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2026年10月05日

パートを辞める理由の伝え方|角が立たない例文集と辞めさせてもらえない時の対処法

タウンワークマガジン 【主婦・主夫向け】バイト・パートを円満に辞めるために気をつけること・オススメの理由・伝え方


パートを辞める理由は、周囲が納得しやすい伝え方を選ぶことが大切です。この記事では、角が立たない退職理由の例文をはじめ、始めたばかりのパートを辞める場合の伝え方、退職までの流れやスケジュール、そしてなかなか辞めさせてもらえない場合の対処法まで、パートを円満に退職するために知っておきたいポイントをまとめて紹介します。

💡この記事で分かること
  • パートを辞めるときに使える、無難な退職理由の例文を8つ紹介しています
  • 避けたい退職理由や、短期間で辞める際の理由の伝え方も解説しています
  • パートを辞めるときの流れや、伝え方、注意点も紹介しています。

パートを辞める無難な退職理由とは

パートを辞めたい本当の理由はともかく、「自分自身の都合」や「家庭の事情」を退職理由として伝えると角が立ちにくくなります。

「自分自身の都合」とは、自分自身の体力や健康上の理由、転職などで、「家庭の事情」とは、育児や学校関連、家族の転勤や転職、親の介護などが該当し、仕事を続けることが難しい状況を説明するうえでパートを辞める理由として理解してもらいやすいです。

また、プライベートな理由のため、相手も細かく踏み込みにくいので、穏便に辞めたいときの退職理由として向いています。

次に、角が立ちにくい退職理由と伝え方をいくつか紹介していきます。

仕事と家庭の両立が難しい

仕事と家庭の両立の難しさは、受け入れてもらいやすい理由のひとつです。こと細かに説明する必要はありませんが、「両立は想像以上に難しかった」「以前と状況が変わってしまった」など、少し言葉を添えたほうが「家庭の事情で」と一言で済ませるより配慮のある表現になりやすいです。

【例文】
▼時間的に両立が難しい
「子どもが習い事を始め、送り迎えをすることになり、まとまったパートの時間を確保することが難しくなりました」

▼体力的に両立が難しい
「パートと家庭の両立が体力的に厳しく、最近は体調不良でお休みをいただくことも多くなってきました。しばらくは家庭に専念させていただきたく、退職させていただきたいと思っています」

子どもを1人にする時間が心配

子どもを家にひとりで置いておくのは心配ですが、パート先からすれば「事前にわかっていたことでは」という言い分もあるでしょう。当初と予定が変わったり、実際にパートに出てから子どもが不安を口にするようになった、など働いてからわかったことがあれば伝えるようにしましょう。

【例文】
「子どもを学童に預ける予定でしたが、入所することができず、家に一人で留守番させているので心配で、申し訳ありませんが退職させていただきたいと考えています」

「子どもがパートでいない間、1人でいることに不安を感じると言うようになりました。どうするか考えたのですが、一度、パートを辞めさせていただきたいと思います」

子どもの体調不良が多い

子どもが熱を出して呼び出されることは多々あります。パート先にも状況を理解してもらいやすい退職理由です。

【例文】
「子どもがよく熱を出すため、シフトの面でご迷惑をおかけしており、パートを続けるのが難しいと考えています。今はもう少し子どものそばにいた方が良いと思い、辞めさせていただきたいと考えています」

子どもの学校関係などで忙しくなった

子どもの成長とともに学校関係で親の出番が増えることもあります。子どもの成長による状況や環境の変化を伝えるようにしましょう。

【例文】
「子どもの学年があがり、学校の行事を手伝うことが増えてきました。進学も控えていますので、子どものための時間も増やしたいと思っています」

親の面倒をみる必要がでてきた

介護というほどでなくても、親が高齢になれば病院へ付き添ったり、家事などの手伝いに出向くことも増えてきます。育児や自分自身の都合と同様に、詳細まで説明する必要はありませんが、言える範囲で伝えられるとより良いです。

【例文】
「親が高齢になり、病院の付き添いなどの時間が増えてきました。パートとの両立が難しく退職させていただきたいと思っています」

配偶者の転勤や単身赴任

配偶者の転勤や異動、単身赴任は最も納得してもらいやすい退職理由の一つといえます。転居に伴い、通勤そのものが困難であればパート先も引き留めにくいでしょう。

【例文】
▼転勤の場合
「夫の転勤に伴い、家族ともに転居しますので退職させていただきたいと思います」

▼単身赴任の場合
「夫の単身赴任に伴い、週末は夫婦で行き来する予定です。育児を夫に協力してもらっていたのですが、今後は負担も増えそうです。そのため、パートとの両立が難しく、退職させていただきたいと考えています」

他のパートに移るため

より通いやすい場所、より稼ぐために多くシフトに入れる職場など、パート先を変えたいことを、自分にとってポジティブな理由として伝えると良いです。

【例文】
「もう少し家に近い場所でパートの募集があり、そちらに移りたいと考えています。次のシフトが終わる月末で辞めさせていただきたいと考えています」

「子どもの塾や進学に備えてもう少し稼ぎたく、今よりシフトが多く入れる職場に転職したいと考えています」

やりたい仕事に挑戦したい

新しい職種へのチャレンジや正社員への転職など、前向きな理由であればパート先からも受け入れてもらいやすいです。

「今の仕事にやりがいを感じていますが」「皆さんに大変よくしてもらっていますが」など感謝の気持ちも添えて伝えるとより印象がよくなります。

【例文】
「今の仕事にもやりがいを感じていますが、会社員時代の経験を活かした経理関係の仕事にもう一度就いて、頑張りたいと思っておりますので退職を希望します」

 

これは避けたい退職理由の伝え方

退職理由を伝える際、正直であることは大切ですが、伝え方次第でパート先との関係が気まずくなってしまうこともあります。特に次の3つは、本音のまま伝えてしまうと角が立ちやすいため注意しましょう。

  • 職場への不満や人間関係の悪さをそのまま伝える
  • 給料や待遇への不満を理由にする
  • 退職理由が二転三転する

「上司と合わない」「同僚とうまくいかない」といった職場への不満は、本当の理由であっても、そのまま伝えると相手を責めているように聞こえ、引き留められたり退職後の関係が気まずくなったりすることがあります。

同様に、「時給が低い」「待遇に納得できない」という理由も、正直な気持ちであっても直接伝えると交渉の場のような雰囲気になり、「では時給を上げます」と引き留められかねません。

また、最初に伝えた理由と後から話す内容が食い違うと、「本当の理由は何なのか」と不信感を持たれてしまうため、一度伝えた退職理由は変えず、一貫性を持たせることが大切です。

 

始めたばかりのパートを辞める場合の理由の伝え方

試用期間中や入って間もない時期に退職する場合は、長く勤めた場合とは事情が異なります。「短い期間ではありましたが、雇っていただきありがとうございました」など、まずは雇ってもらったことへの感謝を伝えることを心がけましょう。詳しい経緯を語らなくても、感謝の言葉があるだけで印象は大きく変わります。

短期間で退職する場合によくある理由としては、「体力的に合わなかった」「入ってから家庭の事情が想定と違う形に変わった」などが挙げられます。以下は、それぞれ短期間向けに言い換えた例文です。

【例文】
▼体力的に合わなかった場合
「入ってすぐで恐縮ですが、実際に働いてみると体力的に続けるのが難しいと感じました。短い間でしたが、退職させていただけないでしょうか」

▼家庭の事情が想定と変わった場合
「入る前に想定していたよりも、家庭で対応が必要なことが増えてしまいました。短期間で申し訳ありませんが、退職させていただきたく存じます」

 

パートを辞めるときの流れ・スケジュール

パートを辞めることを決めたら、どのタイミングで何を進めればよいのか、大まかな流れを把握しておくとスムーズです。ここでは、退職までに確認しておきたいステップを紹介します。

①退職時期を確認し、意思を伝える

まずは、勤務先の就業規則や自分の契約期間を確認しましょう。退職の申し出をいつまでに行う必要があるかは就業規則に定められていることが多いため、必ず目を通しておきます。

確認できたら、シフトの都合などを考慮しつつ、直属の上司に退職の意思を伝えます。「1カ月前までに伝える」というのはあくまで実務上の目安であり、法律上すべてのパートに一律に当てはまる基準ではありません。就業規則や契約内容によって扱いが異なるため、あわせて確認しておくと安心です。

②退職日と必要な手続きを確認する

退職の意思を伝えたら、上司と相談しながら具体的な退職日を決めます。退職日が決まったら、勤務先によっては退職届の提出が必要になる場合もあるため、退職届の提出が必要かどうか、提出時期・書式について確認しておきましょう。

また、社会保険や雇用保険の手続きに必要な書類がある場合は、このタイミングで確認しておくと退職後の対応がスムーズです。

③担当していた仕事の引き継ぎを進める

退職日までの期間は、担当していた業務の引き継ぎを進めましょう。日々の業務内容やシフトの調整状況、取引先とのやり取りなど、後任者や周囲のスタッフが困らないように、できるだけ具体的に整理しておくことが大切です。

引き継ぎ資料を作成しておくと、口頭で伝えきれない部分も後から確認してもらえるため安心です。急な欠勤や体調不良で引き継ぎの時間が十分に取れない場合は、早めにそのことを上司へ伝え、対応を相談しておきましょう。

④備品の返却・必要書類を確認する

退職日が近づいたら、貸与されている制服や名札、社員証、ロッカーの鍵などの返却物を確認し、忘れずに準備しておきましょう。

あわせて、勤務先から受け取る必要がある書類も確認しておきます。たとえば、確定申告や次の勤務先での年末調整などに必要な源泉徴収票、離職票(雇用保険の受給手続きに必要な場合)などが該当します。

受け取り方法や発行時期は勤務先によって異なるため、退職前に確認しておきましょう。

 

パートを辞めるときの切り出し方と注意点

退職を実際にどう切り出すかも気になるところです。ここでは、伝える相手への声かけ方から、実際に伝える内容までを紹介します。

直属の上司に時間をもらい、対面で切り出す

退職の意思は、いきなり本題に入るのではなく、まずは直属の上司に時間をもらうところから始めましょう。

「少しお話ししたいことがあるのですが、お時間をいただけますでしょうか」など、一声かけて別室や落ち着いた場所で伝えると、相手も心構えができ、話がスムーズに進みやすくなります。

忙しいタイミングを避け、休憩時間や閉店後など、落ちついて話せる時間を選ぶことも大切です。

退職の意思と希望日をはっきり伝える

時間をもらえたら、退職の意思と希望する退職日をはっきり伝えます。「◯月末で退職させていただきたいと考えています」など、具体的な時期を伝えることで、相手も引き継ぎやシフトの調整を進めやすくなります。

このとき、職場への不満や給料への不満など、本音そのままの理由を伝える必要はありません。前述のとおり、周囲が納得しやすい理由を選び、「今までお世話になり、ありがとうございました」といった感謝の言葉を添えて伝えると、円満に話を進めやすくなります。

 

パートを辞めさせてもらえない場合はどうする?

はっきりと退職の意思を伝えても、「人手が足りないから」などの理由で辞めさせてもらえないケースがあります。そのような場合の対処法を紹介します。

上位の責任者や人事に相談する

直属の上司に伝えても取り合ってもらえない場合は、さらに上の責任者や本社の人事担当に相談してみましょう。直属の上司だけでは判断できない事情がある場合もあるため、一つ上の立場に伝えることで話が進むケースもあります。

相談する際は、これまでの経緯(いつ、誰に、どのように伝えたか)を整理しておくと、状況を正確に伝えやすくなります。

退職の意思を書面でも伝える

口頭だけでは「言った・言わない」の水掛け論になりかねないため、退職の意思と希望日は、上司とのやり取りの後にメールでも一度送っておくと安心です。

「本日お伝えした通り、〇月〇日での退職を希望しております」といった一文があれば、伝えた事実の記録になります。法律上、退職の意思表示に書面が一律に必須とされているわけではありませんが、就業規則で退職届の提出方法が定められている場合は、その手続きも確認しましょう。

やり取りに時間がかかりそうなときは、記録に残りやすい郵送方法を検討してみるのも一つの方法です。

総合労働相談コーナーなどに相談する

上司や人事に相談しても状況が変わらない場合は、各都道府県の労働局・労働基準監督署内に設置されている「総合労働相談コーナー」に相談してみましょう。

退職を認めてもらえないといった一般的な相談は、まずこの総合労働相談コーナーに相談するのが基本的な流れです。

一方で、退職の意思を伝えたにもかかわらず給与が支払われない、契約内容が労働基準法に反しているなど、法律違反が疑われる場合は、労働基準監督署への相談も選択肢のひとつになります。

 

パートを辞める際によくある質問

最後に、パートを辞める際によく寄せられる質問をまとめました。

Q.パートは2週間前に伝えれば辞められる?

雇用期間の定めがないパートは、原則として退職を申し出てから2週間で辞められます。有期雇用の場合は原則として契約満了までですが、勤務先との合意や、やむを得ない事由があれば途中退職も可能です。また、1年を超える契約では、働き始めて1年が経過すれば、一定の例外を除き、いつでも退職できます。円満に辞めるためにも、就業規則を確認して早めに伝えましょう。

Q.出勤できないほど体調が悪い場合、無理に働かず辞めてもいい?

心身の健康を損なうほど無理をして働き続ける必要はありません。体調不良が続く場合は、早めに上司へ相談し、退職や休職について話し合いましょう。伝える際は、「体調が思わしくなく、このまま勤務を続けることが難しいと感じています」など、状態を簡潔に伝えれば十分です。必要に応じて医師の診断を受け、診断書などを提示すると、状況を理解してもらいやすくなります。

Q.退職の意思はメールやLINEで伝えても問題ない?

退職の意思は、できれば直属の上司に直接伝えましょう。対面が難しい場合はメールやLINEでも伝えられますが、退職の意思と希望日を明記し、相手が確認したことを確かめます。勤務先の連絡ルールがある場合は、それに従いましょう。

 

まとめ

パートを辞める際は、周囲が納得しやすい退職理由を選び、感謝の気持ちとともにはっきりと意思を伝えることが大切です。退職までの流れやスケジュールを早めに確認しておけば、円満な退職につながりやすくなります。

 
更新履歴:
2021年3月31日 初回公開
2026年10月5日

※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

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