スマートフォン用サイトを表示

アルバイトや転職に役立つ情報が満載!最新のお仕事ニュースなら【タウンワークマガジン】

2018年11月21日

バイト面接の自己PRのポイントとベストな答え方【飲食店・コンビニ・スーパー他業種別】

タウンワークマガジン バイト面接の自己PRのポイントとベストな答え方【飲食店・コンビニ・スーパー他業種別】アルバイトの面接で、「自己PRをしてください」と言われたら、何をどう答えればいいのでしょうか。また、面接担当者はどのような意図でこの質問をしているのでしょうか。この記事では、バイト面接で自己PRを求められた時の答え方のポイントや、業種別の回答例などについて紹介します。

バイト面接の自己PRで応募先が知りたいことは?

採用側は自己PRで何をチェックしているのでしょうか。採用の可否に関わる重要なポイントですので、確実に押さえておきましょう。

「人となり」

自己PRの質問で面接官が見たいのは、応募者がどんな人物なのかという点です。それは履歴書と1回の面接だけではなかなか判断できません。「どんな性格で、長所は何か」「特技は何か」を自分で語らせ、さらに突っ込んだ質問をすることで、履歴書に書かれたアピールポイントが本当なのか、誠実で信用できる人柄かどうかなどを確認しています。
バイトの自己PRでは、「最後まで投げ出さず、まじめにコツコツやるのが得意」「サークルの部長をしているので、リーダーシップがある」「友人が多く、協調性があって、コミュニケーション力が高い」などが好感をもたれるでしょう。

熱意

面接官は「長く続けてくれるかどうか」という点も気にしています。「以前からこのバイトをしたいと思っていました」「接客が好きなんです」「将来、アパレル業界に就職したいので、販売員としてのスキルをしっかり身に付けたいと思います」などと熱意と真剣度をアピールしましょう。

仕事に活かせるスキルの有無

例えば、居酒屋のホールスタッフとして働いた経験のある人が同業の居酒屋ホールスタッフのバイトに応募する場合、面接官は「即戦力として活躍してくれそう」と期待するでしょう。居酒屋ではなく、ファミレスなどのホールスタッフであっても、同じ飲食系ということで有利にはたらく可能性があります。
ただし、以前のバイト先を辞めた理由について必ず聞かれるので、「店長と仲が悪かった」といったネガティブな理由ではなく、「引っ越してバイト先が遠くなったため」「サークル活動が一時的に忙しくなったため」など、やむを得ない事情を述べる程度にとどめましょう。

ほかにも、PCスキルがある人は一般事務スタッフ、家庭教師の経験がある人は塾講師など、仕事に活かせるスキルを持っている場合は、積極的にアピールしましょう。
ただし、「できます!」と押し出しすぎるのも印象が悪くなる場合があります。「~が得意です」「~が大好きです」などと言い回しを工夫しましょう。

職場の雰囲気に合うかどうか

バイト先のメンバーとうまくやっていける協調性があるかという点もチェックしています。仕事ができても、責任者や先輩スタッフらとの折り合いが良くないと、働き続けることは難しいでしょう。
そのため、自己主張が強すぎないか、考え方にひとりよがりなところはないか、すぐムキになったり、言い訳や反論をしたりするところはないか、素行不良や反社会的なところはないかといった点を自己PRを基にした質疑応答のコミュニケーションでチェックしています。

 

バイト面接における自己PRのポイント

自己PRをする際、気をつけるべきポイントがあります。それぞれのポイントについて見てみましょう。

自然な笑顔でハキハキと話す

面接中は笑顔で話すことが重要です。無表情だったり、怒った顔や不機嫌にムスッとした表情だと、印象が悪くなる場合があります。
ただし、笑顔といっても、無理に笑い声を上げるのではなく、自然な笑顔が大切です。
緊張する面接の場で自然な笑顔をつくるのはなかなか難しいものです。笑顔に自信がない人は、日頃から鏡を見て笑顔をつくる練習をすることをおすすめします。その際、意識して口角を上げるようにすると、自然な笑顔をつくりやすいでしょう。

また、ハキハキした声で話すことも大切です。話の内容は良くても、小声でボソボソ、うつむき加減に話す人は、コミュニケーション力に欠けると判断される場合があります。
逆に、自然な笑顔でハキハキと話すことができれば、少なくとも悪い印象を持たれることはありません。

見た目の清潔感を心がける

清潔感は大切な要素です。学生であれば、塾講師や金融系の事務など一部の堅い仕事を除き、スーツを着ていく必要はありませんが、だらしない格好では自己PR以前に常識が疑われてしまいます。
ボサボサの髪形、汚れてシワくちゃの服や露出の多い格好、派手なメイク、長すぎるネイル、華美なアクセサリー、ぼろぼろのダメージのあるジーンズなど、カジュアル過ぎる服装は避け、ブラウスやジャケットなどきれいめな服装を心がけましょう。

経験談を基に具体的に話す

「粘り強い性格です」「コミュニケーション力が高いです」と口で言うだけでは、説得力がありません。その場合は、自らの体験談を具体的に話すことで自己PRの根拠にすることができます。
例えば、学生時代に所属していた部活動やサークル活動での実績を例に挙げながら、どのように頑張ったのか、どんな点を工夫したのかといった話をすることで、コツコツ努力する性格や最後までやり抜く意志力、みんなをまとめるリーダーシップなどを説得力を持ってアピールできるでしょう。
また、過去に経験したバイトの話をすることで、どのようなスキルを身に付け、それをどう活かせるのかをわかりやすく伝えられます。

バイト先への通いやすさをアピールする

バイト先が自宅や学校から近くて通いやすいという点が志望動機の主要部分である場合は、率直にその点を伝えましょう。面接官は良い人材にはなるべく長く働いてほしいと考えています。バイト先に通いやすいというのは、長く働けることをアピールするのにとても有利な材料です。

自慢話はしない

自己PRと自慢話は違います。自己PRは自分の強みをアピールするものですが、「自信過剰」という印象を持たれるとマイナスです。中でも「受験勉強を頑張ったから〇〇大学に入学できた」という学歴自慢は、実体験を基にしているとはいえ、塾講師や家庭教師など学歴とある程度関係のあるバイト以外、自慢話に聞こえやすくなります。

面接官は自慢話を聞きたいのではなく、応募者の人となりや強み、このバイトをやっていけるのかといった点を見極めたいわけです。そのため一方的に成果を誇るのではなく、「部活動を毎日コツコツ頑張った結果、大会で優勝できた。少しずつ努力を積み重ねることが得意なので、その力をこの仕事で活かしたい」「受験のときは1日◯時間と自らルールを決め、やり遂げました」という風に目標達成するために努力を惜しまない性格であることをアピールし、バイト先の利益になるように話すことがコツです。

 

業種別:バイト面接の自己PR例

ここまでのポイントを踏まえ、バイト面接における自己PRの例を業種別にご紹介します。

飲食店

特にホールスタッフは接客業なので、自己PRの内容だけでなく、挨拶やコミュニケーション力、清潔感などが重視されます。
接客や飲食系のバイト経験があれば、業種や商品の種類が異なる場合でも有利に働くことがありますので、忘れずに伝えるようにしましょう。

飲食店の自己PR例
人と接する仕事が好きで、以前も1年半ほど居酒屋でアルバイトをしていました。この春に引っ越したのをきっかけに、そのバイトを辞め、自宅に近いこちらの居酒屋で新たに働きたいと思いました。以前バイトしていたお店と違い、こちらは高級店ですが、ホールスタッフとしての基本的なスキルは身に付いていますので、すぐに仕事を覚えられると思います。以前のバイトでも無遅刻・無欠勤はもちろん、明るい性格で店長やスタッフ仲間だけでなく、お客さまからもかわいがっていただきました。こちらのお店でも自分の経験を活かせるように頑張ります。

コンビニ、スーパー

コンビニやスーパーでのアルバイトで重視されるのは接客力です。レジ打ちなどでお客さまと接する機会が多いため、コミュニケーション力や清潔感が大切です。
また、24時間営業のコンビニやスーパーの場合は夜勤もあるため、自己PRに加えて「お金が必要で長く働きたい」「夜勤でも大丈夫」といった志望動機を添えると採用されやすいでしょう。

スーパーの自己PR例
現在大学2年生ですが、親の負担を減らすために生活費を自分で稼ぎたいと思っています。以前もスーパーでアルバイトをしていましたので、レジや品出し、商品の補充、発注や棚卸し、店内の清掃などひと通りの業務は理解しているつもりです。その経験をこちらのスーパーでも活かせればと思っています。
また、こちらのスーパーは24時間営業で、深夜勤務の時給が高いという点にも魅力を感じました。自宅からも近くて通いやすいので、できるだけ多くシフトに入り、長く働いて生活費を稼ぎたいと思っております。

アパレル

アパレルのバイトとは、洋服やファッション雑貨を扱うショップの店員で、主な仕事はお客さまへのコーディネートのアドバイス、会計や商品管理、店内の清掃などです。面接では「今日のファッションのコンセプトを教えてください」という質問をされることが多いため、ファッションに関する知識も必要です。他ブランドのロゴが入った服を着ていくのはマナー違反なので注意しましょう。

アパレルショップで働いた経験がある人はその経験を、未経験でも接客経験がある人はその点をアピールしましょう。どちらもない人は、ファッションやそのブランドに対する興味関心の高さや熱意を具体的に話すと良いでしょう。

アパレルの自己PR例
私はファッションが大好きで、将来アパレル関係の仕事に就きたいと思っております。大学ではファッションを専攻していて、自分で色彩心理学の勉強もしています。こちらのお店で働きながらさらに勉強を重ね、自分の知識を少しでもお客さまに似合う洋服のご提案という形で発揮したいと考えています。
アルバイトの経験はありませんが、所属しているテニスサークルではマネジャーとして、みんなの意見のまとめ役をしていますので、コミュニケーション力と調整力はあると思います。

塾講師、家庭教師

最も求められるのは、生徒にわかりやすく教えられる力です。勉強を教えた経験がある人は、その点をアピールしましょう。学歴については、難関校や医学部を目指す生徒を教えるケース以外、それほど重視しないところもたくさんあります。

塾講師、家庭教師の自己PR例
現在○○大学△△学部の2年生で、得意科目は数学です。自分なりの勉強方法を考えるのも好きで、高校時代には友人に数学を教えたり、頼まれて近所の中学生に勉強を教えていました。人に勉強を教えるという行為自体も楽しかったのですが、実際に成績が上がったときは、とても充実感を感じることができました。自分は人に教えることが得意ですし、楽しいと感じます。今回はこの経験を活かし、もっと多くの生徒さんの力になりたいと考えています。

事務職

事務職で重視されるポイントは、毎日のルーチンワークを、正確かつ地道に続けられる力です。そのため、まじめでコツコツ仕事ができる人材が好まれやすいといえます。自己PRでは、誠実さや忍耐力、几帳面な性格などをアピールしましょう。PCスキルも必須です。

事務職の自己PR例
現在、〇〇大学の商学部で経理の勉強をしているほか、簿記の専門学校にも通っています。数字を扱うのが好きで、特に税について興味があります。PCはエクセル、ワード、パワーポイントなどをひと通りマスターしています。几帳面な性格で、計算などをミスなくコツコツ行うのが得意ですから、御社の業務に少しでもお役に立てるのではないかと思います。

軽作業

梱包や仕分け、ピッキングといったバイトの募集が数多くあります。このバイトの場合は、コミュニケーション力というよりも、作業をコツコツ正確に行えるまじめで辛抱強い性格をアピールすると良いでしょう。もちろん、「百貨店で梱包のバイトをしたことがある」などの経験があれば、それも伝えましょう。

軽作業の自己PR例
趣味はプラモデル作りで、細かい作業を長時間続けても苦になりません。手先も器用ですし、テキパキと手際よく作業ができます。軽作業のバイトは未経験ですが、一人で集中して黙々と作業を行うことは得意なので、ぜひ長く続けたいと思っております。

 

相手視点の自己PRが大切

自己PRで大切なのは、自分の性格の長所や強み、人となりを面接官に知ってもらうことです。その際、単なる自慢話で終わらないように注意することと、自分の経験や実績を具体例を挙げて説明しながら、「自分の得意なこと」や「それをどうバイトに活かすか」という点を伝えるのが良いでしょう。
しかし、いざ面接になると、緊張して言葉がなかなか出てこないということもあります。そうならないためにも、事前に自己PRの内容を整理して書きだし、スラスラと言えるように何度か練習しておきましょう。その際、鏡を見て、明るく自然な笑顔で話ができているかをチェックすることも大切です。そうしておけば、当日は自信を持って面接に臨むことができるでしょう。

早速バイトを探してみよう