大学との両立は可能?バイトを掛け持ちするメリット・デメリット
サークル、飲み会、遊び、学費…。何かと物入りな学生の中には、 授業の合間を縫って、バイトを掛け持ちしようと考えている方も多いのではないだろうか?しかし、掛け持ちをするとなれば金銭面や時間配分、学業との両立、それぞれどのくらい働くかなど考えることは山積み 。ここではバイトを掛け持ちすることによる、メリットとデメリットについて見ていこう。
バイト掛け持ちによるメリットとは
・給料が増える
・一方のシフトを削られた時場合でも、もう一方で働く日数を調整できる
・時間をずらしてはたらける(夜勤・昼勤)
・多くの人と出会える
・様々な職種にチャレンジできる
バイトを掛け持ちするメリットとしては、給料面の他にも、掛け持ちのバイト先の人たちとの出会いが広がるほか、様々な職種を経験することで社会勉強にもなることだろう。
さらに、片方のアルバイトであまりシフトに入れなくなった時も、もう1つのバイトがあるという安心感がある。学生のうちに、社会の一員として貴重な経験ができたことは、後の就職活動にも活かせるだろう。学生だからこそ多くの職種に触れて、自分の未来について考えるのもいいかもしれない。
では、一方でデメリットはどのような部分にあるのだろうか?
バイト掛け持ちによるデメリット
・タイムスケジュールが困難になる
・掛け持ち先との繁忙期が被った時に、それぞれのバイト先に出なければならず中途半端になりやすい
・学業が疎かになってしまうおそれがある
・バランスを考えないとどちらも中途半端になってしまい信頼が得られない
・掛け持ちのバイトで年収が103万円超えると自分で確定申告しなくてはいけない
掛け持ちすることによってお金は増えるかもしれないが、計画性をもって望まなければ本業である“学生生活”を疎かにしてしまうおそれがある。また、掛け持ちのバイトで得た収入が103万円以上の場合には、自ら確定申告を行わなくてはならない。
バイト先が1か所で、源泉徴収、年末調整をおこなっていれば103万円を超えても確定申告の必要はない。しかし掛け持ちすることによって、バイト先で得た収入がトータルで103万円を超える場合は、源泉徴収されていても確定申告が必要だ。
掛け持ちバイトを成功させるためには
■2つのバイト共にシフトを詰め込み過ぎない
あまりバイトを詰め込み過ぎると、「大学生」という限られた時間を、アルバイトだけで費やしてしまう可能性もある。興味のある分野の研究やサークル活動など、大学生のうちにしかできないことはたくさんある。キャンパスライフがバイトだけで終わってし まわないように、あらかじめスケジュールには余裕を持ってシフトを組むと良いだろう。
■それぞれのバイト先の人間関係を大切にする
急な予定が入った時は、シフトを変わってもらう必要がある。いざというときに助けてもらえるように、どちらのバイト先でもシフトを管理する上司や同僚との人間関係をしっかりと構築しておきたい。
■無理なシフト依頼はしっかり断る
アルバイトとして働く以上、職場からの出勤要請があることも考えられる。学業に差し支えたり、スケジュール的に無理があるならしっかりと断った方が良い。
■年間の収入予想を立てる
年間でどれだけ働いて、どの程度の収入を得るつもりなのかを事前に計算しておこう。先に記述しているように、年間の収入が103万円を超えると、自分で確定申告をする必要がある。
さらに重要なのが、学生の場合はほとんどが親の扶養内にあると思われるが、103万円を超えると扶養から外れるため、扶養控除の対象にならず両親の税金が高くなってしまう。そういった意味では、両親ともしっかり相談しなくてはならないだろう。
バイトの掛け持ちはプランを立てて計画的に
学生が掛け持ちバイトをするにあたって、メリット・デメリットがそれぞれある。金銭面で余裕が出てくる、多くの出会いがあるなど良い点もあるが、その分時間が取られて学生の本文である学業が疎かになってしまうこともあるだろう。掛け持ちのメリット・デメリットをしっかりと理解した上で、アルバイトに励みたい。
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