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2016年11月16日

1週間のおかずを週末たった1時間で準備!?シンプルライフ研究家マキさんに聞く、働くママのための時短術 ~やりくり篇~

写真:hayashihiroshi

写真:hayashihiroshi


週末のわずか1時間で1週間分のおかずを準備しているワーキングマザーのマキさん。前回はそんなマキさんが伝授する1週間を快適に過ごすための“準備篇”をお届けしました。今回は準備した“作り置き”を活かしたワザをご紹介する“やりくり篇”をお届けします。

朝食は、常備菜を並べるだけ。5分で色鮮やかなワンプレートが完成。

写真:ブログ「エコナセイカツ」より引用

写真:ブログ「エコナセイカツ」より引用


働くママにとって、子供たちを送り出すまでの朝の時間は、1日の中でも最も慌ただしい目の回るようなひとときでは? そんな朝食準備の時間も、週末に作り置きした常備菜があれば、ぐっと軽減できます。

まずプレートに、常備菜のほか、洗っておいたミニトマト、まとめて茹でておいた卵を少量ずつ並べます。これに加えて、前夜に残ったご飯を利用し握っておいたおにぎりをレンジで温めて乗せたら、あっという間に完成! 彩り豊かで目にも楽しい朝食4人分も、わずか5分。ワンプレートなので、洗い物も最小限に抑えられるのも、マキさん流の時短術! 残った時間で出かけ支度を余裕もってできるので、1日のスタートが気分よく過ごせます。

ちなみに、プレートのおとなりはマキさんが会社で食べるお昼のお弁当。

あらかじめストックしておく“お弁当セット”で、調理要らずのお弁当ができる!

写真:hayashihiroshi

写真:hayashihiroshi


マキさんは、職場にお弁当を持っていきます。経済的にはメリットがあっても、朝からお弁当作りなんてとても無理! と諦める働くママのために、マキさんがとても便利な時短術を教えてくれました。それは、常備菜を少量ずつラップに包んだ“お弁当セット”を作っておくこと。

写真:ブログ「エコナセイカツ」より引用

写真:ブログ「エコナセイカツ」より引用

「1週間の間にちょっと飽きたかなと思う常備菜や、夕飯時に食べ残ったおかずを少量ラップに包み、1食分ずつまとめたセットを作っておきます。冷凍している常備菜は、前夜のうちに冷蔵庫に移しておけば、翌朝解凍されているので、一切調理なしで詰めるだけ。会社で温めると美味しく食べられます」(マキさん)

常備菜は冷凍しておけば2週間ほどもつので、前日の夕飯と全く同じメニューになることもありません。これなら、忙しい朝の時間でもお弁当作りができそうじゃないですか?  

下準備を終えた肉や魚と常備菜が味方。夜ご飯の完成までには、帰宅後たったの20分!

 
仕事から帰宅したら、マキさんはまず米を研ぎ、土鍋に米をセットして火にかけます。続いてお味噌汁用の水を火にかけ、出汁パックを投入。沸騰するまでに、具となる野菜をカットし、柔らかくなるまで煮ます。

写真:ブログ「エコナセイカツ」より引用

写真:ブログ「エコナセイカツ」より引用

ここで1つ、マキさん流時短テクニックを披露。週末や日々の味噌汁作りの際、野菜や油揚げ、キノコ類を多めに切り、1回分ずつをパックして“味噌汁セット”(写真)として冷凍保存しておくのだそうです。これをいくつかストックしておけば、ちょっと帰宅が遅くなった日でも安心です。

続いて土鍋のごはんが炊き終わる8分後にコンロが空くので、週末に下準備しておいたメイン料理を作り始めます。「メイン料理作りというと身構えちゃいますよね。でも、ほぼ調理が終わっているので、フライパンを出してきて温めるだけ。ほとんど数分でできるものばかりなんです」(マキさん)

写真:ブログ「エコナセイカツ」より引用

写真:ブログ「エコナセイカツ」より引用

マキさんのお宅では、日持ちしない魚料理は週の前半に、保存の効く肉料理は週の後半にするのが定番。例えば、月曜日はあらかじめ醤油と味醂につけておいたマグロを冷蔵庫から出して盛りつけ、火曜日はアジの干物をグリルで焼くだけ。

「干物は生の魚よりも保存が利く便利な1品。一夜干し、みりん干しなど、バリエーションもあるので、我が家では重宝しています」(マキさん)

写真:ブログ「エコナセイカツ」より引用

写真:ブログ「エコナセイカツ」より引用


また、水曜日と木曜日の肉料理も、マキさん流の時短テクニックでスピーディに仕上げます。週末に醤油とみりんに漬けて冷凍し、前夜に冷蔵庫に移しておいた豚肉をフライパンに乗せます。ここまでは、水曜・木曜とも共通。その後、水曜日はフライパンの上でショウガを擂り下ろし、玉ねぎの千切りを加えて焼いたら生姜焼きの出来上がり。木曜日は豚肉と好みの野菜を乗せたフライパンの上で、ニンニクを擂り下ろしたらスタミナ焼きの完成です。

「ニンニクやショウガなどを加える際は、フライパンの上でそのまま擂り下ろせば時間短縮。余分な器を使うことがないので、後片付けの手間も省けます」(マキさん)

写真:hayashihiroshi

写真:hayashihiroshi


メイン料理を火にかけている間に、常備菜に味付けをして仕上げ、味噌を溶いてみそ汁を注ぎ、土鍋のご飯をよそいます。帰宅後に土鍋に火を付けてから完成まで約20分〜30分! 最も時間がかかりそうな夕飯も驚くほど早くできるので、お腹を空かせた家族も大満足。温かいものを温かいまま食卓に上げることができるのもうれしいですね。

金曜日は手抜きの日! 作り置きがあれば、カップ麺よりも素早く麺料理ができる!

写真:hayashihiroshi

写真:hayashihiroshi


「たまには家事を手抜きしてもいい」と割り切っていると話すマキさんは、家事と育児で疲れがたまる金曜日の夕飯は手抜きと決めているのだとか。特にご主人の帰宅が遅く、食事をとらない日は、五目うどんや焼きそばなど、丼や器一つに盛りつけるメニューが金曜日の定番だそうです。

でも焼きそばはともかく、具だくさんのうどんは意外と手間がかかるのでは……?

「時短術があるから、心配は無用です」(マキさん)

「私は、上でも出てきた味噌汁セットを、“五目うどん”を作るときの具としても使います。味噌汁セットがあれば、冷凍うどんとめんつゆがあれば完成するので、忙しい時、手を抜きたい時に便利ですよ」(マキさん)

インスタントの麺よりも素早くできてなおかつヘルシーです。働くママの皆さん、週に1度、手抜きデーを作ってみませんか?

時短テクニックの数々で時間の余裕が生まれたら、心にまで余裕が生まれる!

写真:hayashihiroshi

写真:hayashihiroshi


意外にも「料理をするのは好きじゃない」と言い切るマキさん。そのため、少しでも“楽しよう”“効率アップしよう”と考えて、時短術を自分なりに工夫。結果的に、週末に1週間分の食事の半分調理をしておく現在のカタチができあがったのだそう。

「私も最初から手際よくできたわけじゃないんです。”半分調理”を思いつく以前は今よりも時間がかかっていました。大切なのは、少しでも時短したい! という気持ち。その気持ちさえもっていたら、きっと皆さんできると思いますよ」(マキさん)

マキさんは、自己流の時短術ができたことで、時間の余裕が生まれただけでなく、心に余裕を持てるようになったと言います。「特に忙しい朝は親の時間的な都合を優先して、子供に『早くしなさい』と急き立てることも。でも今では、子供を待てるようになりました」(マキさん)

家事の負担が軽くなることで、精神的な余裕が生まれ、家族にもちょっぴり優しくなれる…。働くママの皆さん、マキさん流時短術を応用しながら、ぜひ“我が家オリジナルの時短術”を作ってみてはいかがでしょうか。

 

エコな生活しない家事■マキさんプロフィール
広告代理店勤務のワーキングマザー。東京都在住。夫と3歳と8歳の娘の4人暮らし。ブログ『エコナセイカツ』で、不要な物は持たない、不要な家事はやらないという日々のシンプルな暮らしを紹介。1日約4万PV、月間約130万PVという驚異的な数字とリピート率で話題になった。著書に『持たないていねいな暮らし』『しない家事』(すばる舎)、『エコな生活』(KADOKAWA)など。10月に新著『持たない暮らしの愛用品』(宝島社)が発刊。

取材、文:宇治有美子

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