バイト面接になぜ落ちる?受からない人の特徴と対処法
バイト面接に落ちると落ち込みますよね。不採用となってしまう理由には、募集条件やスキルが合わない、面接での態度や身だしなみが適切ではない、面接での受け答えが悪かったなどが考えられます。これらは面接前にしっかり対策すれば改善できることもあります。今回はアルバイトの採用経験者のアンケートをもとに、よくある不採用の理由と特徴、対処法を紹介します。
【目次】
採用担当者に聞いたアルバイト不採用理由トップ10
下は、大学生などの学生アルバイト採用の面接をしたものの不採用とした原因の多い上位10個の理由です。
シフト希望が合わない | 22.9% |
態度・挨拶などのマナーが悪い | 16.1% |
仕事内容やスキルが合わない | 12.2% |
働く意欲を感じない | 11.7% |
長期間続けてくれる印象がない | 8.8% |
清潔感の無い身だしなみ | 7.5% |
協調性がない | 5.3% |
話す内容や履歴書に虚偽があった | 4.7% |
履歴書に不備があった | 4.4% |
家または学校から遠い | 4.0% |
次から、採用経験者の具体的な口コミから見えてきた、不採用理由をテーマ別に紹介します。
シフト希望などが募集要項と合わない
募集している曜日や時間帯、お願いする仕事に必要な経験などが合わないというのが最も多い不採用理由です。
具体的な曜日や時間帯が合わない
採用担当者のアンケートでもっとも多かったのが、「曜日、時間帯が合わない」です。具体的には「同じ時間帯を希望する人が多くて採用できない」、「週1希望なら特定の曜日に入って欲しい」など、求人票には書きにくい条件のため、面接で確認してみたら合わなかったなどです。
最優先で入ってほしい週末や繁忙期に入れない
同じように「最優先で入ってほしい週末や繁忙期に入れない」というものも、不採用の理由になっています。バイト先の店舗や業種、立地などにもよりますが、連休前の金曜日の居酒屋やカラオケ、土日祝日のファミリーレストラン、クリスマス商戦で忙しくなる飲食店など、バイト先にとってもっとも入ってほしい時間帯や曜日、時期があるのにそれに入れないのであれば不採用になってしまいます。
仕事内容やスキルが合わない
アルバイト先が求める仕事内容や経験、スキルが合わない、または不足しているのも落ちる理由としてあがっていました。たとえば、応募条件に「経験者」とあるのに、未経験で応募しているとなると、なかなか良い結果は得られません。事務職で募集条件が「Word、Excelが使える」とあるのに実際はほとんど使ったことがないなど、バイト先が求める最低限のスキルがないと採用とはなりません。
▼シフトやスキルなど「ミスマッチ」の対処法
応募する前に募集要項(募集している時間帯や曜日、スキル)を確認するのは大前提ですが、そのうえで、自分が満たしているか不明な点があれば面接で確認するか、面接前の日程調整をする中で、応募先に確認する方法もあります。
>バイト面接前のメール返信マナー
面接での第一印象が悪い
次に、バイトの不採用理由として多いのが、身だしなみや態度などからくる「第一印象がよくない」ということです。
身だしなみの印象が悪い
身だしなみの印象が悪くなる原因は、服装や髪型などから清潔感が感じられないことにあります。また、バイト先のお店や会社の雰囲気に合わない服装をしてくることが印象を下げたという回答もあります。アルバイトなので、特別にかしこまった服装をする必要はありませんが、アルバイト先の業種や職種にふさわしい服装と髪型で面接にのぞむのが基本です。
挨拶・態度・話し方が悪い
身だしなみだけだけでなく、「きちんとした挨拶ができない、敬語ができない、姿勢が悪い、愛想がない」という態度や話し方もバイト面接で落ちる理由になっています。どんな職種でも人とのやりとりは発生するため、採用担当者が不安になるようなやりとりだと、不採用となってしまいます。
服装や身だしなみは、清潔感が大切です。そのためには、シャツやブラウスなど私服のなかでも、落ち着いた印象のシンプルなデザインのものを選びましょう。
バイト面接に行く「服装」の基本第一印象をよくするには、「目線・表情・声の大きさ・姿勢」を意識すると良いです。面接前に鏡の前で練習したり、スマートフォンで録画して確認することで改善することができます。
>面接で好印象な表情・話し方・目線
仕事への意欲を感じられない
応募者の仕事への意欲に不安を感じると「任せられるのか、続けてくれるのか」という懸念につながります。
志望動機に具体性がない
「なぜ働きたいのか」「なぜココに応募したのか」、応募した理由の説明が曖昧だと、仕事の意欲への不安を持たれる原因になりやすいです。実際は「この店舗でなくてもよかった」という人も多いですが、その場合は、「アルバイトが必要な理由」「長く続けたい理由」を話す事で、意欲を伝える工夫が必要です。
受け答えが受け身
面接時の受け答えでは「受け身すぎる」というのも採用に影響しています。質問に対して「はい」「いいえ」で終わってしまい、自分から聞いたり会話を広げたりしない人がいます。すると、いっしょに働くときに、自分から仕事を進めてくれるのか、まわりのスタッフと連携できるのかの不安につながり、採用につながらないようです。
履歴書に不備があった
面接で提出する履歴書は、バイトのやる気をアピールする文書です。そのため、履歴書に誤字や不備があったり、記入できるはずの欄が空欄になっていると、仕事への意欲が伝わりませんし、ミスの多い人という印象になります。書類ではありますが、「乱暴な人」「雑な人」「意欲のない人」とマイナスの印象になってしまいます。
面接に遅刻してきた
面接時に事前連絡なく面接に遅刻するのは、大きなマイナスです。採用担当者は「日常のバイトでも遅刻してきそう」「時間管理ができない人なんだな」と考えることでしょう。面接場所に迷ってしまった、授業が伸びてしまった、電車が遅延したなどやむを得ない事情はあるものです。1分でも遅刻しそうな場合は、事前に連絡しましょう。
履歴書や面接での志望動機からやる気を伝えるには、アルバイトの仕事内容の興味や稼ぎたい目的意識などを具体的なエピソードで加えるのが一つの対策です。
>バイトの志望動機のポイントと例文
>パートの志望動機のポイントと例文
>バイトの面接に遅刻しそう!メール?電話?理由別の対処法
※2023年8月:大学生・短大生・専門学校生のアルバイト採用を1年以内に経験したことのある採用担当者調査/N:1030/調査企画:リクルート/調査協力:マクロミル
※更新履歴:
2017年3月24日
2022年5月30日
2022年6月7日
2023年11月15日