後悔しないバイトの選び方!高校生、大学生、フリーターの探すコツ・基準は? 実体験を調査
バイト経験が少ない人は、何を基準にバイトを選べばいいのか迷うことも多いだろう。そこで今回はバイトの探し方・選び方についてアンケートを実施したので、後悔しないバイト選びの参考にしてほしい。それでは、高校生、大学生、フリーターが、バイト選びで重視した項目と、経験して最も良かった職種をアンケート結果から紹介しよう。
【高校時代】家からの近さを重視、友達・知人がいたからも多数
Qアルバイトはどのようなポイントを重視して選びましたか?(複数選択)
※その他「学校から職場が近かったから」3.4%、「人間関係・雰囲気が良かったから」3.4%などが続く
高校生が重視するポイントとしては「家から職場が近かったから」という回答が3割弱。次いで「給与の良さ」、「シフトの都合の良さ」が続いている。
背景としては、アルバイト後の帰宅時間が遅くならないよう、家から近くの職場を選ぶことが多いようだ。加えて、高校時代は働ける時間も限られていることから、給与が良く、時間の融通が利くシフト制の仕事を重視しているのかもしれない。
「友達・知り合いがいたから」と回答した割合も高く、地元や友人、知人とのつながりを重視する傾向もうかがえる。
【大学時代】仕事内容、給与の良さを重視する傾向
Qアルバイトはどのようなポイントを重視して選びましたか?(複数選択)
※その他「学校から職場が近かったから」6.6%、「人間関係・雰囲気が良かったから」4.9%などが続く
大学生が重視するポイントは「仕事内容への興味」。続いて「給与の良さ」、「家から職場の近さ」も選ぶ基準として多かった。
大学生になると高校時代に比べて自由な時間が増えるため、興味を持った仕事を優先して選ぶようだ。また、制服から私服へ切り替わり衣服費や交際費、学費などで必要になる金額が増えるため給与の高さを重視する傾向にあるのかもしれない。
高校時代には回答が少なかった「スキルアップにつながる」かというポイントも大学時代になると重視する傾向にあるようだ。
【フリーター時代】給与の良さを重視。仕事内容やシフト重視派も多数
Qアルバイトはどのようなポイントを重視して選びましたか?(複数選択)
※その他「友達・知り合いがいたから」4.7%、「その他の職場が見つからなかったから」2.4%などが続く
フリーターの場合は、「給与の良さ」が一番重要なポイントとなっている。そして「シフトの都合のよさ」と「仕事内容への興味」が続いている。理由として、まずは生活費を稼ぐために、給与の高い職種を選んでいるようだ。また、フリーターをやりながら自身の夢や目標を追っていることも多く、シフトの都合がつく職場や、やりたいことと関連した仕事を選択している様子が見られる。
また、フリーターの場合、職場が生活のベースになることが多いためか、高校時代、大学時代に比べて、「人間関係・雰囲気が良かったから」というポイントを重視する傾向がみられる。
【高校時代】実際に働いてみて最もよかったと思う職種
高校時代、大学時代、フリーター時代、それぞれのステージで重視する項目には差がみられた。では、実際に働いてみて、最もよかったと感じている職種はなんだろうか。アンケートで回答の多かった上位の職種とその理由を紹介しよう。バイト探しで迷っている人はぜひ参考にしてみよう。
■ファミレス・レストラン
人間関係が円滑で働きやすい環境だったから。(19歳、男性)
■コンビニ
コンビニのアルバイトは仕事の内容が幅広く、様々な業務を経験できました。またお客様の年齢層なども幅広いので接客業の大変さも実感し、勉強になりました。(24歳、女性)
■スーパー
基本的な接客も覚えられたし、パートの人とお話しすることも楽しかったです。また、平日は夕方から、休日はフルタイムでとシフトの調整もしやすかったです。(24歳、女性)
【大学時代】実際に働いてみて最もよかったと思う職種
■塾講師・家庭教師
大学生アルバイトのみの職場で、仲間とすごく仲良くなれたから。また、やりがいがあり、楽しかったから。(26歳、女性)
■居酒屋
接客業が好きだったのでお客様と会話をしたり、お客様の要望に答えてありがとうと言って頂ける事が嬉しかったです。スタッフの年代も近かったので、皆仲が良くとても居心地がよかったです。(27歳、女性)
■ファミレス・レストラン
家から近い事と、時間的にも都合が良かったので。(28歳、女性)
【フリーター時代】実際に働いてみて最もよかったと思う職種
■アパレル・家電・化粧品販売など
忙しくて大変なこともありましたが、忙しさ以上にお給料面で安定していたので、生活に充実感があり、また接客業のスキルアップにも繋がり、今までで一番やりがいが感じられたため。(27歳、女性)
■一般事務・コールセンター
アルバイトという立場上、難しい仕事を任されることはなかったが雑用でもこなしていくうちに様々な仕事を頼まれるようになり、経験を積むことができたため。(23歳、女性)
■塾講師・家庭教師
絵本作家・イラストレータになるという目標があり、フリーターのアルバイトを通じて経験を積みたかったところ、幼児向けの教師として1年間働くことができ、子供の発想や目線というものを学べたから。(22歳、女性)
■ファミレス・レストラン
「時給もよく、さらにまかないがついていたのが大きなポイントでした。」(20歳、女性)
後悔しないバイト選びのコツは、職場の雰囲気ややりがいが持てるかも重視すること
いかがだろうか。重視項目では、高校、大学、フリーターに関わらず「給与の良さ」や「シフトの都合の良さ」、「家からの近さ」などの回答が多かったが、最もよかった職種のコメントを見てみると、「かけがえのない仲間を得られた」や「仕事のやりがいがあった」、「自身の成長につながった」など給与やシフトの都合の良さ以外の内容も多々含まれていることがわかる。
見落としがちかもしれないが、職場の雰囲気やその仕事に興味を持てそうか、自分にとって働きがいがあるかなどの観点も頭に入れてバイト選びをするといいかもしれない。後悔しないバイト選びの参考にしてほしい。
※データ/アルバイト経験のある18歳~28歳までの男女(300人)を対象に調査(調査期間:2016年8月19日~8月26日)
調査協力/株式会社クラウドワークス