【転職の面接対策】印象に残る自己紹介のポイントとケース別回答例
転職面接の冒頭で聞かれやすい「自己紹介をしてください」という質問。これまでの職務経歴を簡潔に話すことが求められますが、どう回答するのがいいのでしょうか。自己紹介のポイントと職種別・ケース別の回答例を紹介します。
自己紹介は、相手に興味を持ってもらうためのもの
自己紹介では、自分の人となりを挨拶の延長で話すものです。面接の冒頭で「自己紹介をどうぞ」と求められた場合は、応募職種に合った職務経歴を簡潔にまとめ、面接担当者に印象づけ、「もっと深く話を聞いてみたい」と思わせることが大切です。
よく混同されるものに「自己PR」がありますが、自己PRは自分の経験や強み、アピールポイントを掘り下げて話し、応募先企業にとって自分の経験やスキルがどのように活かせるかを伝えるものになります。面接の中盤で話す職務経歴書の説明や、志望動機を話す中で自己PRを話すことが多いでしょう。詳しくは、下記リンクを参考にしてみてください。
自己PR│履歴書の書き方と面接での伝え方(例文・サンプルあり)
自己紹介をするときのポイント
時間は1分程度で簡潔に
冒頭での自己紹介は、長くなりすぎないようすることが大切です。これまでの経歴や実績と入社への意欲を1分程度で述べましょう。ここでは自分の強みや自己PRを話すのではなく、事実のみを簡潔にまとめて伝えます。1分は、文字数にすると300文字程度が目安です。
話し方、表情
面接担当者は話す内容だけでなく、話し方や表情も見ています。話し方ははっきり、ゆっくり、聞き取りやすくが基本。顔が下を向いてしまうと声がこもって聞き取りづらくなるため、正面を向いて話すようにしましょう。表情は、話すときは目に少し力を入れて意欲のある表情で、読点や話し終わりは口角を軽く上げ、明るい表情を意識しましょう。面接担当者の目を見つめすぎると圧迫感を与える恐れもあるので、数秒に1度合わせる程度でOK。目を合わさないときは口元や喉元などを見ながら話してください。
挨拶+氏名を名乗る
自己紹介では、経歴を話す前にまず挨拶と氏名を名乗りましょう。挨拶は「本日はよろしくお願い致します」「本日はお時間をいただきありがとうございます」などが一般的。氏名は「〇〇〇〇と申します」と現職の社名や肩書はつけずにフルネームを述べましょう。
内容は、応募先企業に合う職務経歴やスキルを話す
自己紹介で一番重要なのは応募先企業が採用したいと思うスキルや強みを簡潔にアピールできるかどうか。例えば、営業職への応募であれば、これまでの営業形態や実績をわかりやすく伝えます。気を付けたいのは「粘り強い性格で」「部署で一番頑張りました」など主観的な言葉では説得力はありません。実績は「売上目標の150%を達成した」「顧客数を2割増やした」と数字で表現できるものがいいでしょう。
もしも、未経験からの転職で実績がない場合は応募企業の採用条件やHPを読み込み、これまでの自分の経歴で応用できたり共通するような強みを見つけてアピールすること。そのためにも企業研究をしっかり行い、どんな人材を求めているかを把握することが大切です。
「自己紹介をお願いします」という時の回答例文
転職先の希望職種別や、経験別に、自己紹介の例文をご紹介します。
事務職志望の自己紹介
営業職志望の自己紹介
飲食店店長志望の自己紹介
未経験の職種に自己紹介
応募職種の経験がない場合は、これまで経験した仕事内容から応募職種に共通する部分を話しましょう。
第二新卒(社会人経験が浅い)の自己紹介
社会人経験が浅く、実績がない場合は、これまでの経験で学んだことなどを具体的に話すといいでしょう。
転職回数が多い場合の自己紹介
転職回数が多い人の場合は、すべてを話すのではなく、応募先の職種に関連する経歴を話すようにしましょう。
※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。