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2024年12月18日

履歴書では「退職・退社」どちらを書く?職歴欄での書き方を見本と合わせて解説

履歴書の職歴欄の書き方、「退職・退社」のどちらを使う?,タウンワーク

「退職・退社」どちらでも問題ないが「退職」がより良い

履歴書の職歴欄は「退職」「退社」どちらでも間違いではありませんが、「退社」には「その日の仕事を終えて帰宅する」という意味もあるため、一般的には「退職」の方が適しているとされています。「退職」は、役所や病院、学校など、会社ではない職場を辞める場合も使えます。
なお、パートやアルバイト用の履歴書の場合は「入社/退職」「入社/退社」あるいは「勤務開始/勤務終了」と記入しても問題ありません。

 

退職と退社の違い

退職と退社、日本語の意味には、下記のような違いがあります。

「退職」
会社や職場を辞めること、現職を退くこと

「退社」
①会社や職場を辞めること
②1日の勤務を終えて会社を出ること

このように、「退社」には二つの意味があります。

 

履歴書の職歴欄「退職」の書き方

履歴書の職歴欄には、詳しい退職理由は記載せず、「一身上の都合により退職」「会社都合により退職」「契約期間終了により離任」など、それぞれのケースに合わせた定型文を使います。

「一身上の都合」と記載するのは自己都合退職の場合で、具体的には下記のような退職理由の人が該当します。

<自己都合退職となる退職理由の例>
・キャリアチェンジや転職
・家庭の事情(結婚、育児、介護など)
・職場環境や人間関係の不満
・個人的な体調不良やストレス など

「会社都合」は、解雇や倒産などがありますが、そのほかにも下記のような例が当てはまります。

<会社都合退職となる退職理由の例>
・倒産、事業所の廃止
・人員整理による解雇やリストラ
・退職勧奨(会社が臨時的に早期退職を募った場合。就業規則などにある早期退職制度は該当しない)
・会社側からの解雇(自己の責めに帰すべき重大事由での解雇は除く)
・労働条件の大幅な変更(賃金カットや勤務地変更など)
・職場のハラスメントが原因での退職 など
参考:会社都合退職とは?自己都合退職との違い、失業保険への影響や、会社都合にできるかなど解説

これら具体的な退職理由は、書かなければ不利になるような事情がない限り、記入する必要はありません。
なお、パートやアルバイトの履歴書は、定型の退職理由も必要ないことが多いです。

自己都合退職の書き方(転職・出産・結婚など)

転職や自身の結婚や出産など、自己都合により退職した場合の「一身上の都合により退職」は、以下のように記載します。

▼自己都合退職による書き方例自己都合退職による職歴欄の書き方例

会社都合退職の書き方(倒産・解雇など)

会社の業績悪化や倒産、リストラなどの会社都合により退職した場合は「会社都合により退職」と記載します。会社都合の具体理由は、記載しなくても構いません。

▼会社都合退職による書き方例
会社都合退職による職歴欄の書き方例

会社都合退職と自己都合退職の違い

契約満了による離任の書き方

派遣スタッフなど、就業先に派遣される就業形態で任期満了に伴い職務を離れる場合は、「退職」ではなく「離任」と記載します。

▼契約満了による離任の書き方例(派遣スタッフの場合)契約満了による離任の職歴欄の書き方例(派遣スタッフの場合)

パート・アルバイトの「退職」の書き方

パート・アルバイトの退職の場合は、「退職」だけでいいでしょう。

▼パート・アルバイトの退職の書き方例パート・アルバイトの退職の職歴欄の書き方例

在職中の職歴欄の書き方

在職中に転職活動を行っている人の場合は、「在職中」または「現在に至る」と書きますが、退職日が決まっている場合と未定の場合で書き方が異なります。

在職中で退職日が決まっている場合の書き方

現在、在職中で退職予定日が分かっている場合は、「現在に至る」に続けて()内に退職予定日を記入します。「現在に至る」は「在職中」と記載しても構いません。

▼退職日が決まっている場合の書き方例退職日が確定している場合の職歴欄の書き方例

在職中で退職日が未定の場合の書き方

現在、在職中で退職予定が未定の場合は、「現在に至る」もしくは「在職中」と記載します。退職予定日が確実でない限り、記載しないほうが無難です。現在の職場と退職日について相談中であれば面接の際に伝えましょう。

▼退職日が未定の場合の書き方例退職日未定の職歴欄の書き方例

在職中の「現在に至る」「以上」「退職予定」の書き方

 

具体的な「退職理由」を書いたほうが良いケース

履歴書に書く退職は、具体的な退職理由まで書かないことが多いですが、中には書いたほうが良いケースもあります。

離職(空白)期間が長い場合

退職してから復職までの期間が半年以上など、長期間空いている場合は、理由を書いたほうが良いケースもあります。例えば健康上の理由や出産を機に退職した場合などです。ケースによっては、現在は業務に支障がないことを補足しておくとよいでしょう。

▼健康上の理由の場合の書き方例

健康上の理由の場合の職歴欄の書き方例

転職回数が多い場合

数年間で 3回以上など短期間で転職が続く場合や、1社あたりが3年未満の転職を繰り返している場合は、面接担当者に「長続きしないのでは」と思われる可能性もあります。キャリアアップのための転職ややむを得ない事情などがあれば理由を添えるといいでしょう。

▼キャリアアップの場合の書き方例

キャリアアップの場合の職歴欄の書き方例

※公開:2020年11月22日、更新履歴:2022年9月20日、2024年2月13日、2024年12月18日

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