パート面接でよく聞かれる質問|回答48例、志望動機・自己紹介・逆質問など

パートの面接では、どのような質問をされるのでしょうか。この記事では、実際にパートとして働く主婦を対象に実施したアンケートをもとに、面接でよく聞かれる質問を回答例つきで紹介します。すべての質問が聞かれるわけではありませんが、事前に答えを準備しておくと安心です。
- パート面接でよく聞かれる質問と回答例が分かります
- 扶養範囲や子どもの事情、介護など、家庭との両立に関する質問も分かります
- 志望動機・自己紹介・自己PRの答え方や、逆質問の項目も確認できます。
パート面接でよく聞かれる質問のうち優先度の高い質問を、組織人事コンサルティング 株式会社YAGAI代表取締役CEO粟野友樹氏に伺い、★の数で表しています。
★★・・・中
★・・・低
パート面接で聞かれる質問│自己紹介
パートの面接では、まずあなたがどんな人間かを確認するために、簡単な自己紹介を求められることが多いです。
自己紹介をしてください ★★★
「〇〇(氏名)と申します。半年前まで〇〇駅のデパートの地下街で総菜販売のパートを3年ほど経験しました。コンビニに勤めた経験はありませんが、学生の頃にドラッグストアのアルバイトをしていましたので、レジや品出しの経験はあります。仕事を早く覚えるよう頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします」
<回答例>
「〇〇(氏名)と申します。家はこちらから自転車で5分程度の所に住んでいます。大学卒業後、メーカーで営業事務を6年ほど経験し、お客様の対応や、PCでの資料作成やデータ入力などをしていました。その後、結婚と出産で5年ほど仕事から離れていましたが、子どもが幼稚園に上がり、時間ができたので、また働きたいと思い応募しました。今は自宅でWordやExcelのテキストを見ながらPCを触り復習をしております。仕事に早く慣れるよう頑張りたいと思いますので、よろしくお願いいたします」
パートの面接で自己紹介を求められたら、これまでのパート経験、職歴などを答えます。パート歴が多い人は、応募職種に関連するものを最近のものから話すといいでしょう。パート歴で応募職種に近いものがない人は、学生時代のアルバイト経験でも構いません。
パート面接で聞かれる質問│志望動機・応募理由
志望動機や応募した理由は、パート面接で必ず質問されるといっていい項目です。合わせて、この仕事を選んだ理由や、働こうと思ったきっかけについても質問があることが多いです。
当社(当店)を選んだ理由を教えてください ★★
「学生の頃ですが、ファミリーレストランのホールのアルバイトを2年ほどしており、馴染みのある飲食店の仕事を探していました。こちらのお店は家から通いやすく、また、パートの方も働いていらっしゃるので、仕事を続けやすいと思い応募しました」
<回答例>
「子どもが小さな頃、外食の際に〇〇グループの店舗によく行っていました。小さな子ども連れでも気持ちよく過ごせるよう考えられたメニューや接客が印象に残っており、自宅に近いこちらのお店でのパートに興味を持ち応募しました」
パート面接でよく聞かれることとしては、数ある求人の中からなぜその店舗や会社に惹かれたかを尋ねられることがあります。「家が近くて通いやすい」のも理由としてよいですが、「扱っている商品やメニューが好き」「以前に似た仕事の経験がある」など、もう1つ理由を加えると説得力が増す志望動機になります。
この仕事を選んだ理由は何ですか? ★★
「食べることが大好きで、以前から食に関わる仕事をしたいと思っていました。〇〇グループのレストランは家族でよく行きますが、小さな子どもにも優しく接してくださるスタッフが多く、私も一緒に働いてみたいと思い応募しました」
<回答例>
「以前販売の仕事をしており、お客さまと信頼関係を築くことにやりがいと楽しさを感じていました。結婚を機に退職しましたが、子どもが生まれて食の大切さを知り、食の仕事をしたいと思うようになりました。接客は同じなので、経験したことを思い出しながら頑張りたいと思います」
未経験の場合に、「販売は初めてのようですが、なぜこの仕事をしたいと思ったのですか」など、その職種を選んだ理由を聞かれることがあります。
例えば飲食店なら、「過去に利用した際に気持ちのいい接客を受け、自分もやってみたいと思った」と仕事に興味を持ったきっかけを話したり、経験したことがある職種との接点を伝えたり、未経験だが頑張りたいことを伝えましょう。
また働こうと思ったきっかけは何ですか? ★★
「子どもが小学校にあがり、自分の時間が持ちやすくなり、外で働いてみたいと考えたことがきっかけです。もともと人と話すことが好きなことから、接客の仕事がしたいと考え、応募いたしました」
<回答例>
「子どもが2人おり、下の子が小学校に上がったので、生活費を少しでも稼ぐために自分も働こうと思い応募しました。100円ショップでの仕事は初めてですが、スーパーのレジは以前経験したことがあります。早く仕事が覚えられるよう頑張りますので、よろしくお願いいたします」
ブランクがある人は、なぜまた働きたいと思ったかを志望理由にする方法もあります。加えて、なぜそのパート先を選んだのか具体的に付け加えると説得力が増します。「生活費が必要なので」といった、経済的な理由をストレートに伝えるのも、「長く続けてくれそう」と思われるのでいいでしょう。
関連記事:【パートの履歴書】採用されやすい「志望動機」の書き方と例文 未経験/経験20職種
パート面接で聞かれる質問│希望のシフト
パート面接では、1週間どれくらい働きたいか、何曜日、どの時間帯に働きたいかなど、シフトに関することも質問されます。できるだけ具体的に答えましょう。
働ける曜日と時間帯を教えてください ★★★
「子どもが幼稚園に行っている間に働きたいので、週に3日~4日、10時~14時が希望です。毎週水曜日は午前保育で延長保育がないため、それ以外の曜日にシフトに入らせていただけると助かります」
シフトの希望はパート面接で必ず聞かれるので、週に何日、〇時から〇時まで〇時間程度など具体的に答えられるようにしておきます。答える際は、「1日3時間しか働けません」等、言い切るのは避け、希望はこれだが、できる限り応募先の都合に合わせるという伝え方ができるといいでしょう。
土日を休みたい場合には、先に伝えておきましょう。それでも出てほしいと相談された場合には、「月に〇回程度なら可能です」など、譲歩する姿勢を見せると好印象です。
扶養範囲内を希望しますか? ★★★
「配偶者の扶養範囲内で働きたいため、勤務時間や年収について相談させてください」
<回答例>
「配偶者の扶養から外れても構いませんが、年収は〇万円程度を希望しています」
扶養範囲内で働きたい場合は、希望する年収や勤務時間を面接で伝えましょう。税金と社会保険では扶養の基準や判定条件が異なるため、最新の条件は関連記事で確認してください。
関連記事:
扶養内・扶養範囲内に抑えたい年収とは?【社労士監修】
150万円の壁は169万円へ|パートで働く税金(配偶者控除・特別控除)
急な残業やシフトの変更は可能ですか? ★★★
「早めに言っていただければ、シフトを増やすことは可能ですが、夫の会社の社会保険の扶養に入っているため、その範囲内になるようにお願いしたいです。残業は、子どもの預け先がないので突発的には難しいのですが、事前にご連絡いただければ対応できるところはしたいと思います」
希望シフトは聞いた上で、お店の混雑状況などで残業対応ができるか、急な休みによる交代などが起きた際にシフト変更ができるのかを聞く質問です。答え方のポイントは、すぐに「無理です」と答えるのではなく、できるだけ調整するという姿勢を見せることが大切です。
土日祝に出勤をお願いすることはできますか ★★★
「今のところ土日祝の出勤は難しいのですが、平日なら比較的柔軟に対応できますので、繁忙期や人手が必要な際は事前にご相談いただければ調整いたします」
<回答例>
「土日は基本的にどちらか1日は勤務可能です。祝日は家庭の都合で難しい日もありますが、事前にご相談いただければできる範囲で調整いたします」
土日祝の出勤が難しい場合は、無理せず正直に伝えましょう。代わりに対応できる範囲(隔週・時間帯限定・振替など)を添えると前向きな印象になります。年末年始など繁忙期の対応可否も合わせて示し、通院や学校行事など固定の予定がある場合は見直し時期も含めて共有しておくと、調整がスムーズです。
いつから働けますか? ★★★
「子どもを保育園に預けることができたので、来週月曜から働くことができます」
<回答例>
「9時から14時の間のシフトであれば、明日からでも働けます」
いつからパートで働けるか聞かれたら、無理をして早める必要はありませんが、出来るだけ早めの日程を答えられると好印象です。
「いつでもいいです」などあいまいな答えは避け、「来週の月曜から」「明日からでもOK」など、具体的に答えられるようにしておきましょう。
通勤時間とお店(会社)までの交通手段を教えてください ★★★
「電車と徒歩で片道約30分程度です。自宅の最寄りは〇〇線〇〇駅で、こちらまでは○○駅で乗り換え○○線○○駅で下車します」
<回答例>
「自宅からこちらの事務所までは、〇〇系統のバスを使って20分程度です」
交通費の支払いがあるかどうかを確認するため、勤務先までの交通手段を確認されることがあります。電車やバス、自転車など、勤務先までの交通手段と、自宅からの移動時間は答えられるようにしておきましょう。
どのくらいの期間、働けそうですか? ★★★
「はい、できる限り長く続けたいと思っています」
<回答例>
「長く続けたいと思っていますが、1年後に子どもの受験が控えており、受験前の3カ月間は時間を短縮して働かせていただきたいです。受験終了後は、元のシフトに戻していただいて結構です」
辞める予定がなければ「長く続けたいです」と答えるといいでしょう。夫の転勤の可能性や家族の介護、子どもの受験など、今後家庭の事情が出てきそうな場合は、勤務先に迷惑がかからないよう先に伝えておくことをおすすめします。
他にパートで働いているお店や会社はありますか? ★
「はい、飲食店の○○で週2日ほど働いています」
<回答例>
「はい、ドラッグストア○○で平日のみ3日間働いておりますが、週末も働きたいと考え、御社に応募いたしました」
他社との掛け持ちになる場合は、面接でも伝えておきましょう。シフト調整や労働時間の管理、年末調整を行う勤務先の確認などが必要になるためです。掛け持ちについて届出などのルールを定めている会社もあります。面接で掛け持ちについて聞かれなかった場合でも、希望のシフトを聞かれたタイミングなどで伝えておくといいでしょう。また、採用されたら、元のパート先の就業規則も確認し、必要に応じて届け出ましょう。
パート面接で聞かれる質問│家庭との両立
パートに限りませんが、子どもの都合や配偶者の転勤、家族の介護などでシフトの変更や欠勤が必要なこともあります。面接では、こうした事情を踏まえて働き方に関して確認されることがあります。
なお、本人の適性や能力に関係のない家族の事情(家族の職業や健康状態、家族の意向など)を詳しく聞くことは、就職差別につながる恐れがあるとして避けるべきとされています(※)。ここでは、家族の詳細を答える必要のない形での回答例を紹介します。
※採用選考時に配慮すべき事項(厚生労働省)
シフトに関して配慮が必要なことはありますか? ★★★
「子どもの急な発熱などで不定期な休みが発生する可能性はありますが、その場合はすぐにご連絡いたします。学校行事については事前に日程が分かりますので、シフトの希望提出時にお伝えし、調整をお願いしたいと思っております」
<回答例>
「平日の10時~16時であれば問題なく勤務できますが、それ以外の時間帯は事前にご相談させていただけると助かります。急な対応が必要な場合も、できる限りご連絡いただければ調整いたします」
パート先が知りたいのは、急に休む可能性がどのくらいあるのか、何時くらいまで働けるのかということです。家族の預け先の有無や介護の分担状況など、家族の詳しい事情まで説明する必要はありません。「急な休みの可能性の有無」「対応できる時間帯」「事前に連絡できる体制」など、自分自身の勤務条件として答えれば十分です。学校行事など事前に日程がわかるものは、早めに調整を依頼したい旨を伝えておきましょう。
長期的に勤務を続けられそうですか? ★★
「はい、できる限り長く続けたいと思っています」
<回答例>
「長く続けたいと思っていますが、1年後に子どもの受験が控えており、受験前の3カ月間は時間を短縮して働かせていただきたいです。受験終了後は、元のシフトに戻していただいて結構です」
辞める予定がなければ「長く続けたいです」と答えるといいでしょう。今後、子どもの受験や短期的な事情などで勤務条件に影響が出そうな見通しがある場合は、勤務先に迷惑がかからないよう、わかっている範囲で先に伝えておくと安心です。
配偶者の転勤や家族の状況など、家族側の事情まで詳しく説明する必要はなく、「自分が今後どのくらい継続して働けそうか」という見込みを伝えれば十分です。
パート面接で聞かれる質問│仕事内容について
パートの面接では、実際にどれくらい仕事ができるのかを確認するために、PCスキルや、パート先の仕事内容への不安について質問される場合があります。
パソコンはどのくらい操作できますか? ★
「Word、Excel、メールソフトの基本的な操作は可能です。以前いた会社では、Wordでの送付状の作成やラベル印刷など、Excelでは四則演算のほか、合計や平均、VLOOKUP関数など簡単な関数を使用したデータ集計やグラフ、表の作成を行っておりました」
事務職の場合、面接とは別に、求めるレベルかどうかを測るPCスキルテストを行うところも多いですが、テストが無い場合は、面接で聞かれることがあります。面接担当者から仕事内容の説明があり、その流れで詳しく聞かれることになるので、「できます」だけでなく、過去の経験なども交えながら具体的に伝えるといいでしょう。
(当店での)仕事内容に不安はありませんか? ★★
「キッチンの仕事は初めてなのですが、作業内容が分からなくなったときに参照できるマニュアルなどは用意されていますか?」
<回答例>
「ありがとうございます。丁寧に説明いただいたので、不安はありません」
パート面接では仕事内容の説明があった後に、実際にできそうか、不安はないか等聞かれる場合があります。疑問や不安があればここで質問しておき、解消しておくようにしましょう。
パート面接で聞かれる質問│過去の仕事経験・ブランク期間
パートの面接では、これまでどんな仕事をしてきたのか質問される場合が多いです。また、ブランクがある場合は、その期間の過ごし方や、不安がないかについても質問される場合があります。
これまでの仕事経験を教えてください ★★★
「大学を卒業後、化粧品販売員を2年、不動産の営業事務を4年経験しました。営業事務では、電話応対や発注書・プレゼン資料の作成などを担当しました。出産を機に退職し、4年ほど育児に専念していましたが、事務のスキルを活かしたいと思い、今回事務のパートを志望いたしました」
<回答例>
「3カ月前まで、パートで○○社のカスタマーサポートをしていましたが、契約期間満了につき退社いたしました。それ以前には○○スーパーで2年ほどレジのパートの経験があります。飲食店での接客は初めてですが、お客様の対応はコールセンターやスーパーでの経験が活かせると思いますので、どうぞよろしくお願いいたします」
応募したのが接客業なら接客経験の有無や、事務職なら事務経験があるかなどを確認されることがあります。職歴がパート・社員歴合わせて2~3職種であれば全て伝えてもいいですが、多数の場合は応募職種と仕事内容に接点があるものをピックアップしましょう。その場合、直前のものから古いものの順で伝えます。
過去の仕事経験で活かせそうなものはありますか? ★★
「3年間営業職の経験があり、プレゼン資料の作成などでPCを日常的に使っていました。事務職は未経験ですが、資料作成や顧客管理などでWordやExcelの操作に慣れているので仕事は早めに覚えられると思っています」
過去の仕事経験のなかで、応募先の業務に活かせそうなスキルがあればアピール材料になります。伝える際は、過去にどんな内容の仕事をしていたことがあり、その経験がパート先でどう活かせるかをできるだけ具体的に伝えることを心がけましょう。
この仕事は未経験ですが、不安はありませんか? ★★
「仕事を覚えるまでは周りのスタッフの方に質問することも多いと思いますが、早く慣れて戦力になれるよう頑張ります」
<回答例>
「ホールの仕事は初めてですが、経験のあるアパレルの接客とお客さまをもてなす意味では同じだと思います。早く仕事を覚え、来てくださるお客さまをもてなす気持ちで頑張りたいです」
採用側は仕事内容の説明後、改めて仕事への意欲を確認する意味で、こうした質問をすることが多いです。出来そうだと判断したら、仕事への意欲とともにその旨伝えましょう。
◯年間、仕事のブランクがありますが、不安はありませんか? ★
「以前は接客の仕事をしており、出産を機に退職しました。働いていなかった期間は、幼稚園の役員や地域のボランティアなどをしており、人と接する機会も多かったです。久しぶりの仕事復帰に不安がないわけではありませんが、仕事を覚えることが出来ればコミュニケーションなどは問題ないと思っています」
採用担当者としては、しばらく仕事をしていない人に復職への不安を聞くことで、働いていない期間どのように過ごしていたか、仕事内容や働くことへの不安を把握したいと考えています。
その他、働いていなかった期間に、学校の役員や行事などの活動で応募職種に活かせるものがあれば、それを積極的にアピールするのも良いでしょう。
ブランク期間、何をされていましたか ★
「幼稚園でPTA副会長を経験し、園と保護者とを結ぶ役割としてさまざまな行事の運営を行っていました。不要な仕事の精査を話し合ったり、保護者間で不公平感が出ないよう事前相談を行うなど、密なやり取りが多かったので、社会経験として大変勉強になったと思っております」
<回答例>
「子どもの所属する少年サッカーチームで1年間会計を担当しており、予算の管理や経費の精算などを行っていました。Excelや、クラウドツールを利用して経費の管理・精算をしており、スムーズな管理を心掛けて対応していました」
ブランク期間の過ごし方について具体的に聞かれたら、応募職種に役立ちそうな経験を話すといいでしょう。販売や接客系に応募する場合は、PTAなどで人と接した経験を、事務系であれば、WordやExcelなど基本ツールに触れていた経験などを伝えるのがおすすめです。
パート面接で聞かれる質問│退職理由
面接の直前まで別の仕事をしていた場合は、退職理由について質問されるケースがあります。
前職を辞めた理由は何ですか? ★★
「以前の勤務先はパートの人数が多く、入りたい時間帯のシフトになかなか入れませんでした。もっと稼ぎたいと思い、今回こちらの求人に応募させていただきました」
<回答例>
「体調不良で長時間の立ち仕事が難しくなり退職しました。治療をして現在は以前のように立ち仕事も可能になりましたので、今回応募させていただきました」
<回答例>
「父の体調が悪くなり、近くに住んでいる私が一時的に介護することになり、前職は退職しました。今はサポート体制が整ったため、仕事復帰したいと応募いたしました」
面接で前職を辞めた理由を聞かれた場合、人間関係や給料の低さなど、前の職場への不満と取られる内容は言わないほうがベターです。
もっとシフトに入りたかったなど、裏を返せば働く意欲があるととられる理由だと前向きな印象になります。ほか、体調不良や家庭の事情(引っ越しや子どもの受験ほか)など自己都合の場合には、現在は解決していることを伝えましょう。
以前のパート先を短期間で辞められていますが、理由は何ですか? ★★
「子どもが小さく、体調を崩して休むことが多くなったので、周りに迷惑をかけないよう退職しました。今は子どもも成長し、健康に過ごしているので大丈夫だと思います」
パートに限りませんが、短期間で退職している場合は、面接で退職理由を聞かれることがあります。その際は、「職場の雰囲気が悪かった」など、前職のネガティブな回答は印象を悪くするので、あくまでも自分の事情で辞めたことを伝えます。
これまでいくつもパート先を変えている理由を教えてください ★
(パートの職歴が過去3年で3社の場合)
「1社目のドラッグストアは急な残業が多く、まだ子どもも小さかったため半年で退職することにしました。2社目の化粧品販売は契約期間満了のため1年で退職しました。3社目はスーパーのレジでしたが、もっとお客様にかかわる接客がしたいと思い(飲食店の)、御社へ応募いたしました」
転職回数が多いと、すぐに辞めてしまうのではないかと採用を見送られることがあります。パートの職歴は、数カ月など短期間でも原則として記載しましょう。半年など短期間で転々としている場合は、契約満了や引っ越し、家庭の事情など、応募先が納得のいく理由を伝えます。
仕事に飽きた、人間関係が悪くなったなど、自己都合で転々としている印象にならないよう、「仕事をしていく中で、もっと~な仕事をしてみたくなった」など、表現を変えて伝えると悪い印象にならずにすみます。
パート面接で聞かれる質問│自己PR・長所短所
パートの面接では、働く条件や過去の経験のほかに、自身の特徴や意気込みについても聞かれることがあります。
自己PRをお願いします ★★
「几帳面な性格で、常に丁寧な接客を心がけてまいりました。前職のスーパーでは主にレジ業務を担当し、平常時はもちろん、混雑時にもスピードを意識しつつ落ち着いて対応できていたと考えております。また、多様なお客さまが日常的に訪れる場であることを踏まえ、親しみやすい雰囲気づくりのため笑顔での応対を心がけてまいりました。」
はじめに強みを一言で伝え、続けて担当した業務や工夫などの具体例を示すと伝わりやすくなります。応募先の業務に活かせる内容に絞って簡潔にまとめましょう。
あなたの長所・短所を教えてください ★
「長所はこつこつと地道な努力が苦にならないところです。短所は集中しすぎるあまり他のことが見えなくなることなので、対策として、作業をはじめる前に優先順位をつけるようにしています」
長所と短所が分かるように具体的に答える必要があります。長所と短所に矛盾が無いか、また、短所はどのように補っているかも合わせて伝えましょう。
逆質問「質問はありますか?」の答え方
パート面接の最後に「何か質問はありますか?」と聞かれた際に、確認しておくと良いのは、シフトを決めるサイクルや導入研修の有無、仮に採用されたら初日までに準備した方がよいこと、合否結果の連絡タイミングや方法などがあります。特に疑問がなければ無理して聞く必要はありません。
・シフト希望を出すタイミング
・研修の有無、ある場合は場所など
・突発的な残業の有無など
・似た年代や家庭の事情を持つスタッフはいるか
・仮に採用されたら初日までの必要な準備
・合否結果の連絡時期と連絡方法
<回答例>
「丁寧に説明していただいたので、特に質問はありません」
「その月のシフトはどのくらい前に決めていますか?」
「事前に研修などはありますか?」
【参考】逆質問をもっと詳しく知りたい方はこちら
バイト面接の最後に質問した方がいいことリスト・逆質問された時の答え方
組織人事コンサルティング 株式会社YAGAI 代表取締役CEO
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、転職支援や企業の採用支援、人材育成・組織開発など幅広く人事領域のコンサルティング業務に従事している
※更新履歴:
2016年8月2日 初回公開
2026年3月2日
2026年9月25日
※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。