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2016年09月27日

「子どもが小学生になったら、私、また働けるかな?」~ブランク・スキルの悩み編~

「子どもが小学生になったら、私、また働けるかな?」〜ブランク・スキルの悩み編〜

こんにちは。ブロガーで2児の母、現役ワーキングマザーのkobeniです。ママの「はたらこっかな」を応援するこの連載。今回からしばらく「子どもが小学校に上がったら、また働けるのか?」について、考えていきたいと思います。

先日Twitterで、こんな投げかけをしました。
tw

予想外にたくさんの方々にRTしていただき、リプライもたくさん頂きました。本当にありがとうございます。
頂いたリプライは、概ね、こんな風に分類できそうでした。

【自分】「ブランク」の悩み、不安
-仕事をしていない「ブランク」がある・長いので、雇ってもらえないのでは
-「ブランク」が原因で、仕事内容についていけないのでは

【自分】「スキル不足」の悩み、不安
-キャリアが途中で中断されている・前職が専門職ではないので、具体的なスキルがない。雇ってもらえないのでは

【周囲=小学校・職場・学童】「子育てしながら働く環境」への不安
-子どもの病気や学校行事、PTAなどで休む・早退することを、職場で理解してもらえるのか
-宿題などのフォロー、精神面でのフォローは働きながら可能なのか
-子どもが帰宅するまでに帰れる仕事はあるのか
-夏休みなど、学校の長期休暇時に子どもの預け先をどうするのか
-学童に入れないのでは

【夫】「夫の協力を得られるか」の不安
-働くことに反対される・家事育児の妨げにならない範囲でと言われるのでは
-夫が家事育児に協力できる余裕がない

また、私が個人的に気になったご意見として、こういうものもありました。

【その他】
-ずっと働いてきたママたちは、(後から入ってくる)自分のこと、どう思うんだろう
-「若い頃のように、思うように働けない・仕事が選べない」ことがストレスになりそう

さて、これら悩みや不安について、数回に分けて考えてみたいと思います。
今回はまず「自分自身」の悩み、「ブランク」や「スキルがない」についてです。
自分に関係する悩みがいちばん解決しやすいですよね。だから、ここからいきましょう。

ブランクについて

ブランクは、長くなればなるほど自信を奪っていく(ようである)

とにかく「ブランク」について語るママたちが多かったです。結婚してから、あるいは、出産してからしばらく、仕事をしていないので、「そんな私にまた仕事ができるのか」ということです。

私は「就職専門家」ではなくただの木っ端ワーキングマザーなので、残念ながら「ブランクがあっても絶対大丈夫☆」などと言うことはできません(ごめんなさい)。
けれど、ブランクって、そんなに怖いものなのでしょうか?

たしかに「履歴書に空白があると面接時に印象がよくない」みたいな話は、たまに聞きますよね。人事部からすると「空白期間に何をしていたのか」分からないと不安、ということかもしれません。けれどママたちの場合、「何していたのか分からない」ってことはありませんよ。「子育てしてたんです(ドヤァ 」って言えるからね。
このあと「スキル」の話を書きますが、「ブランク」というのは、スキルに比べて「実体性のない悩み」のように思いました。もちろん、変化の激しい業界や職種もあるでしょう。日々更新される情報や技術のアップデートが必要なのに、それをしていなかった…と悩むなら理解できます。だがしかし、それ(アップデート)はもはや、「スキル」の話になってきてる…のではないでしょうか。
単に「仕事をしていなかった」「間があいた」ことで、具体的に失っているものって、なんでしょう? ママたちのお返事を読んでいて、しいて言うならばそれは「自信」だと思いました。

家事や育児は、「頭を使わない単純作業」ばかりではない

「ブランク」に対する不安は漠然としているので、長くなればなるほどその不安は根拠がないまま大きくなり、最終的に「ずっと仕事していない私にもう社会復帰は無理だ」という結論につながってしまいかねない。
家事や育児の中には、「仕事的エッセンス」を含んだ物事が、実は色々あると思います。幼稚園でバザーなどの役員をしたことはありませんか? 行事、イベントや飲み会の幹事は、人をまとめて動かす際の基本スキルです。一週間分の食材をまとめ買い、しませんでしたか? 料理をマルチタスクでこなすことや、食材の組み合わせを考えて毎日の献立を立てるのだって、かなり頭を使います。子どものために「より伝わる、身につく教え方を考える」、「『叱る』以外の方法で、やる気を引き出すコミュニケーションを考える」などは、会社での新人育成に本当に役に立つと思う(割と実体験から言ってます)。
これらの経験を、面接で無理にアピールしろという話ではありません。ただ、主婦生活は「ブランク=何もしていない、何か失っている」と捉えるには、あまりにもったいない日々だと思いますよ。

小さく何か始めるだけでも「自信」は戻ってくるはず

もしもブランクが続くことが、ジワジワとあなたの自信や前向きな気持ちを削いでいくなら、少しの時間からのスタートで良いので「なるべく早く仕事(あるいは、それに準ずると思うなにか)を始めるが吉」とも思いました。一日に1-2時間、子どものお昼寝の合間や寝かしつけの後、たとえば子どもの習い事や勉強の予定などをExcelで表にしてみる。みたいなことからスタートしてみてはいかがでしょう。一時保育を使って、簡単な在宅ワークを始めるのもいいですね。それで不安が消えるなら、良いじゃないですか。お姑さんとの骨の折れる会話も、「これも年配の上司とのコミュニケーション訓練」と思えば楽しくなるかも…しれませんね。

「ブランク」があるから不安、と考えるのではなく、「ブランク」の間に自分は何をしてきたのか、これから何ができそうか。丁寧に思い出してみると、きっと発見があると思います。せいいっぱい生きていた日々と、こなしてきたアレコレが、きっと浮かんできますよ。

スキルについて

仕事は、地味で小さな「スキル=できる」の集合体

さて、次に多かったのが「特にこれといったスキルがないから不安」という悩みです。
「出産前は事務職で、特にスキルがない」「接客や事務など転々として、決まった職種に就いてない」だから雇ってもらえないのでは? など。
たしかに、「士業」と呼ばれる職業(保育士、弁護士…)など、資格がないとできない・難関試験に合格しないとできない仕事はあります。でも…もし、世の中が、そういう専門職の方ばかりでまわっているなら、こんなにたくさん「特にスキルがないんです」って悩みが私に飛んでこないはずですよね!?

そもそも、「特にスキルがなく事務職をする」ってどういう状態なんでしょう。あえて資格という形になっていなくても、「PCで入力作業」「営業の人たちと会話する」「会議で意見を言う」などは、普通にされていたんじゃないでしょうか?
事務職の「スキル」の正体をもっと突っ込んで見ていくと、それは例えば「Word・Excelのまあまあ新しいバージョンが使えるか否か」「インターネットを使って調べ物をし、書類にまとめられるか」「自分の意見を、会議など人前で主張できるか」等々というものでしょう。「Word・Excel」は、PCにインストールしていじっていれば、それなりにスキルが身につくわけで、始めるのはそんなに難しいことではないし。つまり、漠然と「スキルがない」と悩むのではなくて、具体的に「できること、できないこと」で悩んだ方が、対策を立てやすいのではないか。ということです。試しに求人情報に書いてある「求めるスキル」のところを読んでみると、「電話応対」「データ入力」「パワーポイントで表を作成」など、一つひとつ具体的に書いてありますね。

「つぶし」が効かなくても、あなたを待ってる会社がある

日本はまだまだ雇用流動性が低い、つまりアメリカなどに比べると、「転職するのが難しい」国です。「日本の会社」の成り立ちから考えて、その会社ごとの文化や慣習が根強くあるのです。ということは、まだしばらくは「どこでも通用するスキル」を追求するより、「その会社で役に立つスキル」を身につける方が賢明、てっとり早い時代が続くんじゃないでしょうか。
再就職する前にあれこれ悩むよりは、とにかくその会社に入って、「そこで必要とされる知識や経験は何か」「自分ができること・得意なことで、チームのみんなに貢献できそうなことはないか」を考える。「事務職」ひとつとっても、たとえば郵便局の窓口なら、切手や保険の種類を覚える必要がある。会議の参加者が多い会社なら、とにかくコピー機に詳しくなっておきたい。2in1とか。サンプルコピーとか。

もちろん、長期的に見れば、「つぶしが効く」資格やスキルがあった方がいいに決まってます。けれど、景気が回復し女性の就労についても追い風が吹いている今、「とりあえず就職してみる」から始めても、私はまったく問題ないと思います。特にパートの分野は今、「売り手市場」と言われていますしね。

※厚生労働省 平成28年4月の求人倍率…パート除きでは1.18、パートのみでは1.69
パート除き
パートのみ

働き始めたら、「そのチームで、会社で、業界で、具体的にどんなスキルが求められているか」が、徐々に見えてくるのではないでしょうか。「どうしたら正社員になれるのか」は、そういったことが見えた頃、自然とわかってくるような気がします。

いかがでしたでしょうか? ちなみに私は、2in1のコピーが取れるようになるまで1年くらいかかりました…人には向き不向きがありますね(しょぼん

 
さて次回は【周囲=小学校・職場・学童】「子育てしながら働く環境」への不安について、どう対処すれば良いのか。私自身、昨年「小一の壁」を体験したばかりですので、それらを踏まえて考えてみたいと思います。

kobeniさんプロフィール著者:kobeni (id:kobeni_08)
8歳と3歳の男児を子育て中のワーキングマザーです。はてなで「kobeniの日記」というブログを書いています。仕事はインターネット広告など。今年はPTA役員にも挑戦中。ベルマークにかなり詳しい人になりつつあります。

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