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2016年01月06日

アドラー心理学に学ぶ、バイト先の「ちょっと苦手な人」克服法

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あなたは苦手意識のある人っていますか?
バイト先の先輩、サークルの先輩・後輩、友人、親戚などなど。
そんな人とコミュニケーションをとるときってストレスが溜まりますよね。
距離を置くことができればいいけど、そうもいかない人もいるのが現実…。

そんな悩みを持つ人に向けて、今回はベストセラー書籍「嫌われる勇気」から苦手意識を克服する秘訣を紹介します。

その1 「相手に認められたい」という意識をなくす

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苦手な相手を作りやすい人は、「相手に認められたい」という気持ちが強いものです。本書にはこう書かれています。

あなたは要するに誰からも嫌われたくないのでしょう。
ここはしっかりと理解してください。他者の期待を満たすように生きること、そして自分の人生をを他人任せにすること。これは、自分に嘘をつき、周囲の人々に対しても嘘をつき続ける生き方なのです。(159P)

例えば、親、上司、彼や彼女…。365日、24時間いつでも誰でも愛想よくいるなんて到底無理な話です。本書ではそれを「嘘」と表現しています。
しかも嘘をつき続けるのは、かなりのパワーが必要です。いっそ合わないと感じる相手には、「認められなくてもいいや」という気持ちで接するくらいで丁度いいのです。そのほうが、自分に嘘をつくよりずっと気がラクになるはずです。

その2 自分が思っているほど、他者は自分を気にしていないと認識する

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苦手意識を持つ人のなかには、他人からどう見られているかを気にしすぎている人が多いもの。本書にはこう書かれています。

私の若い友人が少年時代、長いこと鏡に向かって髪を整えていたそうです。すると彼は祖母からこう言われました。
「お前の顔を気にしているのはお前だけだよ」と。
それ以来、彼は生きて行くのが少しだけ楽になったといいます。(97P)

実際、自分が思っているほど、他人は私のことを見ていない。このように考えれば、他者を過剰に気にすることはなくなり、自分の意見も言いやすくなるはず。もちろん相手を傷つけるような発言はNGですが、少々異なる意見をぶつけたほうが会話も進むもの。そして、結果的に自分がどんな人間か相手に伝わりやすくもなります。

その3 苦手意識は自分の思い込み

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例えば、『バイト先でのミスが原因で店長と話しづらくなった経験がある。それ以来、目上の人が苦手だと感じるようになった』…など。苦手意識を持つ人のなかには、こんな過去の失敗やトラウマをひきずっている人もいるのではないでしょうか?
しかし本書では、そもそもこのようなトラウマは存在しないと書かれています。

アドラー心理学ではトラウマを明確に否定します。
「いかなる経験も、それ自体では成功の原因でも失敗の原因でもない。
問題は「なにがあったか」ではなく、「どう解釈したか」(29P)

つまり、「怒られた店長」と「目上の人」は、よく考えてみると何の関係もない、という話です。『失敗して“店長に”怒られた』経験を、『私は“目上の人”に怒られる』と話をすりかえてしまっているだけ。つまり、苦手意識は、自分が作った単なる思い込みなのです。
今、苦手な人がいるなら、その原因は何か振り返ってみましょう。それが過去の失敗が発端となっているなら、解釈のしかたを変えるだけで苦手意識は克服できるはずです。

まとめ

いかがでしたか? 考え方を少しだけ変えるだけで、コミュニケーションの苦手意識はなくすことができるかもしれません。本書では、

「自由とは、他者から嫌われることである」
すべての人から嫌われないように立ち回る生き方は、
不可能なことです。(162P)

とも言っています。「嫌われてもいいや」と考え方を変えることは少し難しいかもしれませんが、「そもそも誰からも嫌われない、を実践するのは100%不可能なんだ」と考えるだけで、ちょっと気が楽になりませんか?

対人関係に悩んでいるなら、少しだけ考え方を変えてみませんか?
アドラー心理学ではすべての悩みは対人関係に発するとも言っていますので、結果的にほかの悩みも解決するかもしれませんね。

文:中島典子

■参考書籍
嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

岸見 一郎 著、古賀史健 著
ダイヤモンド社 刊
1,620円(税込み)
http://www.amazon.co.jp/dp/4478025819