バイト先での好感度アップ! 今日から使える「大人の気くばり」【後輩から先輩編】
バイト先で先輩に対して、なんとなくコミュニケーションがうまくとれないと悩むことってないですか? 誰でもできるちょっとした気くばりでコミュニケーションが円滑になったりするもの。
そこで、今、人気の書籍『相手もよろこぶ 私もうれしい オトナ女子の気くばり帳』を出版している気くばり調査委員会にバイト先で使える“気くばりテク”を教えてもらいました。
シーン1:打ち解けたいとき
バイトに入ったばかりのときや、あまり話したことのない先輩と少し距離を縮めたい。そんなときに使える“気くばり”です。
■質問で会話を切り出す
「もっと知りたいので、教えてもらえますか?」
会話を質問形式でスタートさせるのがおすすめです。先輩にとって後輩や年下からの質問はうれしいもの。「教えてほしい!」「もっと知りたい!」という前向きな気持ちを、頼る態度で示すと先輩も喜んで答えてくれるはず。
■どんな相手にも、ほがらかに接する
・ちょっと怖めの先輩→いつでもにこやかな笑顔をこころがける
・男性の先輩→媚びたり甘えたりする態度はしない
バイト先にはいろいろな性格の人がいます。相手によって声のトーンや表情を変えたりするのはやめましょう。安定してほがらかな表情をこころがけるうちに、自然と「うちとけやすい人」になります。
シーン2:感謝の言葉を伝えるとき
バイトシーンで使うことが多い感謝の言葉。どう伝えれば先輩により響くのでしょうか?
■相手の名前を添えて、感謝を伝える
「○○さん、先ほどはありがとうございました!」
「○○先輩のおかげで、どうにか達成できました。ありがとうございます」
「ありがとうございます」にもいろいろな伝え方があります。もし、先輩に教えてもらったり、フォローしてもらったりしたときは、先輩の名前を添えてみましょう。ふたりの距離が縮まり、ワンランク上の感謝が伝わります。
シーン3:お願いをするとき
自分の手が回らないときに、先輩に仕事をお願いしたい。でも、生意気だと思われないか不安…。そんなときはこちら!
■お願いするときは、ひと言断ってから
「すみません。このゴミをだしてもらえますか?」
いざ頼み事をするときは“すみません”など、一言を添えてから丁寧にお願いしましょう。また、困ったときに助けてもらえるよう、日ごろからできるだけ頼まれ事に応えおくとよいですね。そうすることで相手に“お互いさま”の気持ちが生まれ、協力し合える間柄になれます。
シーン4:断るとき
いくら先輩のお願いごとでも他の仕事にかかりきりで難しいこともありますよね。そんなとき、角が立たない断り方は?
■「できません」よりも、クッション言葉を上手につかう
「その日はあいにく予定が入っていて、シフトを変えることができません」
「とっても残念なのですが、行けそうにありません」
ストレートに「できません」と答えると、拒絶された印象が相手に強く残ってしまいます。「とても残念ですが」などのクッション言葉をつけるとやわらかな表現になって、断っても「また声をかけたい」「頼みたい」と思われるようになります。
シーン5:お詫びするとき、トラブルが起こったとき
バイトをするうえでよくあるトラブルやミス。そんなときに、どう伝えれば誠意をきちんと見せられるのでしょうか。
■言い訳をしない。まずはシンプルな言葉で謝る
「このたびは、申し訳ありませんでした」
「私の不注意です。今後気をつけます」
トラブルはわざと起こすものではありません。それだけについつい保身から言い訳をしてしまいがちですが、これは逆効果です。誰のせいか考えたり、くどくど説明したりするのはあとにして、まずは謝りましょう。
■謝ったあとは、具体的な対応策を伝える
「遅刻して申し訳ありません! 今後は5分前行動に徹します」
「ミスをしてすみません! 次は必ずメモをとるようにします」
気くばり上手になるために、もうひとテクニック。ミスやトラブルを起こしたあとは、謝罪しただけでは解決しません。次にどうするかが大切です。対応策をできるだけ具体的に示せれば、相手も安心してくれるでしょう。
まとめ
いかがでしたか。どのテクニックも今日からすぐ使えそうなものばかり。少しの気遣いでコミュニケーションがグッと円滑になるはず。ぜひ、試してみて下さい。
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気くばり調査委員会 編集
サンクチュアリ出版 刊
1,188円(税込)
ちょっとしたひと手間で相手も喜び、自分も嬉しくなるようなオトナ女子のための気くばりのコツを公開。マナー本では心の距離は縮まらない。信頼されて愛される本当の気くばりのコツ113が紹介されている。
取材・文:中屋麻依子 イラスト:友貴