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2021年01月18日

バイトの掛け持ち、確定申告は必要?年末調整など税金の仕組み

バイト 掛け持ち 確定申告 年末調整 税金 タウンワークマガジン townworkアルバイト代などの収入は、一定額を超えると、所得税や住民税が課税されます。ここでは掛け持ちバイトをしている人向けに、バイト代にかかる税金、納税額を確定させる年末調整、確定申告の仕組みを解説します。

税金の仕組み(所得税)

所得税の対象は年収103万円超

所得税は、バイトで働く給与収入の場合、年収103万円を超えると納めることになります。掛け持ちバイトをしている人は、バイト先すべての収入の合計が年間103万円を超えれば所得税の対象になります。
学生バイトには、勤労学生控除という所得税の優遇措置があり、一定の条件を満たせば年収130万円以下は所得税がかかりません。ただし、年収103万円を超えると、親など扶養から外れるため、親の税金は高くなるので注意が必要です。

学生バイトでいくら稼ぐと税金がかかる?所得税、住民税…親の扶養で損しない方法

所得税は、給与からの源泉徴収で納めている

源泉徴収とは、バイト先が給与を支払う際に、毎月その収入金額に応じて所得税を天引きする仕組みのことです。会社は従業員から所得税を徴収し、代わりに国に支払う義務があります。所得税は1年間の収入に応じて決まるため、本来その年の12/31まで確定しませんが、確実に納めるために毎月概算で徴収し、過不足分は年末に年収が確定した後で精算するようになっています。
学生や主婦・主夫で、親や配偶者の税制上の扶養に入っている場合は、「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」(※以下、扶養控除等申告書)をバイト先に提出していれば、月給88,000円(社会保険料等控除後の額)未満であれば源泉徴収はされませんが、もし年収103万円を超えた場合にはその分に対しての所得税を払う必要があります。

税金の仕組み(住民税)

住民税も所得税同様、掛け持ちの場合は、バイト代の合計年収に対して計算されます。自治体によって異なりますが、年収93万~100万円超から課税されます。ただし、未成年者や障害者、寡婦又は寡夫に該当する場合は給与年収204万4千円以上が課税対象となります。
住民税は、確定申告などの情報を元に、納税先の自治体で計算されるため、原則、自分たちでの申告は不要です。

年末調整、確定申告とは

年末調整とは、バイト先などの会社が、従業員の1年間の給与と源泉徴収した所得税等を12月の最終の給与支払額が確定した時点で、所得税等の過不足を計算して精算する制度です。
バイト先は、年末に給料が確定すると1年分の所得税を計算し、源泉徴収された所得税の過不足分を精算します。この精算を「年末調整」と言い、払いすぎている場合は還付され、足りない場合は追徴されます。年末調整を行うには、扶養控除等申告書をバイト先に提出している必要があります。
確定申告は、1年間の収入に対する税金の計算と申告を税務署に自分で行う手続きのことです。年末調整で対応できている人は、確定申告の必要はありません。

掛け持ちバイトでの確定申告はどうする?

バイトを掛け持ちしている人の場合は、ほとんどのケースで確定申告が必要になると考えておくといいでしょう。
年末調整は制度上、1社でしかできないため、掛け持ちの場合は給与の多いメインのバイト先で行います。その他バイト先の給与もまとめて年末調整してもらうには、源泉徴収票を取り寄せてメインの勤務先に提出する必要がありますが、源泉徴収票が発行されるのは通常年明けの1月になるため、メインの勤務先の年末調整に間に合わせるのは実際には難しいのが実情です。このように、源泉徴収票の提出が間に合わない場合には、自分で確定申告する必要があります。

掛け持ちバイトをしていて、自分で確定申告が必要かは、「全てのバイト先の合計で年収103万円を超えるか」「源泉徴収・年末調整されているバイト先があるか」で変わります。以下、ケースごとに確定申告が必要かどうかを見ていきましょう。

年収103万円以下で、源泉徴収されていない

確定申告の必要はありません。

年収103万円以下で、源泉徴収されているバイト先がある

年収103万円以下の場合、所得税はかかりませんので、確定申告により払った税金が戻ってくる可能性が高いです。

年収103万円超で、源泉徴収されているバイト先がある

確定申告が必要になります。確定申告により税金の対象になる課税対象額を計算することで、扶養控除等申告書を提出していないバイト先からの源泉徴収分の一部が戻ってくる可能性が高くなります。源泉徴収されているバイト先とされていないバイト先が混在する場合は、年収によっては追徴される可能性もあります。

年収103万円超で、どこからも源泉徴収されていない

確定申告が必要になります。年収が103万円を超えている分の納税が必要となります。健康保険や国民年金、生命保険などの支払いがある場合は、その分が控除され、税金の対象額を減らすことができるので、確定申告のときに控除申告するのを忘れないようにしましょう。

掛け持ちバイトは収入管理を

掛け持ちアルバイトであっても、年収の合計が103万円を超えると所得税の対象になります。もし払いすぎている場合は還付されるので、源泉徴収や年末調整されているかを確認し、必要であれば確定申告をしてくださいね。

※この記事は2016年8月9日に公開したものを2021年1月18日に更新したものです。

監修:金子 賢司(ファイナンシャルプランナー)

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