バイトを掛け持ちして稼ぐコツと掛け持ちのメリット・デメリット
アルバイトを掛け持ちするコツやメリット、掛け持ちする際の注意点について紹介します。複数のバイト先から収入を得た場合の税金面についても解説していますので参考にしてください。
大学生の約3人に1人がバイトを掛け持ちしている

※2025年2月 大学生アルバイト調査/N=1577/調査企画リクルート/調査協力マクロミル
大学生にアンケートをしたところ、実際にバイトを掛け持ちしている人は37%でした。レギュラーバイトを2つ掛け持ちする、レギュラーバイトと単発バイトをする、スキマバイトを活用するなど、さまざまな形はありますが、複数のバイトを掛け持ちするのは珍しいケースではないようです。
掛け持ちバイトのメリット・デメリット
メリットは稼ぎやすくなること
掛け持ちバイトのメリットは、複数のバイト先を調整することでシフトを増やして稼ぎやすくなることです。シフト数の多いバイトでも、思ったほどシフトに入れないこともあるので、掛け持ち先があることで極端なバイト代の増減を減らすことができます。
デメリットは調整が大変なこと
掛け持ちバイトを辞めた方がいい声の多くは、詰め込み過ぎによる時間や体力面での消耗に繋がるデメリットが挙げられます。最初から希望するシフトを全て入れるのではなく、徐々に増やしてペースをつかんでいくことがおすすめです。
大学生に聞いた、掛け持ちバイトを選ぶ基準

※2025年2月 大学生アルバイト調査/N=1577/調査企画リクルート/調査協力マクロミル
大学生にアンケートをしたところ、掛け持ちバイトを選ぶ基準としてもっとも多かったのは「週1から働ける(50%)」、続いて「短時間で勤務ができる(44%)」でした。メインのバイトを優先しつつ、空いた時間を有効活用したいという人が多いようです。また、時給の高さや学校・家から近いことを重視する人も一定数いました。
掛け持ちバイトで稼ぐバイト選びのコツ
バイトを掛け持ちするには、スケジュールの調整や体調面の管理が大切になります。そのためにもバイト選びは重要です。掛け持ちバイトを成功させるコツとしては以下のことが挙げられます。
メインバイトを決める
バイトを掛け持ちする際に大切なのは、シフトの重複を避けるスケジュール管理です。毎月のスケジュールをうまく調整するコツは、メインのバイトとサブのバイトを決めておくこと。メインバイトを中心にシフトを組みます。メインのバイトはなるべくシフトを固定し、サブのバイトは柔軟にシフト対応してくれるところがいいでしょう。面接の際に、毎月のシフトを決めるタイミングを確認しておくことも大切です。
メインバイトと同じか近い仕事内容のバイトを選ぶ
大学生の掛け持ちバイト先は、コンビニ同士、飲食店同士など、メインのバイトと同じか近い仕事内容のバイトを選んでいる人が多いです。同じか似ている仕事なので慣れるのが早いのがメリットです。
シフトの選択肢の多いバイトを選ぶ
掛け持ち先のバイトは、シフトの選択肢が、曜日・時間帯を含めて多いバイト先がおすすめです。サブのバイト先のシフトの柔軟性が高ければ、本来メインのバイトに入りたかった日にサブのバイトを入れやすくなります。募集内容で、「週一OK」、「短時間勤務可」、「早朝・深夜歓迎」と表記されている求人を探すのがポイントです。
週末の短期・単発バイトを選ぶ
平日はメインのバイトを入れ、週末や祝日は、短期・単発バイトをうまく組み合わせる方法も有効です。短期・単発バイトは、自分の都合に合わせて1日だけ、週末だけ、1週間だけなどと選べるので、メインバイトのシフトが空いた時間を有効に活用できます。
シフト固定で回数が少ないバイトを選ぶ
シフトが曜日単位で固定されていたり、火曜日だけ、火曜日と木曜日だけなど、回数が少ないバイトを選ぶのもおすすめです。例えば家庭教師の場合、シフトは1人の生徒あたり、週1~2日で1回90分~120分とシフトが固定されていることが一般的です。時間が見えやすいアルバイトのため、他の予定やアルバイトを掛け合わせやすいのが特徴です。
体力の消耗が少ないバイトを選ぶ
バイトを掛け持ちすると、どうしても忙しくなりがちです。体調面の管理にはシフトを詰め込み過ぎないことが大切ですが、体力の消耗が少ないバイトを選ぶのも掛け持ちを長続きさせるコツのひとつです。複数のバイトを掛け持ちするのであれば、ひとつは座ってできるバイトや短時間のバイトを選ぶことをお勧めします。
時給が高く効率的に稼げるバイトを選ぶ
可能であれば、短時間でたくさん稼げる時給の高いバイトを選んでもいいでしょう。メインのバイトとの調整がつかず、月に数回しか掛け持ちバイトができなかったとしても効率的に稼ぐことができます。
学校や家から近いバイトを選ぶ
掛け持ちバイトは「通いやすさ」も重要になります。家や大学から近いバイト先を選べば、時間のロスも少なく、体力的な消耗も少なくなります。バイトを探す際は、「自宅から5分以内」など、すぐに通える条件を指定してもいいでしょう。
掛け持ちしやすいバイトの組み合わせ
メインと同業・類似のバイトを組み合わせる
例えば、メインバイトが「ファミレス」なら、サブバイトは「ファミレス」や「カフェ」、メインバイトが「塾講師」なら、サブバイトは「塾講師」や「家庭教師」「チューター」など、同業や近い職種を掛け持つ組み合わせです。仕事内容が似ているため初めての職場でも覚える負担が軽くなり、掛け持ちのハードルも下がります。
メインバイトと単発バイトを組み合わせる
同業での掛け持ちが難しい場合は、単発バイトを空いた日に入れる方法もあります。単発バイトは1回の勤務時間が長めの傾向で、出勤日数が少なくても1日の収入を確保しやすく、また、繁忙期だけ仕事を増やすなど柔軟に調整できます。
メインバイトと在宅バイトを組み合わせる
在宅バイトをメインバイトの前後や休日、すきま時間に行う方法です。通勤が不要なので、体力的な負担も少なく、また通勤に使う時間をバイトに当てることもできます。自分の都合に合わせて働きやすいので、メインバイトのシフト変更などにも対応しやすいです。
掛け持ちにおすすめのバイト8選
ファミレス
ホールでの接客や配膳、キッチン補助などを行います。営業時間が長いためシフトの選択肢が多く、自分の都合に合わせやすいのでメインにもサブにも適しています。ファミレスは店舗数が多く、通いやすい勤務地を選びやすい利点もあります。
居酒屋
居酒屋は夕方から深夜の営業が中心で、22時以降は時給が上がります。夕方以降のアルバイトを希望するならメインに、朝や日中のアルバイトがメインならサブにと住み分けしやすいです。ただし労働基準法により18歳未満なら22時以降の勤務は禁止されていますので注意が必要です。
コンビニ
コンビニは営業時間が長く、早朝、日中、夕方、深夜など幅広い時間帯から勤務時間を選べます。店舗数が多く駅近、街中と点在するので自分の生活スタイルや生活拠点に合わせて働きやすいです。週1日や短時間での募集もあるので、メインでもサブでも働きやすい職種です。
スーパー
スーパーのバイトは、レジ、品出し、惣菜調理が主な業務です。早朝から夜間まで業務時間が長く、シフトの選択肢は豊富です。そのため、メインとしてもサブとしても組み合わせられます。例えば早朝は自宅の近く、日中は学校近くのスーパーと掛け持ちしてバイトすることも可能です。
家庭教師
生徒の自宅に訪問し、マンツーマンで成績の維持や向上、また受験対策をサポートします。生徒の帰宅時間に合わせ、夕方から夜の週1~2回、90分~120分程度が一般的です。担当生徒が増えればメインバイトにすることも可能です。最近ではオンライン家庭教師も増えています。
塾講師
塾講師のバイトは、個別指導と集団指導があり、働く時間は曜日・時間がコマ単位で固定されています。働ける時間は1日2時間から4時間程度と長くないですが高時給でメインにもサブにもできるアルバイトです。平常時は安定したサブとして、夏休みや冬休みなど授業が集中する時期にはメインバイトに切り替える、といったことも可能です。
イベントスタッフ
ライブや展示会など、各種イベントの運営、設営・撤去、誘導などを行います。土日祝日が繁忙期で、1日限りの単発募集も多く基本はサブ向きのバイトです。1日でガッツリ稼げるので、メインバイトの休みに組み込むことで収入を補填できます。
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事務作業
データ入力や書類整理などが主な仕事で、座って作業ができるので体力的な負担は少なめです。日中のアルバイトならメインに、在宅案件や短時間の募集を選べばサブとして組み合わせられます。
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バイトを掛け持ちする際の注意点
バイトを掛け持ちするには、周囲の人の理解やお金に関することなど、注意しておくべきことがあります。
両方のバイト先に掛け持ちしていることを報告する
掛け持ちバイトをする場合は、両方のバイト先に掛け持ちしていることを伝えておきましょう。掛け持ちは、ある程度は入れるシフトに制限がかかることになるので、シフト調整のためにもバイト先に知ってもらったほうが安心です。また、同業種のバイトで競合店舗にあたる場合は、そもそも掛け持ちを禁止していることもあるので、面接の際に伝えておいたほうが無難です。
バイト代が160万円を超えると所得税が発生する
複数のバイト代の合計が年間で160万円を超えた場合、超えた分に対して所得税の支払い義務が生じます。(基礎控除以外に所得控除がない場合) また、親の扶養に入っている学生の場合、バイト収入が123万円を超えると、税制上の扶養家族から外れて親の税金が増えることになります。ただし、19歳~22歳については2025年に創設された「特定親族特別控除」の対象となるため、年収150万円までは親などの扶養者は扶養控除と同額の63万円の控除を受けることができ、また150万円を超えた場合でも188万円までは一定額の控除を受けることができます。2025年の法改正により所得税の非課税枠は大幅に広がりましたが、自分で生活費や授業料を負担している学生は引き続き注意しておきましょう。
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シフトや体調など自己管理を心がける
バイトを掛け持ちすると、スケジュール調整が難しくなり、忙しく過ごす日が増えます。メインとサブどちらもシフトに入る日を間違えないようスケジュール管理を徹底することが重要です。また、日々忙しく過ごしていると疲れが残ったり風邪を引きやすくなる人もいるので、体調管理も心がけましょう。
※更新履歴:
2017年3月27日
2021年10月26日
2023年2月21日
2025年6月19日
2025年12月8日
※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。