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2016年12月07日

「子どもが小学生になったら、私、また働けるかな?」~子育てしながら働く環境への不安編~

周囲の環境への不安
こんにちは。ブロガーで2児の母、現役ワーキングマザーのkobeniです。ママの「はたらこっかな」を応援するこの連載。前回からちょっと間が空いてしまい、すみません。
Twitter上で実際に、ママさんたちに“再就職に対する不安”について聞いたところ、大きく分けて「自分のブランク・スキル」、「小学校・職場・学童など子育てしながら働く周囲の環境」、「夫の協力を得られるか」の3つがあることがわかりました。そこで、今回は、ふたつめの「小学校・職場・学童など、子育てしながら働く周囲の環境」への不安について考えてみたいと思います。

具体的に、いただいた不安の声は、ざっと分類すると下記のようなものです。

– 子どもが帰宅するまでに帰れる仕事はあるのか
– 学童に入れないのでは
– 夏休みなど、学校の長期休暇時に子どもの預け先をどうするのか
– 子どもの病気や宿題などのフォロー、精神面のフォローは働きながら可能なのか
– PTA、学校行事などで休む・早退することを、職場で理解してもらえるのか

皆さん、「小一の壁」という言葉を聞いたことがありますか?
これは、元々は少数派だった「働くママ」界隈から生まれた言葉だったようです。子どもが保育園児の頃には、なんとか仕事と育児の両立ができていたのに、小学校に上がったら「無理!」になり、退職してしまう母親が多かったことから生まれたワードです。
私自身、昨年に長男が小学校へ上がり、実際に「小一の壁」を体験したので、それをふまえて、解決のアイデアを書いてみますね。

まず「勤務時間」の問題をクリアにしよう

「子どもが小学校に入ったら、仕事を続けられないかも」というお母さんの悩みの多くは「保育園と、小学校(+学童)における、子どもが滞在できる時間のズレ」に起因しています。保育園が朝7時〜夜の20時ごろまでの間で、利用時間を選択できるのに対し、小学校は「開門が8時」、学童は「預かり時間が18時まで」とキッチリ決まっているところが大多数。そうなると、どういった不都合があるかというと、「勤務時間中なのに、子どもの居場所がない」たとえば自分は始業に合わせ8時前に家を出たいのに、まだ学校の門が開かないとか、会社を定時で出ても、18時の学童のお迎えに間に合わないとか、そういうことが起こり得ます。
ということは、「子どもを送り出したあと」〜「学童が閉まる前」の勤務時間であれば、働けるということになりますよね。(この、シンプルなことが意外と難しいんですけどね)

「学童」にもいろいろある。居住エリア内にあるかどうか調べてみよう

最近、都市部で問題になってきているのが、「学童に入れない」という悩み。学童も、基本的には保育園と同じ考え方で運営されており、「保育に欠ける家庭=フルタイム勤務の共働き家庭」の点数が高くなる(入所しやすい)傾向があります。
授業が終わる午後15時以降や、夏休みなどの長期休暇中に学童が利用できないと、その間、子どもの居場所がない。ということになってしまいます。せっかく子どもが乳幼児から小学生になり、成長に伴い病気の回数が減ってきたり、送り迎えが必要なくなるなど多少「手が離れ」てきていても、さすがに小学校低学年の子どもを、一人でずっと家に置いておくわけにはいきません。

だから復職を考えるなら、就職活動の前に、「近所の学童に入れるか、どんな仕組みで運営されているか」を調べることが大事かなと思います。公営、民間、共にです。
今は、親が働いているかどうかは問わず、学校を遊び場として解放してくれる「放課後こどもクラブ」といったものもあります。けれど預かり時間が短いのと、夏休みなど学校が休みの時は利用できない、というのがネックです。
ただ、「放課後子どもクラブ」を利用しつつ「パートや時短勤務で、15時や16時くらいまで、かつ長期休暇以外に短期で働く」というような形も可能だと思いますし、私はそうやって働いているお母さんを知っています。

「女性が輝く社会」というスローガンを掲げるなら、「働くなら子どもが小学生になってからかな〜」というお母さんはとても多いと思うので、政府には保育園だけでなく学童の待機児童問題も、「待ったなし」で解決してもらいたいと願っています。

「学級閉鎖」への心構えを。精神面や宿題のケアは、夫婦で協力

子どものためにどのぐらい、休んだり早退が必要なのだろう? というところはやはり、気になりますよね。年を重ねるごとに、ちょっとずつ丈夫になっていく子どもたち。あくまで我が子の場合ですが、今年はまだ1回ぐらいしか学校を休んでないんじゃないかな? やはり、病気は小さい頃よりは減ってきます。
ただ、冬になるとどうしても、インフルエンザなどの感染症が流行ります。クラスの一定数が罹患した場合、さらなる感染を防ぐために学級閉鎖になったりもします。その場合に学童が利用できるか否かは、自治体によって異なるようです。自分の家の子どもは元気でも、学校に行けない…となった時、どうするか? 仕事を休むことを理解してもらえるか? あるいはファミリーサポート祖父母の家など、別の預け先を用意する準備はしておいた方がよいですね。

また最近では、親が、先生から宿題の手伝い(音読を聞くとか、丸つけをするとか)を頼まれることも増えてきています。親たちが求める教育のレベルが上がった結果なのかもしれないですね。勉強や宿題のフォローは、なるべく夫婦で分担してやるのが良いと思います。週末の宿題は夫がチェック、などから始めてみるとか。図工やら体育やら、持ち物の準備だけでも、積もり積もると大変なので、お母さんが抱え込まないように注意してほしいな、と思います。

さらに小学校では、「子ども同士の人間関係が複雑化して、トラブルのフォローなどが発生するのでは」といった不安もありますよね。これは本当に、本人だけでなく担任の先生とかクラスメイトなど、環境にも依存する話なので、なかなか予測がし難いです。平日の、夜ご飯の会話などを通して、子どもの様子をしっかりウォッチすることが大事かもしれません。小1においては、子どもが学校に慣れてくる夏休み前ぐらいまでは、慣れない環境でナーバスになる時期なので、注意して見ていてあげた方がいいかなと思います。

子ども同士のトラブルで、自分の子が「加害者」だったりすると、悩みが本当に大きくなってしまいますね…。けれど小学生は、まだまだ人間としては未熟で当然な時期です。トラブルだって、あっておかしいことではないと思います。もし起きてしまったら、パパにも「ここが正念場」と、積極的に関わってもらいたいところですよね。

PTAを、必要以上に忌避したり怖がらないで

PTAが何かと「不安要素」のように語られるのは、保育園においてはボランティア役員のようなものも、本当に必要な最小限に限られているからだと思います。働きながら園の運営に携われる範囲は、やはり限られていますから。
けれど既に幼稚園で、園の行事運営に様々に関わってきた方なら、PTAの活動内容は「ふつう」と感じるのではないでしょうか。

PTAには大きく「本部役員」と「委員会役員・係」があり、この二つが混ざって語られると、誤ったイメージで伝わるような気がします。一般的に、「入学したら絶対やらなきゃいけない」とされているのは、本部役員ではなく、もうちょっと現場寄りの仕事です。私は今年、ベルマークとか運動会の運営をする委員をやっていますが、集まるのは1-2ヶ月に1回ぐらいです。まあ、それ以外にも学校周辺の見回りとか、他の委員から他の仕事もまわってくるのですが。それでも、現実的に休めない回数じゃないかな、と思っています。学校によっては、月に何度も…ということもあるのかもしれませんが。
なので私の意見としては、「PTA活動の日ぐらいは休める職場で働こう」という感じでしょうか。

PTAについて、専業主婦の方々は喜んでやっているかというと、あながちそうでもないのですね。彼女たちは、まだ下の子がいて、幼稚園で役員もやっていたり、色々と忙しいのです。けれど「働いてないから、PTA活動をできない理由が説明できなくて断れない…」と言っていたママ友がいました。
PTA自体は、地域の人たちにしか支えられない仕事・意義がきっとあるし、楽しさややりがいを感じられることもあります(小学校に入ると、子どもの送り迎えがないため、親同士が会う機会はガクンと減ります。あまり交流することができないママ達と、PTAの集まりでいろいろ話すのは楽しいなと思っています)。
PTA的な役割を担う組織は存続した方がいいと思うのですが、共働き世帯が増えつつあり、子どもの数も減っていく中で、今は大きく改革や見直しを迫られている時かもしれません。学校・親・子どもたち・地域等のどこか一箇所に負担が固まりすぎることなく、持続可能な運営方法を模索していく必要があるのかなと思っています。

勤務先選びのポイントは、「労働時間(・場所の柔軟性)」と「小学生の親への理解があるか」

ということで、ここまで色々書いてきましたが、職場を探す時のポイントとしては、大きく二つです。

①「子どもが小学校(と学童)に行っている間だけ」という労働時間を選択できる職場であること。定時にキッチリ帰れること

②「小学生の子どもを育てていると起こる、あれこれ」への理解と、対処ができる職場であること。PTAやら行事やらで、休まなくてはならない日があることを了承してもらえること
※突発的な休みも起こり得るので、そういう時にどうカバーするかを、会社や組織としても、共に解決にあたれるよう前向きに考えていると良い

パート求人を見ていると、週何回か選べる・勤務時間が選べるというお仕事にもいろいろな種類がありますね。
最初は週2〜3ぐらいから始めて、ペースが掴めたら増やす、というのも良いかもしれません。

「夫は仕事」「妻は家庭」の分業体制を、少しずつでも変える努力を

働くのだと決めたら、とにかく家庭内の仕事を、夫婦でまわす体制に変えていく努力をした方がいいです。
この、「家事育児を夫婦でまわす」への試行錯誤は、保育園ママたちも当然苦労していて、子どもが保育園に通う数年間で、なんとか自分の家庭に合う体制に変えていくご夫婦が多いです。なので、「お母さんひとり」体制から「夫婦で家事育児」体制への変更については「めんどうくさい」「たいへん」「自分でやった方が早い」と抱え込んでいくのではなく、粘り強く諦めず、働きかけていってもらいたいです。なまじ幼稚園時代に、完全分業体制が確立しているが故に、変えていくのがなかなか難しいかもしれません。でも、例え短時間の仕事であっても、仕事と家事と育児を母親がぜんぶこなすというのは、無理があります。心身を壊しかねないので、まったくおすすめしません。

「でも、うちの夫はわかってくれない」「毎晩、仕事で帰宅が遅く、疲れていて頼れない」そんな風にお悩みの方も多いですよね。お父さんたちも、イヤイヤ会社に拘束されてる人だって多いだろうし、辛いところだと思いますが。

 
このあたりについては、次の「夫」編で、ゆっくり考えてみたいと思います。次回もお楽しみに!

kobeniさんプロフィール著者:kobeni (id:kobeni_08)
8歳と3歳の男児を子育て中のワーキングマザーです。はてなで「kobeniの日記」というブログを書いています。仕事はインターネット広告など。今年はPTA役員にも挑戦中。ベルマークにかなり詳しい人になりつつあります。

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