はじめてまだ1ヶ月だけど、バイトを辞めたい…どうしたらいい?
アルバイトをはじめて1カ月。だけどもう辞めたい…と、悩んでいる人もいるかもしれません。辞めたい理由はさまざまだとして、アルバイトを1ヶ月で辞めるのはアリなのでしょうか。ここでは、1ヶ月で辞められるのか、辞める理由や辞め方などを紹介します。
バイトを1ヶ月で辞めることは不可能ではない
アルバイトを始めて1ヶ月など、短い期間でも退職できることケースは多いです。法律上の原則は、雇用期間に定めのない人は辞める2週間前までに退職意思を伝えて辞めること、雇用期間に定めがある人は契約期間終了後まで辞めることができないとしています。一方で、雇用主とやむを得ない事情として合意できればその前に退職できるともされているため、バイト先と合意できれば短い期間でも退職することができます。いずれの場合も、早めにバイト先に相談することが大切です。
>バイトを即日退職するには?辞める理由やタイミング、伝え方などを解説(例文付き)
バイトを辞めるか迷っている場合に考えること
アルバイトを辞めること自身は難しいことではありません。ただ、本当に辞めることが自分にとっていいことなのか辞めることを迷っている人は、時間が解決してくれる問題なのか、続けることにメリットはあるかを整理してみるとよいです。基本的には時間が解決してくれない問題なら辞める選択をしても良いでしょう。
①バイトに慣れると解決する問題か
②続けることでメリットがあるか
③心身に症状が出るほどの問題ではないか
バイトを辞めると決めた後の動き方
アルバイトを辞めると決めた後は、なるべくスムーズに退職するためにも、誰にどう伝えるか、何を確認するか、必要な段取りを踏む必要があります。
決めたらすぐに退職意思を伝える
アルバイトを雇用している場合、シフト調整などお店や会社の運営上の理由から、退職希望を1ヶ月前には伝えて欲しいなど社内規定がある場合もあります。最終的な退職日は、法律上の原則と、バイト先の事情とを照らし合わせてお互い合意して決めることになりますが、早く辞めたい人ほど、早く相談することが大切です。
店長や上司に退職意思を伝える
バイトを辞めたいことは、同じ現場で働く一番偉い人、つまりアルバイトの管理をする店長など上司に直接対面で伝えます。伝えるタイミングは、仕事の忙しくない時間帯が理想ですが、前もって「今日、5分10分、どこかお時間もらえませんか」と都合を聞いておくと、話すタイミングを逃しにくくなります。
具体的な退職日や必要手続きを確認する
店長や上司に時間をもらった際に、具体的な退職日、引継ぎ、周りのスタッフへの伝え方、借りたものの返却方法、退職時に提出する書類の有無など必要な手続きを確認します。
バイトを1ヶ月で辞める時に伝える理由は?
店長に伝えるアルバイトの退職理由は、「思っていたよりも学校との両立が難しい」など、相手が不快にならない理由で、かつ、仕方ないかと思ってもらえる理由であるようにします。例え、本音では「人間関係が合わない」「つまらない」だったとしても、あえて正直に伝えない方が角が立ちにくいです
・思ったより学校との両立が難しい
・来月から急に学校が忙しくなる
・どうしてもやりたいことが見つかった
・慢性的に体調が優れない
・家族から辞めるように言われた
・仕事が合わず精神的にきつい
>【大学生向け】バイトを円満に辞める理由・言い訳に聞こえない伝え方と例文6選
参考)何か月でアルバイトを辞めましたか?
実際に、アルバイトを辞めたことのある大学生に退職までの期間を聞いてみました。その結果、アルバイトを辞めるまで3か月以内、6か月以内、1年以上とそれぞれいることが分かります。アルバイトを1ヶ月以内に辞めた人に絞ると、合計23.1%と4人に1人くらいいることが分かります。つまり、アルバイトを始めたものの1ヶ月で辞めた人もそこそこいるようです。アルバイトはさまざまな出会いと別れがあるもの。自分のなかで譲れない「一線」を考え、決断するとよいでしょう。
※出典:大学生アルバイト調査/N=1574/2023年1月/調査企画リクルート/調査協力 マクロミル(短期バイト経験を除外するアルバイト退職経験ありを母数とする)
初回公開:2019年5月14日、更新:2023年3月20日、2024年5月7日
※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。