、それぞれ50字以内の文章にします。
これは、できる限り短い文章に仕上げておけば、面接やスピーチなど話す時間が決まっているときに、便利です。

【STEP3/50字】

①消極的な性格を変えるために、大学2年の夏、カンボジアの小学校を修復する海外ボランティアに参加した。

②現地の子どもと馴染めなかったが、ひとりの女の子が輪の中に入れてくれて、みんなと仲良くなれた。

③この経験をきっかけに自分も誰かの役に立ちたいと考えケアマネージャーの資格取得を目指し始めた。

150字をひとつの単位として書く訓練をし、それを30秒以内で話す練習をしてみてください。このように、ひとつの文章を短くまとめる感覚を鍛えると、エピソードはもっと効果的に伝えられます。

自分の歴史の中のエピソードを文章化し、話すことであなた自身の言葉は強くなり、自己表現に磨きがかかってくるはずですよ。

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エピソード印象言葉思い出

  
参考:『あなたは「言葉」でできている』 ひきたよしあき 著/実業之日本社/¥1,620

文:中屋麻依子