スマートフォン用サイトを表示

アルバイトや転職に役立つ情報が満載!最新のお仕事ニュースなら【タウンワークマガジン】

2024年11月18日

高校生は何時までバイトができる? 1日何時間まで働ける?法律と合わせて解説

高校生は夜何時までバイトができるのか、週にどれくらい働けるのか、バイトをはじめるにあたって知っておきたいという人も多いのでは。ここでは、高校生は何時まで働けるのか、労働基準法に定められている働ける時間や年齢制限について解説します。

18歳未満の高校生がバイトできるのは22時まで

18歳未満の高校生がバイトをする場合、働ける時間帯は22時までとされています。これは、労働基準法第61条に則り、18歳未満は原則夜22時から翌朝5時までの深夜早朝の時間帯の労働が禁止されているためです。バイトができる時間帯は、労働基準法上は高校生であるかどうかに関わらず、18歳未満は22時まで、18歳以上は22時以降もできるということになります。 ただし、18歳の高校生の場合でも、アルバイト先の就業規則や学校の校則によっては、22時以降の勤務が禁止されていることがあるので、働く場合は事前に確認することが大切です。

アルバイトの年齢による制限は職種にもあり、キャバクラなど接待を伴うお酒の提供や警備員などは、それぞれの業界の法律による年齢制限があり、概ね18歳未満は働けないと定めています。

なお、アルバイトが開始できる年齢は、多くの業種では原則、満15歳を迎えた最初の3月31日より後とされています。つまり、中学卒業後の4月1日から始めることができます(法令で定める条件に合致する新聞配達など、労働基準監督署の許可を得て、一部例外的に満13歳から働ける仕事もある)。

※2022年(令和4年)4月1日から成人年齢が20歳から18歳に引き下げられましたが、働ける時間や職種の変更はありません。

 

シフトは、1日8時間以内、週40時間以内まで

労働時間の上限も労働基準法で定められています。1日に働けるのは8時間以内、1週間で40時間以内と定められています。18歳未満の年少者は、深夜労働のみでなく、残業や休日出勤をすることもできません。掛け持ちバイトをしている人は、掛け持ち先も含めた合計の労働時間が規定内になるよう調整することが必要です。また、ここでいう労働時間は休憩時間を除いた時間です。

 

休日は、毎週1日または月4日以上は取る

休日の取り方も労働基準法で定められています。週休制のところは毎週1日以上、変動週休制のところは4週間で4日の休日を入れる必要があります。アルバイトの種類やお店によって休日の入れ方は変わりますので、応募前や面接時に確認すると良いでしょう。そして、バイト先の就業規則や労働契約書の中で、労働基準法で定める最低限の休日数よりも多い休日数の規定になっている場合もありますので確認しましょう。

■関連記事
>>高校生のバイト代の平均、月いくら稼いでる?【経験者調査より】
>>高校生がバイトする前に必要な書類とは【年齢証明書・保護者の同意書など】

■監修:渋田貴正
司法書士事務所V-Spirits 代表司法書士。大学卒業後、大手食品メーカーや外資系専門商社に在職中に税理士、司法書士、社会保険労務士の資格を取得。2012年独立し、司法書士事務所開設。
https://www.pright-si.com/

※更新履歴:
2021年3月14日
2022年11月22日
2023年6月22日
2024年11月18日

※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

早速バイトを探してみよう