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2024年06月21日

飲食店バイトで好印象となる志望動機の書き方・伝え方(例文あり)

バイトに応募する際の履歴書や実際の面接で質問されることが多い志望動機。飲食店バイトを希望する場合、何を伝えれば良い印象を与えられるのでしょうか。そこで、飲食店バイトで好印象となる志望動機を例文と合わせて紹介します。

履歴書で好印象な志望動機の伝え方

履歴書の志望動機は、応募先を選んだ理由や働きたい理由を伝える項目です。飲食店では、接客や料理の提供が主な仕事のため、「仕事内容のどこに興味があるのか」「長期で働きたい意思があるのか」などを書くことで働く意欲が伝わりやすくなります。飲食店のバイト経験があれば、そこで得られた経験を書く方法もあります。文章量は100字~150文字程度で簡潔にまとめると良いでしょう。

なぜ、この店なのかを伝える

採用側が聞きたいのは「数ある飲食店の中で、なぜうちのお店を選んだのか」です。事前に現地を訪れられる場合は、実際の店舗を見ておくとイメージしやすいですが、行ったことがないという場合でも、Web上でお店のホームページやSNSなどを見ておき、自分が感じた「そのお店ならではの魅力」と合わせて、この店で働きたいという気持ちを伝えることが大切です。

具体例を交えて伝える

例えば、接客が好きだからホールスタッフに応募した場合、「接客が好きです」とだけ伝えるよりも、なぜ接客がしたいのか具体的なエピソードと合わせて伝える方が採用側はイメージしやすくなります。過去のバイト経験からお客様に褒められたことがある、こんな接客をされて嬉しかったなど、理由を裏付ける具体例と合わせて伝えるといいでしょう。

働きたい理由を明確化して伝える

飲食業界や接客が好きだからという動機だけでなく「貯金がしたい」「バイト経験を将来に生かしたい」など、働く理由を明確に伝えることも好印象です。バイト先から見ると、目標を持って働いてくれたほうが長続きすると考えるはずです。

 

履歴書で好印象な志望動機例文

実際に履歴書に記載する志望動機の例文を紹介します。面接でも同様の内容を伝えられるようにしておきましょう。

接客が好き

飲食店のホールスタッフの仕事内容は接客がメインのため、人とのコミュニケーションが好きであることは大切です。しかし「接客が好きです」だけでは説得力が弱いため、以前、接客を経験していた人はそのときのエピソード、未経験者の場合は理想とする接客方法を書くのがいいでしょう。

<例文>
「ホールスタッフは未経験ではありますが、人と接することが好きで初めて会った人とでも笑顔で話すことができます。料理のオススメをお客さまに提案するなどしてコミュニケーションを積極的にとりたいと思っています」

料理が好き

キッチンスタッフに応募する際は料理好きであることを一番にアピールしましょう。数ある飲食店の中でなぜ、この店を選んだのかを明確にするのもポイントです。

<例文>
「幼いころから料理が好きで、母の手伝いでよく夕食を作っていました。その中でもパスタは家族や友人からも評判がよく、プロの技を勉強したいと思って、パスタに評判があるこちらのお店に応募いたしました。コツコツと集中する作業が好きなので、下ごしらえから一生懸命取り組みたいと思います」

長期間働ける

バイト先は、労力をかけて採用し、仕事を教えたスタッフには長く働いてほしいと考えています。長期バイトが可能なのであれば長く働きたい旨を記載すれば店側も採用したいと思うはずです。

<例文>
「3年後の卒業旅行に向けて貯金をしたいと考えており、働くなら人と接するのが好きなので接客業がしたいと思い応募をしました。長く働きたいと思っておりますので、何卒、よろしくお願い致します」

コミュニケーション能力を上げたい

飲食店ではお客様との接客が欠かせない仕事です。人と接するのが好きな人、コミュニケーション能力を磨きたい人は、それをアピールする方法もあります。

<例文>
「以前、セルフサービスのカフェでアルバイトをしていましたが、もっとお客さまとコミュニケーションを取りたいと考え、お客さまとの距離が近いサービスを提供しているこちらのお店で働きたいと思っています。来店された方が笑顔で食事ができるような接客を目指して頑張りたいです」

過去のバイト経験を活かしたい

過去のバイト経験を活かしたい場合には、どんな仕事内容だったのか、その経験をどう活かしたいと考えているかを伝えます。上司に褒められたことや、お客様とのエピソードなどを盛り込むと説得力が出るのでおすすめです。

<例文>
「ファストフード店で1年間アルバイト経験があります。駅前店舗だったため常に忙しく、仕事の優先順位のつけ方や臨機応変に対応する力などを学びました。お客さまから『笑顔がいいね」と褒められたこともあります。テーブルサービスであるこちらのお店でも経験を活かし、どんな状況でも笑顔を忘れず、お客さまに満足してもらえる接客を心がけたいです」

シフトが合う

シフトが合うという理由で応募した場合は、それだけだと意欲が伝わりづらいため、なぜ働きたいのか、なぜそのお店がよかったのかをプラスして伝えましょう。「店をよく利用しており、気持ちのいいサービスで居心地がよかった」「自分も接客でお客さまを笑顔にしてみたい」などの理由を付け加えると意欲が伝わります。

<例文>
「私は人とコミュニケーションを取ることが好きです。このお店はスタッフの皆さんの接客がとても感じがよく、サークルでよく利用させていただいています。今回アルバイトの募集を知り、希望するシフトと一致していたので、ぜひ働いてみたいと思い応募致しました。接客の仕事は初めてですが、お店のメニューなどはよく知っているので即戦力を目指して頑張りたいです」

家から近い、通いやすい

家から近くで通いやすいという志望動機は、長く続けてくれそうな印象になるのでそのまま伝えて問題ありません。それに加えて「このお店の〇〇な接客に感動した」「接客マナーを学びたい」など、なぜそのお店で働きたいかを伝えるとさらに印象がアップします。

<例文>
「大学1年生で必須授業も多いため、学業との両立を考え、家から近いバイト先を希望しています。こちらのお店でコーヒーをテイクアウトする際にスタッフの方が描いてくれるイラストにいつも元気をもらっており、バイトするならここがいいと応募させていただきました。家が近い分シフトに多く入り、早く先輩方に追いつくよう頑張りたいです」

稼ぎたい

稼ぎたいという理由もシフトに多く入ってくれそうな印象となるのでアピールポイントになります。ただ稼ぎたいだけでなく、なぜ稼ぎたいのか理由を明記すると「その目標のためにしっかり働いてくれそう」と印象がよくなります。また、お店を実際に利用して感じたことや、接客に興味があることなどを加えると意欲が伝わるでしょう。

<例文>
「学生のうちにお金を貯めて、2年後に海外を周りたいと思っています。そのために、時給がよいこちらのお店で一生懸命働きたいと思っています。人と接することが好きなので、お客様がまた来たくなるような接客を心掛けて頑張りたいです」

応募先のお店が好き

応募先のお店のサービスや商品、雰囲気などが好きで応募した場合には、どこに魅力を感じているか具体的に伝えます。その上で、採用されたら自分はどうしたいか、仕事を通じてどう成長していきたいかを合わせて伝えるようにしましょう。

<例文>
「カフェ巡りが趣味なのですが、その中でもこちらのお店はコーヒー豆にこだわっていると知り、ぜひ自分も勉強したいと思い応募をいたしました」
<例文>
「こちらのお店を通りかかるたび、お客様が笑顔で食事をしている姿やスタッフの方が楽しそうに働いている姿が印象的でした。自分も笑顔でお客様をお迎えできるような接客をしたいと思っています」

各職種別の志望動機例文

職種別の志望動機はこちらの記事を参考にしてみてください。

飲食店バイトの面接で聞かれる質問や志望動機の 答え方、採用のポイント
カフェ・喫茶店バイト面接の志望動機の例文、よく聞かれる質問や当日の服装マナーなど
キッチンスタッフの志望動機の書き方・伝え方の例文
ファミレスバイト面接の志望動機の例文、聞かれる質問、当日の服装など
居酒屋(ホール・キッチン)のバイト面接で聞かれる質問・志望動機・当日の服装など

 

NGな志望動機の例

正直な意見だとしても、この理由を動機にすると印象が良くないというものもあります。そんなNGな志望動機をまとめてみました。

やる気が感じられない

「自分でもできる仕事だから応募しました」は、一見やる気をアピールしているようですが、後ろ向きな印象を与えてしまう動機。バイト先から見ると「ウチの仕事はそんなに簡単じゃない」「新しく仕事を覚えようとはしてくれないのかも」と思われてしまいます。たとえ、簡単な仕事だったとしても「私は細かい作業が好きなので、お皿を洗うのも丁寧に洗える自信があります」など得意分野をアピールするようにしましょう。

漠然としすぎている

飲食店バイトだとよく使われるのが「食べることが好きなので、こちらのお店に応募しました」。飲食店に特化した理由ではありますが、多くの人が食べることは好きなはず。漠然とした理由だと採用側も記憶に残りません。「こちらの店で食べたハンバーグがとても美味しく、プロの技を実感しました」など具体例を取り入れるようにしましょう。

応募理由が金銭面のみ

「お金を稼ぎたい」「貯金をしたい」という明確な理由はいいのですが、「時給がいいので働きたいです」だけだと、バイト先もどんな働き方をするのがイメージしにくく採用につながらない可能性大。お金が動機の場合は「奨学金を返すため、時給のよいこちらで一生懸命働きたいと思います」など、目標や目的を添えるようにしましょう。

 

まとめ

志望動機はバイトをするうえで必須となる質問です。好印象となるような自分だけの志望動機を考えてみてください。

※初回公開:2019年4月15日、更新履歴:2022年2月4日、2024年6月21日

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