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2017年04月05日

【逃げ恥に学ぶ】共働き夫婦がうまくやっていくためのヒント

イラスト:kobeni

こんにちは。ブロガーで2児の母、現役ワーキングマザーのkobeniです。
皆さんは、「恋ダンス」も大人気だったドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」はご覧になっていたでしょうか? みくりちゃんと平匡さんの初々しい恋愛が、「むずキュン」と呼ばれ大人気だった当作品。恋愛モノのイメージですが、実は「制度としての結婚」を真っ向から描いた、社会派ドラマでもありました。

私があのドラマで素晴らしいなと思ったのは、夫婦で「めちゃくちゃ話し合っている」点でした。
特にドラマの終盤で、みくりちゃんが「やっぱり、仕事がしたい」と働き始め、家事を分担することになってからの話し合いが素晴らしかった。

たとえば、「妻が専業主婦から共働きになる」というような、大きなライフスタイルの変化があったとしても。あのぐらい「めちゃくちゃ話し合う」ことができたら、夫婦は、愛情という火種を絶やさず、長く長く一緒にいられるんじゃないかと感じました。「逃げ恥」には、夫婦という関係性の素晴らしさや難しさ、うまくやっていくためのヒントがたくさんあったと思います。今日はそれらについて、いくつかご紹介したいと思います。

モヤモヤや、意見を言うことを恐れない

みくりちゃんには、大学生の頃に付き合っていた彼氏と、お互いに相手を試すような嫌味の応酬ばかりしており、別れる時にその彼氏に言われた言葉が「小賢しいんだよ、お前」だったというトラウマがあります。この彼氏の言葉には、「(おとなしくてニコニコしてる彼女がいいのに)弁が立つ、あれこれ理屈っぽく意見してくるので腹が立つ」というニュアンスが含まれているように思います。

けれど平匡さんは、同じみくりちゃんの性格を、「楽しく暮らす工夫をする、打てば響く頭の良さ」があると言います。そして「小賢しい」は、「相手をバカにする時に使う言葉だから、みくりさんを小賢しいとは思わない」と。

恋人や夫に、自分の考えを「こうしたらどうだろう」と提案する。そういうことすら、「自分の我慢が足りないんじゃないか、でしゃばりなんじゃないか」と思ってしまう「呪い」を、みくりちゃんはかけられていたのでした。平匡さんはそんな呪いを、あっさり解いてくれたのですが。

これは、実は女性全般に言えることなのかもしれません。「ごちゃごちゃ言ったら、可愛げがないと思われるかな」「モヤモヤするけど、言うと相手が不機嫌になるから、我慢しようかな」そう思ってしまうことはないでしょうか。そもそも、自分が意見を持って夫に提言することに「自信がない」という方もいるかもしれません。

でも、モヤモヤしたら立ち止まって、なんとか考えて整理して、言葉で相手に伝える、それが「小賢しい」なんてことはありません。相手を追い詰めるような言い方をしたり、相手の愛情を試すようなことを言ったり、挑発したりしてはもちろんダメです。でも、上手に言えなくても、もどかしくても、なんとか気持ちを、考えを、相手に伝えようとする。それは、夫婦がうまくやっていくために、最も大事なことだと思うのです。

夫婦を、「逃げても受け止めてくれる場所」に

平匡とみくりの恋は、平匡さんの一進一退でなかなか前に進みません。彼は他人と濃密な関係を築くことを極端に恐れているので、何度も二人の関係から逃げ出そうとします。でも、偉いなと思うのは、だんだんと逃げなくなってくるところですw まあ、逃げ出して、しばらくすると戻ってくるようになる……と言いますか。

「逃げるは恥だが役に立つ」という諺が、この漫画のタイトルになっていますが、この漫画で「時には逃げたっていい」とされているもの、その一つはいわゆる「社会的な規範」かなと思っています。正社員でなきゃ、結婚しなきゃ、出産しなきゃ、異性を好きにならなきゃ…といった、慣習や暗黙のルールのようなもの。実は見えないところで、私たちを縛っているそれらから、時には逃げたっていい。自分のありのままの姿と、世間から求められる姿(それは時に「呪い」になる)の、ギャップに苦しむキャラクターがたくさん出てくるドラマだから、私は「逃げたっていいんだ」というメッセージを受け取りました。

けれど、「この人」という相手、好きな人からは逃げちゃいけないんだな、とも思いました。「規範」に比べると、実体があって、生身であったかくて、抱きしめることができる「この人」。
恥ずかしい姿を見せてもいい、「やってしまった」という時があってもいい、とにかく「戻ってきて、やりなおせばいい」。愛情のある関係とは、そういうものなんだなとしみじみ感じました。

みくりから、というよりも、「変化していくみくりとの関係性」から、平匡さんが「逃げなくなっていく」のが素敵です。
夫婦が、お互いに安心して戻れる場所であるように、妻の方も努力をし続けなければいけませんね。特に、仕事も育児も…となると、お互いに心に余裕がなくなりがちです。でも、「他の誰もわかってくれなくても、ひとりがわかってくれる」そういう相手がいる安心感で、毎日の生活をなんとか回していけるのかもしれませんよ。

「やってもらって当たり前」にしない

家事や育児を通して生まれるタスクというのは、本当に底なしです。小さい子どもがいれば、「きょう家にいるのは夫か妻のどちらか」の確認からしなければなりません。オムツを誰が買ってくるのか? 夕ご飯の買い物はどうするのか? マンションの自治会にどっちが出るか? 子どもの終業式の日を把握するのは? 週末の昼ごはんの準備は? 衣替えはいつ誰がするの? 膨大なタスクを夫婦でこなしていく必要があります。要望の質や量は、上げようと思えばどこまででも上げられる、それが家事や育児だと思います。他人同士が共に暮らすとは、そういうことなのでしょう。するとどうしても「ほかのどんな関係性の人より、夫に・妻に求める期待がどんどん高く」なります。裏を返せば、夫婦はどの他者との関係よりも、「お互いがお互いに対して担っている責任が重たい」んですね。

期待する回数が多いということは、失望する回数も多いってことです。難しいですね。「気をつけないと失望感が増える」夫婦という存在を、うまく続けていくために、平匡とみくりは「好意と感謝」で解決します。契約結婚で賃金がもらえていた頃は、家事をすれば、それがお金という目に見える形に替えられていたのに、結婚した途端に「やって当たり前」になってしまう。そうじゃなくて、相手の好意にはキチンと感謝で応えよう。

このほかにも、「もし子どもが生まれたら、お互いに自由時間を与え合う制度をつくったらどうか」など、話し合ってお互いに最適な形になるよう、チューニングをしていきましょうと約束します。

「夫婦は、共同経営責任者」。家庭というひとつの構成単位をまわしていくために、移り変わる二人の関係を常に見直し、アイデアを出し合い、工夫していく。そんなシンプルなことが、意外と難しいものですね。もし、みくりちゃんが「子育てがひと段落したら、また働きたい」と考えたとして。平匡さんは「経営責任者会議」で、何と言うでしょうか? あなたの夫さんは? 新婚気分を思い出せるし、「結婚」についての示唆にも富んでいて、楽しくて深いドラマ(漫画)だと思います。「最近、夫とあまり話してないな」という方は、夫婦で一緒に観て、感想を語り合ってみてはいかがでしょう。

 

kobeniさんプロフィール著者:kobeni (id:kobeni_08)
8歳と3歳の男児を子育て中のワーキングマザーです。はてなで「kobeniの日記」というブログを書いています。仕事はインターネット広告など。今年はPTA役員にも挑戦中。ベルマークにかなり詳しい人になりつつあります。

 

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