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2022年10月18日

103万の壁とは?超えるとどうなる?年収と税金の仕組みを解説

103万の壁 タウンワークマガジン townworkアルバイトやパートで働いていると、よく耳にする「103万の壁」。これは、税金の仕組みと関係しています。この記事では、103万の壁について解説します。

103万の壁を超えると税金が増える

103万円の壁とは、アルバイトやパートなど給与収入で働く人が、年収103万円を超えると税金が増える年収のボーダーラインのことです。これには2つの意味があり、1つ目は自身のバイト代やパート代にかかる所得税と、2つ目は親などの扶養者の所得税と住民税に影響する扶養控除に関係があります。ここでは、学生・フリーターなど親の扶養に入っている場合と、配偶者のいる主婦・主夫の場合に分けて解説します。

学生やフリーターで扶養下の人の103万の壁

親などの扶養家族となっている学生やフリーターは、年間のバイト代が103万円を超えるかで、自分のバイト代に課税される所得税と、親など扶養者の所得税・住民税に影響します。

まず、自分の所得税は、年収103万円以下であれば非課税となりかかりません。103万円を超えると超えた額に対して所得税がかかります。例えば、年収120万円なら、超えた17万円に対して所得税の税率5%を掛けた8,500円が所得税となります(令和19年分の所得まで復興特別税2.1%が追加)。

次に、親など扶養者は、子どもなど被扶養者の年収が103万円以下であれば扶養控除が受けられ、所得税と住民税が軽減されます。103万円を超えると、扶養から外れて扶養控除が受けられなくなるため、扶養者の所得税と住民税が高くなります。扶養控除の額は、特に19歳~22歳は他の年齢よりも控除額が大きく、所得税63万円、住民税45万円が控除されます。仮に、扶養者の所得税の税率が10%なら、単純計算で63,000円、住民税は税率一律で10%のため45,000円と、合計108,000円の税負担が増えることになります。

このように、年収103万円を超えた場合、自身と親など扶養者の税金負担を合わせると年間数万~数十万円増えることになるため、働き方には十分気をつける必要があります。

パートで配偶者の扶養下の人の103万の壁

配偶者の扶養に入っているパートの主婦・主夫の場合は、年収103万円以下は自分の所得税がかからないというボーダーになります。2018年までは、満額の配偶者控除が適用される自身の年収上限が103万円以下でしたが、2018年に改正され、現在は「配偶者特別控除」として、満額受けられる被扶養者の年収は150万円まで引き上げられています。(※扶養者の所得制限があります)
そのため、扶養に入りながら働くパートの場合は、年収150万円までは夫などの配偶者の税制上の優遇は変わりません。パート主婦にとっての103万円の壁は、自身のパート代に対する所得税のボーダーラインを指していることになります。

 

103万円とは、交通費等を含まない年収額

ここでは、なぜ所得税の算出基準が103万円なのかを解説していきます。
所得税は、個人の1月から12月までの1年間の全ての収入から所得控除を引き、残りの課税所得に税率をかけて算出します。この103万円とは、すべての人に適用される基礎控除48万円と、会社員やアルバイト、パートなど、給与所得者に適用される給与所得控除55万円を足した額となり、給与収入の人は103万円以下は非課税ということになります。SNSや動画投稿など成果報酬など給与でない収入を得ている場合は、給与所得控除が適用されないため、年間の報酬額が基礎控除の48万円を超えると所得税が発生することになります。

なお、所得税の課税対象となる収入は以下となります。

▼給与のうち所得税の対象となるもの
・1月~12月に支払われた給与すべて(額面)
└ 掛け持ちや退職した会社での給与も対象
└ 交通費などの手当は対象外

複数のアルバイトを掛け持ちしていたり、途中で退職したバイト代も合計した収入が対象となり、源泉徴収や社会保険料が引かれる前の額面で見ます。交通費については、通勤手当てとして独立して支給されている場合は除外できますが、日給や時給に含まれる場合は課税対象の収入としてみなされます。

 

2022年は昨年に続き103万円の壁が継続

2022年は2021年から大きな変更はなく、引き続き103万円の壁は継続します。解説してきたように、パートやアルバイトで収入が増えると自分の所得税だけでなく、一定の額を超えると親や配偶者の税金負担にも関わるので注意が必要です。ただ気を付けたいのは税金だけでなく、社会保険の扶養を外れる106万、130万の壁です。気になる人は、こちらの記事も参考にしてみてください。

103万、106万、130万、150万円の壁とは?知らないと損する税金・社会保険の「収入の壁」

※初回公開2021/11/1

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