スマートフォン用サイトを表示

アルバイトや転職に役立つ情報が満載!最新のお仕事ニュースなら【タウンワークマガジン】

2024年12月11日

シフトが残っていてもバイトは辞められる? すぐ辞められる方法、残りシフトの過ごし方など解説

バイト辞めたいがシフトが残っている,Townwork,タウンワークマガジン
「バイトを辞めたいけど、シフト提出したばかり…」「シフト残っていてもバイト辞められるのかな…」と言う人に向け、シフトが残っている場合にアルバイトを辞められるのか、辞めることができるケース、無断で退職するとどうなるかなど、シフトが残った状態での退職について解説します。

シフトが残っていてもバイトは辞められる

契約期間の定めがない無期雇用契約の場合、2週間前までに退職の意思を伝えればアルバイトを退職できると民法で定められています。アルバイトに限らず、退職とシフトが残っているかいないかは関係しません。
一方、有期雇用契約(契約期間の定めがある)の場合は、原則契約終了まで働く必要があります。

退職の相談はなるべく早くする

ただ、直前に辞めるとスタッフ同士のシフト調整が難しいこともあります。就業規則にいつまでに退職意思を示してほしいか書いてある会社もありますが、なるべく1か月前など早めに退職の相談をするのがおすすめです。

早く辞めたい場合もまずは相談

原則は、就業規則や2週間前通知などのルールがありますが、それを待たずに辞めたい場合は、まずはバイト先に相談しましょう。辞めるのもやむを得ないとバイト先と合意できれば、早ければ即日退職から相談することが可能です。

【参考】バイトの即日退職は可能? 辞める理由やタイミング、伝え方などを解説(例文付き)

理由によってはシフトが残っていてもすぐ辞められる

先にも記した通り、無期雇用契約の場合は2週間前までに退職の意思を伝えなければ辞められませんが、やむを得ない事情(事由)でバイト先と合意できれば、即日退職ができるケースもあります。その一例を紹介します。

家族の事情

家庭環境の変化や祖父母の介護が必要になるなど理由はさまざまですが、家庭の事情でバイトを続けることが難しくなった場合は、やむを得ない事情でバイトを辞めることができます。

引っ越し

引越しでバイト先に通うことができなくなる場合もやむを得ない事情としてバイトを辞めることはできます。ただし、引越しの場合は事前に日にちが決まっていることがほとんどなので、事前に伝えておきましょう。

病気、ケガ

病気で入院することになった、ケガをしてしばらく働けなくなった際もやむを得ない事情としてバイトを辞めることができます。バイト先によっては診断書を求められる場合もあります。

仕事内容や労働条件が契約内容が異なっていた

仕事内容や労働条件のうち明示義務がある項目について、労働契約を締結するときに明示された契約内容と異なっていた場合、すぐに辞めることができると労働基準法に定められています。バイト先が辞めることを認めてくれない場合は、各都道府県の労働基準監督署や総合労働相談コーナーに相談しましょう。

セクハラ、パワハラを受けた

職場でハラスメント行為を受けた場合、すぐにバイトを辞められるケースがあります。すぐに辞められるケースにあたるかどうかは、各都道府県の労働基準監督署や総合労働相談コーナーに確認してみましょう。

【参考】
バイトの即日退職は可能? 辞める理由やタイミング、伝え方などを解説(例文付き)
バイト先でパワハラを受けたときはどうすればいい?相談窓口と相談の仕方<法律監修>

無断でバイトに行かないとどうなる?

「辞めるので、もうバイトに行きたくない」とバイト先に連絡をせず無断で休むと、まず親など緊急連絡先に連絡がいきます。また、民法709条の「不法行為」にあたり、損害賠償を請求される可能性があります。ほかにも制服など貸与物を返却しない場合は実費を請求されたり、就業規則によっては働いた分の給料がもらえないこともあるため、気まずいと思ったとしても、誠意のある対応をして円満に退職するのがおすすめです。

【参考】バイトを無断欠勤してばっくれたらどうなる?給料や損害賠償について詳しく解説

バイトを辞めるまでの残シフトはどうする?

退職することが決まったけれど、まだシフトが残っている場合、「やめるのにバイト先に行くのは気まずい」と思う人もいるでしょう。残ったシフトをどう対処するか、解説します。

責任をもって出勤する

辞めると決まっても、退職日までは責任をもって最後まで出勤しましょう。最後までしっかり働けば、店長やバイト仲間にも印象がよく、気まずさは感じないはずです。また、退職日まで勤務することで、バイト仲間や先輩に退職の報告とお世話になった感謝を直接伝えることができるので、気まずさは軽減されるでしょう。

シフトを代わってもらえないかお願いする

どうしてもシフトに入りたくないという場合には、バイト仲間にシフトを代わってもらえないか相談してみましょう。代わりに入ってくれる人がいれば、シフトの再調整でバイト先に迷惑をかけなくてすみます。代わってもらえた際は、店長や上司にその旨をきちんと伝えましょう。

有給がある場合は利用することもできる

有給休暇は入社から半年が経過し、所定の労働日の8割以上出勤していれば、雇用形態に関わらず取得する権利があります(労働基準法第39条)。有給が残っている場合、残っているシフト期間に消化することが可能です。申請に対してバイト先は拒否できませんが、バイト仲間に迷惑がかからないか状況をみて申請するのがマナーです。

【参考】有給休暇が残ったまま退職するとどうなる?退職時に有給消化する方法

※更新履歴:
2023年10月6日
2024年12月11日

※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

早速バイトを探してみよう