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2016年11月10日

【今年も残り約1カ月!】今日できたことは何? 1日5分、なりたい自分の見つけ方

【今年も残り約1カ月!】今日できたことは何? 1日5分、なりたい自分の見つけ方

あと約1カ月で2016年も終わり。バタバタする年末を前に、この時期、あえて一人の時間をつくって自分を見つめ直してみませんか? 

自分自身の見つめ方と未来の自分をつくるヒントを、「1日5分『よい習慣』を無理なく身につける できたことノート」の著者、永谷研一さんに伺いました。

小さな「よい習慣」が大きな変化に

【今年も残り約1カ月!】今日できたことは何? 1日5分、なりたい自分の見つけ方

大きな目標を持っていなくても、日々の生活を繰り返していくことはできます。しかし、「今のままでいいのか?」と聞かれると、少し不安を感じてしまう人も多いのではないでしょうか。

それは、本当はもっとよりよい自分に変わりたいと、心の奥底では願っているからかもしれません。

これまで主に企業などの研修で、約1万2000人を「行動できる人」に変えてきた永谷研一さんは、自分のちょっとした「よい変化」に気づくことができれば、人は大きく変わることができるといいます。

「小さな『できたこと』を発見し、見つめる習慣をつけると、自分が本当に望んでいることが見えてくるようになります。しかし、私たちは毎日の生活が忙しすぎて、自分自身のことを見つめ直す時間を後回しにしてしまいがち。まずは1日5分だけ、自分と向き合う時間をつくってみましょう」(永谷さん)

『できたことノート』って?
まずは1日5分、できたことをメモしよう!

【今年も残り約1カ月!】今日できたことは何? 1日5分、なりたい自分の見つけ方

自分自身を見つめ直す習慣を助けてくれるのが、永谷さんが考案した『できたことノート』。では、実際にその書き方を教えていただきましょう

まず、『できたことノート』は2つのパートに分かれます。

1.毎日やること:
『できたこと』を見つけてメモする(寝る前3〜5分)

2.週1回やること:
毎日のメモの中から1つ『できたこと』を選び、4つのポイントを含めて自分自身への問いかけ、内省をする(10〜15分)

●問いかけの手順●

 1)詳しい事実
 問いかけ:「いつ」「どこで」「だれと・だれに」「なにを」「どうやって」

 2)原因の分析
 問いかけ:「そもそもなぜやることになったの?」「その目的から見ると、できたといえる?」

 3)本音の感情
 問いかけ:「うれしい」「誇らしい」「びっくした」「腹が立った」などの感情は?

 4)次なる行動
 問いかけ:すぐに明日からできるカンタンなことは何?

●毎日することのポイント●
「『できたこと』を探すのは慣れてくると簡単なのですが、特に自分に自信がない人は最初のうちは戸惑うかもしれません。

そんな時は、毎日の生活の中で変化した『感情』(気持ちいい)『数字』(数がアップ)『人の反応』(いい反応)に注目してみるといいですよ」(永谷さん)

●週一回やることのポイント●
「次にやるのは集めた『できたこと』の中から直感で1つを選び、深く考えること。

“なぜうまくできたんだろう”“どうしたらもっとよくなる?”と自己を分析し、それをまとめた内省文を書いてみましょう。

この時、内省文は自分に向けた言葉で書くことが大事です。3週間続けると、『できたこと』を見つけるクセがつき、3カ月続けると、内省の質が変わってきます」(永谷さん)

メリットはなに?
「自分らしさ」、「ありたい姿」が発見できる!

【今年も残り約1カ月!】今日できたことは何? 1日5分、なりたい自分の見つけ方

さて、『できたことノート』についてはわかったけれど、もしかすると少し面倒に思ったり、必要性に疑問を感じたりしている人もいるかもしれません。

しかし、永谷さんは『できたことノート』を書くことによって、得られるメリットが大きいそうです。

●「できたことノート」のメリットは3つ●
 1.自己肯定感アップ
 2.やる気アップ
 3.行動力アップ

『できたことノート』はマイナス面ではなく、『できたこと』に着目する手法。『できたこと』に着目するので自己肯定感が上がり、自信がわいてきて次の行動につながるといいます。

またこの『できたこと』を見続けることで、自分の「ありたい姿」が自然にわかってくるようになると永谷さん。

「毎日記録する『できたこと』メモは、価値観の集まりです。週1回の内省で『できたこと』の1つを直感で選んでもらうのですが、実はこれがとても意味深い。

なぜならその『できたこと』をブラッシュアップしていきたいという意思に、価値観やありたい姿が隠れているからです」(永谷さん)

実際の「できたことノート」をみてみよう

【今年も残り約1カ月!】今日できたことは何? 1日5分、なりたい自分の見つけ方

週1回の内省で選んだ『できたこと』の奥には、どんな価値観が隠れているのでしょうか。それでは、具体例を見ていきましょう。

<看護学校に通う女子学生のケース>
●今週のできたこと●
「彼氏にハンバーグをつくって喜ばれた」

1)詳しい事実
土曜日に彼のうちで彼に和風ハンバーグ(キノコソース)を作ってあげたら、とても喜ばれた。「おいしい」「おいしい」と何度も言ってくれた。

2)原因の分析
彼にハンバーグをつくって欲しいと言われたから。前にもつくったことがあったのでわりと簡単にできたが、キノコソースは初めてだった。レシピ検索アプリが味方になってくれた! ただし、ちょっとキノコを炒めすぎたかもしれない。

3)本音の感情
「うれしい」彼が喜んでくれたのでうれしい。

4)次なる行動
今度はオムライスをつくってあげたい。もっと料理を練習してみる。

続けることで見えてくる本当の自分自身

【今年も残り約1カ月!】今日できたことは何? 1日5分、なりたい自分の見つけ方

自分のつくった料理を、彼が喜んで食べてくれたことがうれしかった彼女。

このケースでは、手料理で彼を喜ばせられたことが『できたこと』ですが、『できたことノート』を続けて思考に磨きをかけていくと、価値観やありたい姿が浮かび上がってきます。

「彼女の場合は、人を喜ばせることに喜びを感じられる性分だということに気づくのかもしれないし、はたまた料理をもっと勉強して極めたいと思うようになるかもしれない。『できたこと』を記録し、それについて考えることで、自分の強みや新たな目標を見つけることができるようになります」(永谷さん)

時間のある学生のうちに、ぜひ『できたことノート』を書き続けるクセを身につけてほしいという永谷さん。

「どんな人になりたいのか、どんな仕事がしたいのか、どんな人生を歩みたいのか、その答えは自分の内側にあります。『できたことノート』は、自分でも気づいていない自分らしさの発見ツールです。書くことで、自分の価値観を見つけ、磨いていく。これを繰り返していくことで、自分の使命もわかるし、自分を変えることだってできますよ」(永谷さん)

まとめ

いかがでしたか?
1日5分、週に1度、自分を見つめる習慣を身につけることで、頑張りすぎなくても、モチベーションがアップしそうですね。

まずは、年内をめどに『できたこと』を見つけるクセをつけてみましょう。そうすれば、来年の春ごろには「自分らしさ」を見つけられるかもしれません。夜が長くなってきたこの時期、『できたことノート』を始めてみませんか?
 

出来たことノート永谷研一さん

発明家/株式会社ネットマン 代表取締役社長
行動定着を支援するITシステムを考案し、日米で特許を取得。行動科学や認知倫理学をベースに、これまで1万2000人以上の行動実践データを検証・分析し、行動慣習化メソッド「PDCFAサイクル」を開発。著書に『絶対に達成する技術』(KADOKAWA)、『人材育成担当者のための 絶対に行動定着させる技術』(ProFuture)など。
できたことノート公式サイト http://dekitakoto.jp

取材・文/福田 彩