子どもの夏休み中、パートはどうする? 預け先、勤務時間…先輩ママがアドバイス
間もなくやってくる、子どもたちの夏休み! パートで働くママにとって気掛かりなのが、夏休み中の働き方ではないでしょうか。そこで、小さいお子さんを持つパート・ママさんに緊急アンケートを実施。先輩ママたちは仕事をしながら夏休みをどう乗り切ったのかをアドバイスしてもらいました。
学期中は子どもの通学・通園時間内で働く人が9割以上
まず、子どもが幼稚園から小学校低学年のお子さんを持つ、パートで働くママに勤務日数を聞いたところ、週1〜2日が35%、週3〜4日も35%、週5日以上は30%でした。
また、1日あたりの勤務時間は、1〜2時間台が15%、3〜4時間台が46%、5〜6時間台が30%、7時間以上が9%。子どもの通学・通園時間内で働く人が9割以上のようです。
では、上記ママたちが夏休み期間、どうやりくりしたのかを見てみましょう。
夏休み期間も、約6割が休む・退職することなく続けた
<夏休み期間中、パート・アルバイトはどうしましたか?>
「これまで通り続けた」「時間やシフトを減らして続けた」というママが、全体の約6割。いつもどおり働ければそれが一番いいのだけれど、小さい子どもがいるとやはり何かしらの工夫は必要に。「時間やシフトを減らして続けた」「夏休み中は休んだ」という人たちの職種は、ファミレス、データ入力、スーパーなど。ファミレスやスーパーなど、学生も多い職場の場合は、長期休暇中にしっかり稼ぎたい学生でシフトが組めるので調整がしやすいのかもしれませんね。
実家や幼稚園の預かり保育利用が多数派
<子どもはどこに預けた?> ※複数回答
子どもの預け先は、自分または夫の実家に見てもらったという人が最も多く、39.3%でした。フリーコメントでは、時間やお金を気にせず預けられたけれど、親への負担も多かったという声も。そのほか、幼稚園で預かり保育を実施している場合はそのまま預け、実家や預かり保育を頼れない人は、夫の休みの日のみ出勤するなど、夫婦で協力してなんとか夏休みを乗り切ったようです。
また、預け先はひとつに限らず、いくつかを組み合わせて乗り切った人も全体の19.7%いました。組み合わせ方は、「実家×幼稚園の預かり保育」が最も多く、「実家×夫の休みの日」、「実家×ママ友」、「幼稚園×習い事」など。中には、「幼稚園×ママ友×実家」の3つを組み合わせて乗り切った、というツワモノママもいました。いくつか選択肢があるのであれば、預け先の負担も軽減できるし、子どもの気分転換にもなっていいかもしれないですよね。
次に、預け先が「その他」の人たちを見てみると、在宅でライターやデータ入力などを行っていたり、夜勤勤務という働き方をしているママも。子どもが小学校低学年の場合は、家で一人で留守番させたという意見もありました。
では、実際に預けてみてどうだったのか、ママさんたちのリアルな声を紹介します。
預けてみて良かった点、悪かった点は?
●幼稚園などの預かり保育を利用した
<良かった点>
慣れた場所や先生にお願いするので、安心して預けられた。子どもも友達と遊べる時間が増え、喜んで通ってくれていたので良かったと思う。(データ入力/5歳の時)
<悪かった点>
普段に比べると時間や日にちの制限があり、通常どおりの働き方はできなかった。お弁当を用意しなければならないことも大変だった。(スーパー/4歳の時)
●夫または自分の親に見てもらった
<良かった点>
身内なので気を使うこともなく、安心して預けられた。保育料もかからないし、子どもが病気になっても対応してもらえることがありがたかった。(一般事務/小学校低学年の時)
<悪かった点>
身内だから遠慮がない分、愚痴や小言を言われることもあった。親にも親の用事などがあるわけだから、負担をかけさせてしまったのかもしれない。(受付・秘書/3歳の時)
●夫の仕事が休みの日のみ、出勤した
<良かった点>
自分自身も誰にも気を使わなくて済むという点が良かったし、子どもと父親だけの時間ができたことで、ふたりにとってもいい思い出がつくれたよう。(ファミレス/5歳の時)
<悪かった点>
夫をゆっくりさせてあげられる時間がなかったことが申し訳なく思えた。せっかくの夫の休みに、家族で出かけられなかったことも残念だった。(コールセンター/小学校低学年の時)
●習い事に通わせた
<良かった点>
英語教室に通わせたところ、英語が少し話せるようになった。普段できない経験を積ませてあげることで子どもも大きく成長したと思う。(一般事務/4歳の時)
<悪かった点>
子どもは楽しんで通っていたけど、その分、料金も嵩んだ。お給料の半分以上が習い事の料金になってしまったのが悲しい。(ファーストフード/小学校低学年の時)
まとめ
約6割のパート・ママさんたちが、夏休み期間中も仕事を続けられているという結果には励まされましたね。預けることは、身内や子どもに多少なりとも負担はかかるけれども、預かる側も子どもも、普段と違った生活を楽しめるいい機会になるかもしれません。「申し訳ない」と思わずに、周囲をうまく巻き込んでパートライフを楽しんでみてくださいね。
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全国の子どもを持つ20〜45歳までの女性で、以下いずれかの要件を満たす方100名にアンケートを実施。
・子どもの幼稚園時代にパート、アルバイト経験のある方
・子どもが小学校1〜2年生のときにパート、アルバイト経験があり、日頃学童保育を利用していなかった方
実施期間:2016/6/10〜2016/6/13
調査協力:株式会社クラウドワークス
文:福田 彩
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