履歴書に使うボールペンの選び方|太さや色は? 消えるボールペンは使ってもいい?
履歴書では、消えないボールペンを使用するのが一般的です。そして、ボールペン選びで悩むのが太さやインクの種類です。0.3mm、0.5mmなどどれがいい?水性でも大丈夫?など、履歴書作成に適したおすすめのペンについて解説します。
消えるボールペンがNGな理由
正式な書類とみなされない
履歴書のような正式な書類に消せるボールペンを使用するのはNGです。理由は、誰でも簡単に修正、改ざんができるからです。こすって消せるボールペン(フリクションボールペン)はもちろん、鉛筆、シャープペンシルの使用も控えてください。蛍光ペンもNGです。
インクの色が薄いこともある
消せるボールペンを避けるべきもう一つの理由は、インクの濃さです。一般的に、消せるボールペンは色が薄くなることが多いです。履歴書を手書きにするなら、はっきりと発色されて消えにくく、読みやすい文字がかけるボールペンが適しています。
履歴書には水に強い油性かゲルインクがおすすめ
履歴書に使用するペンは、油性ボールペン、もしくはゲルインクのボールペンがおすすめです。水性ボールペンは、なめらかに書けますが、水に弱くにじみやすい面があります。ゲルインクは、聞きなれないかもしれませんが、コンビニでも市販されています。なお、ペンを購入する際は持ちやすさ、書きやすさなどの好みもあるので、試し書きをしてから選ぶといいでしょう。
<油性ボールペンの特徴>
水に強くにじみにくい。乾きやすい。文字がかすれることがある
<水性ボールペンの特徴>
なめらかに書けて発色もよい。乾きが遅い。水に弱くにじみやすい
<ゲルインクボールペンの特徴>
なめらかな書き心地でかすれにくい。発色もよい。乾きやすく、にじみにくい
黒いボールペンを使う
履歴書に書くボールペンの色は黒が一般的です。万年筆なら青やブルーブラックのイメージがありますが、ビジネス文書で青のペンを使用することは一般的ではなく、通常、ビジネスの場で使用される黒のボールペンを選ぶといいでしょう。
太さは0.7mmまたは0.5mmを使う
履歴書を書くのにおすすめのペンの太さは0.7mmまたは0.5mm。0.7mmは、太くしっかりした印象になりやすいです。ふりがななどつぶれそうな欄は、そこだけ0.3mmなど細いものと使い分けるのもおすすめ。0.5mmなら、使い分けなくても書ききれることが多いでしょう。0.3mmや0.38mmなどの細いボールペンは履歴書のスペースの大きさに対してバランスが悪く、弱々しい印象になるので避けたほうよいでしょう。
書き間違えた時の対処法
原則として、履歴書は「一文字でも間違えたら」最初から書き直します。履歴書はビジネスの正式な書類なので修正ペンや修正テープは使いません。時間がない、予備の履歴書がないなど、どうしても書き直すことができないときは「二重線と訂正印」で修正します。
ただし、この方法で訂正する場合も、履歴書全体の中で1カ所だけにしましょう。使用する訂正印はインク内蔵のシャチハタタイプではなく、朱肉を使うものがベター。訂正印がないときは認印でもかまいませんが、その場合も朱肉を使うものを選ぶようにします。
①間違えたところに定規などでまっすぐ二重の取り消し線を引く
②①の取り消し線にかかるように訂正印を押す
③間違えたところの上下いずれかに正しい内容を書く
>書き間違えたら基本は書き直し。でも、どうしてもの時の訂正方法
※初回掲載2019年11月22日