飲食店バイトで好印象&印象ダウンな志望動機とは
バイトを応募する際の履歴書や実際の面接で、ほぼ確実に質問される志望動機。飲食店バイトを希望する場合、何を書けば、また言えば良い印象を与えられるのか気になるところ。そこで、飲食店バイトで採用されやすい志望動機とあわせて、印象が悪くなるNG動機も紹介します。
【目次】
履歴書で好印象な志望動機の書き方
履歴書の志望動機は、応募先を選んだ理由や働きたい理由を伝える項目です。飲食店では、「接客や料理の提供が主な仕事のため、仕事内容のどこに興味があるのか」、「長期で働きたい意思があるのか」、などを書くことで働く意欲が伝わりやすくなります。飲食店のバイト経験があれば、そこで得られた経験を書く方法もあります。文章量は100字~150文字程度で簡潔にまとめると良いでしょう。
人が好き
飲食店のホールスタッフは接客がメイン。人とのコミュニケーションが好きであることは大切です。しかし「接客が好きです」だけでは説得力が弱いため、以前、接客を経験していた人はそのときのエピソード、未経験者の場合は理想とする接客方法を書くのがいいでしょう。
「ホールスタッフは未経験ではありますが、人と接することが好きで初めて会った人とでも笑顔で話すことができます。料理のオススメをお客さまに提案するなどしてコミュニケーションを積極的にとりたいと思っています」
料理が好き
キッチンスタッフに応募する際は料理好きであることを一番にアピールしましょう。数ある飲食店の中でなぜ、この店を選んだのかを明確にするのもポイントです。
「幼いころから料理が好きで、母と交代で夕食を作っていました。その中でもパスタは家族や友人からも評判がよく、プロの技を勉強したいと思って、パスタに評判があるこちらのお店に応募いたしました。コツコツと集中する作業が好きなので、下ごしらえから一生懸命取り組みたいと思います」
長期間働ける
バイト先としては仕事を任せたのにすぐ辞められてしまうのが一番の痛手。できるだけ長く働いてほしいのが本音です。だからこそ、長期バイトが可能なのであれば長く働きたい旨を記載すれば店側も採用したいと思うはずです。
「3年後の卒業旅行に向けて貯金をしたいと考えており、働くなら人と接するのが好きなので接客業がしたいと思い応募をしました。長く働きたいと思っておりますので、何卒、よろしくお願い致します」
コミュニケーション能力を上げたい
飲食店ではお客様との接客が欠かせない仕事です。人と接するのが好きな人、友達とは違う人とのコミュニケーション能力を磨きたい人は、それをアピールする方法もあります。
「以前、セルフサービスのカフェでアルバイトをしていましたが、もっとお客さまとコミュニケーションを取りたいと考え、お客さまとの距離が近いサービスを提供しているこちらのお店で働きたいと思っています。来店された方が笑顔で食事ができるような接客を目指して頑張りたいです」
面接で好印象な志望動機の伝え方
面接でも必ず聞かれる質問のひとつである志望動機。緊張してしまってうまく伝えられなかった…なんてことにならないように、事前に採用されやすい志望動機の伝え方をマスターしましょう。
なぜ、この店なのかを伝える
採用側が聞きたいのは「数ある飲食店の中で、なぜうちのお店を選んだのか」です。その理由をできるだけお店のウリであることと絡めて言えればベスト。「この店だから働きたい」という気持ちで伝えることが大切です。
「カフェ巡りが趣味なのですが、その中でもこちらのお店はコーヒー豆にこだわっていると知り、ぜひ自分も勉強したいと思い応募をいたしました」
具体例を交えて伝える
「接客が好きです」だけ伝えても、どう好きなのかいまいち説得力がありません。その思いを補足するためにも具体的なエピソードを盛り込むようにしましょう。過去のバイト経験からお客様に褒められたことがある、こんな接客ができると嬉しかったなど、バイト先に対してあなたが働いている姿を思い浮べられるような具体例を伝えてください。
「こちらのお店を通りかかるたび、お客様が笑顔で食事をしている姿やスタッフの方が楽しそうに働いている姿が印象的でした。自分も笑顔でお客様をお迎えできるような接客をしたいと思っています」
働きたい理由を明確化して伝える
ただ、飲食や接客が好きだからという動機だけでなく「貯金がしたい」「バイト経験を今後に生かしたい」など、働く理由を明確に伝えることも好印象です。バイト先から見ると、目標を持って働いてくれたほうが長続きすると考えるはずです。
「学生時代のうちにお金を貯めて、2年後に海外を周りたいと思っています。そのために、時給がよいこちらのお店で一生懸命働きたいと思っています」
NGな志望動機はこれだ!
正直な意見だとしても、この理由を動機にすると印象が良くないというものもあります。そんなNGな志望動機をまとめてみました。
「簡単な仕事だから」「自分でもできると思ったから」と後ろ向きなアピール
「自分でもできる仕事だから応募しました」は、一見やる気をアピールしているようですが、後ろ向きな印象を与えてしまう動機。バイト先から見ると「ウチの仕事はそんなに簡単じゃない」「新しく仕事を覚えようとはしてくれないのかも」と思われてしまいます。たとえ、簡単な仕事だったとしても「私は細かい作業が好きなので、お皿を洗うのも丁寧に洗える自信があります」など得意分野をアピールするようにしましょう。
「食べることが好きなので」と漠然とした理由
飲食店バイトだとよく使われるのが「食べることが好きなので、こちらのお店に応募しました」。飲食店に特化した理由ではありますが、多くの人が食べることは好きなはず。漠然とした理由だと採用側も記憶に残りません。「こちらの店で食べたハンバーグがとても美味しく、プロの技を実感しました」など具体例を取り入れるようにしましょう。
「時給がいいので」と金銭面だけをアピールする
「お金を稼ぎたい」「貯金をしたい」という明確な理由はいいのですが、「時給がいいので働きたいです」だけだと、バイト先もどんな働き方をするのがイメージしにくく採用につながらない可能性大。お金が動機の場合は「奨学金を返すため、時給のよいこちらで一生懸命働きたいと思います」など、目標や目的を添えるようにしましょう。
まとめ
志望動機はバイトをするうえで必須となる質問です。好印象を与える動機を伝えて、働きたい飲食店で採用されるように頑張りましょう。
※初回公開: 2019年4月15日