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2025年07月04日

【履歴書】受かりやすいバイトの志望動機の書き方。そのまま使える例文つき


バイトの志望動機に、何を書けばいいのか悩む人も多いかもしれません。この記事では、志望動機で採用担当者が見ていることや、受かりやすい志望動機の書き方について例文と合わせて解説します。

受かりやすい志望動機とは?

志望動機には「なぜこのお店・会社で働きたいのか」を書くのが基本ですが、それだけでは印象に残りにくいこともあります。2024年8月にタウンワークマガジン編集部が実施したアンケートによると、不採用にした理由の上位には「シフト希望が合わない」「働く意欲を感じない」「長期間続けてくれる印象がない」などが挙がっています。

受かりやすい志望動機にするには、志望理由だけでなく、「シフトに入れる・柔軟に対応できる」「バイトへの意欲」「長く働く意志」も合わせて伝えるといいでしょう。さらに、真面目さや明るさ、前向きな性格、興味関心など自分の人となりや働き方の姿勢も伝えられると、より印象付けることができます。

◾️採用担当者に聞いたアルバイト不採用理由トップ10

不採用にした理由 %
シフト希望が合わない 18.8%
態度・挨拶などのマナーが悪い 18.1%
働く意欲を感じない/td> 13.1%
仕事内容やスキルが合わない 9.0%
長期間続けてくれる印象がない 7.6%
清潔感の無い身だしなみ 6.8%
協調性がない 6.7%
話す内容や履歴書に虚偽があった 3.6%
履歴書に不備があった 3.2%
髪色がルールに合わない 3.1%
家または学校から遠い 2.8%

アンケート出典:2024年8月:大学生・短大生・専門学校生のアルバイト採用を1年以内に経験したことのある採用担当者調査/N:1442/調査企画:リクルート/調査協力:マクロミル

 

バイトの志望動機の書き方

では、実際どのように書けばいいのか、志望動機の書き方のポイントを解説します。

働きたいと思った理由を端的に明確にする

志望動機を書く時は、具体的で前向きな印象になるものを選ぶといいでしょう。生活費や学費を稼ぎたい、お店や仕事内容に惹かれたなど、働きたいと思った理由が明確に伝わると、採用担当者も「長く、きちんと働いてくれそうだな」と安心することができます。

バイト先にもメリットになることを加える

志望動機には、自分の都合だけでなく「お店側にとってのメリット」も盛り込むと、採用されやすくなります。たとえば「土日も働ける」「夕方以降の勤務が可能」「家が近くて急なシフト変更にも対応できる」など、採用担当者が「この人を採用するとメリットがある」と感じる要素を加えると好印象です。自分の特徴を活かして貢献できる点をアピールしましょう。

文字数は100文字〜200文字程度を目安にする

履歴書の志望動機欄はスペースが限られていることが多いため、100文字から200文字程度で収めるのがちょうどよい長さです。短くても問題ありませんが、「なぜ働きたいか」「どのように貢献できるか」はきちんと伝えることが大切です。だらだらと長くならず、簡潔かつ読みやすい文章を心がけましょう。

自分の興味や知識を絡めて話せると好印象

応募先の業種や仕事内容に対して自分の趣味や知識、経験などが関係している場合は、それを積極的に伝えると説得力が増します。たとえば、料理が好きな人が飲食店に応募する、ファッションに興味がある人がアパレルに応募するなど、自分ならではの視点を加えることで、「この人は向いているかも」と感じてもらいやすくなります。未経験でも「興味があるから学びたい」という姿勢が伝われば十分です。

 

バイト志望動機の例文

ここでは、さまざまなタイプの志望動機例を紹介します。志望先や自分の状況に合わせてアレンジしてみてください。

家から近い、通いやすい

家から近いという理由は、応募する側だけでなく採用側にとってもメリットがあります。交通費の負担が少なく済んだり、シフトの急な変更やヘルプの依頼にも柔軟に対応してもらえそうという点が評価されやすくなります。

例文: 自宅から近く、通勤に便利なため応募しました。急なシフト変更にも対応できる距離なので、柔軟に働けると思います。近所なのでお店の雰囲気もよく知っており、安心して働けると感じました。

シフトなど条件が合う

自分の希望する勤務時間や曜日と、求人先の条件が一致している場合は、それを積極的に伝えましょう。採用側にとっては、必要な時間帯に確実に働いてくれる人を求めているため、マッチしていることは大きな強みです。また、特定の曜日だけでなく、繁忙期や週末にも対応できることを添えると、より好印象になります。希望の曜日や時間帯に働けることは、採用側にとっても大きなポイントです。

例文: 平日の夕方から夜にかけて働けるアルバイトを探しており、条件が合っていたため応募しました。週末も出勤可能なので、忙しい時間帯にも貢献できると思います。

お店や仕事内容に惹かれた

お店の雰囲気やスタッフの対応、商品・サービスなどに魅力を感じたことがきっかけで応募するのは、自然で前向きな動機です。実際に利用したことがある場合は、その経験を交えて書くと説得力が増します。仕事内容に興味がある場合も、その理由を具体的に述べることで、自分のやる気や適性を伝えるといいでしょう。

例文: 以前からこちらのお店を利用しており、スタッフの対応やお店の雰囲気に好感を持っていました。自分もその一員として働きたいと思い、応募いたしました。接客を通じて人との関わり方を学びたいです。

お金を稼ぎたい、学費、生活費のため

学生であれば学費や生活費を自分でまかないたい、主婦であれば生活費を稼ぎたいという理由でバイトを始める人は多くいます。ただし「お金が必要だから」とだけ書くのではなく、「長く働きたい」「安定した環境で頑張りたい」といった前向きな姿勢もあわせて伝えると、より良い印象につながります。

例文: 学費や生活費を自分でまかなうため、アルバイトを探しておりました。長く安定して働ける環境を希望しており、仕事内容にも興味があったため応募しました。

社会経験を積みたい、社会とつながりたい

学生で社会に出る第一歩としてアルバイトを経験したいと考える人や、しばらく働いていなかった主婦にとって、自然な動機になります。未経験でも前向きさややる気を伝えやすく、良い印象を与えやすくなるでしょう。

例文: これまで接客の経験はありませんが、社会経験を積みたいと考え応募しました。人と関わる仕事を通じて、社会人としてのマナーやコミュニケーション力を身につけたいと思っています。

黙々と作業するのが好き

一人で集中して取り組むのが得意で細かい作業やコツコツ進める業務が苦にならない人は、軽作業など丁寧にこなす必要のある職場にとっては大きなプラスです。落ち着いた環境で着実に働きたい人にぴったりの動機といえるでしょう。

例文: 集中して作業に取り組むのが好きで、軽作業のアルバイトを希望しています。コツコツ進める仕事にやりがいを感じるため、自分に向いていると思い応募しました。

人と接するのが好き、接客を学びたい

人と接することが好きだったり、接客スキルを身につけたいと考えている人には、接客業のアルバイトはぴったりです。コミュニケーション力やマナーが身につくため、今後の就職活動や人間関係にも役立ちます。こうした前向きな気持ちを志望動機に盛り込むと、好印象を与えやすいでしょう。

例文: 人と接することが好きで、接客の仕事に興味を持っています。笑顔で丁寧な対応ができるようになりたいと思い、こちらの求人に応募しました。お客様に喜んでもらえる接客を目指します。

過去のアルバイト経験を活かしたい

以前のアルバイトで得た知識やスキルを活かせることは、大きなアピールポイントです。即戦力として働ける可能性が高く、採用側にとっても安心材料になります。経験を通じて身につけた対応力やマナーなどを具体的に伝えると、より説得力が増します。

例文: 以前、飲食店で接客のアルバイトをしていた経験があり、その経験を活かして働きたいと思い応募しました。忙しい時間帯でも落ち着いて対応できる力を発揮できるよう努めます。

未経験からチャレンジしたい

未経験であっても、「やってみたい」「学びたい」という前向きな気持ちが伝われば、十分にアピール材料になります。経験よりも姿勢や意欲を重視する職場も多いため、自信を持ってチャレンジすることが大切です。

例文: これまで接客の経験はありませんが、挑戦してみたいという気持ちから応募しました。未経験でも一から丁寧に覚えていき、少しずつ成長していけるよう努力します。

 

50〜100文字程度の短めの志望動機例文

履歴書の志望動機欄が狭いなど、書くスペースが限られる場合は、50〜100文字程度にまとめてもOKです。要点を簡潔に伝えましょう。

例文: 昔から人と話すことが好きで、接客の仕事に興味があり志望いたしました。飲食店でのアルバイトは初めてですが、早く仕事を覚えられるよう頑張りたいと思います。

 

避けておきたいNGな志望動機例

ここでは、避けておきたいNGな志望動機について解説します。

嘘や盛った内容のもの

志望動機に限ったことではありませんが、採用されたいからといって嘘や誇張した内容を履歴書に書くのはNGです。見抜かれることなく採用されたとしても、入社後に虚偽が発覚した場合はトラブルになる場合もあります。事実と異なることを書くのは避けましょう。

NG例: 接客が大好きで、毎日でも働きたいと思っています。(実際は週2日勤務を希望)
以前ファストフード店でアルバイトをしていたことがあり、その経験を活かしたいと思い志望しました。(実際は未経験)

憧れなど漠然とした理由

「なんとなくここで働きたいと思った」、「昔からの憧れだった」など、漠然とした理由は説得力に欠け、印象に残りにくくなります。働きたい理由や憧れる理由をもう一段掘り下げ、お店の雰囲気が好きだから働きたい、アパレルの販売スタッフになっていろいろなお客様に提案したいなど、具体的な志望動機を考えるようにしましょう。

NG例: 以前からカフェスタッフに憧れがあり応募しました。

長くて何が言いたいのかわかりづらいもの

だらだら書くと熱意が伝わらず、採用担当者の印象に残りにくくなります。志望理由は一つか多くても二つに絞り込み、まわりくどい表現は避けるようにしましょう。

NG例: 自分は小さい頃からいろいろな仕事に興味があり、その中でも人と関わる仕事が向いていると思い、今回このアルバイトに応募しようと考えました。以前、知人から話を聞いて興味を持ち、自分なりに調べてみて、こちらのお店で働いてみたいと思い志望しました。

 

志望動機に書くことがない場合の対処法

志望動機が何も思い浮かばない場合でも、アルバイトをしようと思ったきっかけはあるはずです。それをヒントに志望動機に言い換えてみるといいでしょう。

例えば、「お金がほしい」という理由は、なぜお金が欲しいのか具体的に言い表すことができます。漠然とした貯蓄が目的の場合、「学生のうちに一人暮らしするための資金を貯めたい」など、何のために貯金するのかまで掘り下げてみましょう。遊びや推し活は、「長く続けている趣味のための費用を稼ぎたい」など、長期的に稼ぎたい理由になるように言い換えてみるといいでしょう。

また、「暇だった」「時間があるから」が理由の場合は、「時間を有効活用したい」→「ただお金を稼ぐだけじゃなく何かを学ぶ時間にしたい」→「接客マナーを身につけて、将来の仕事に役立てたい」というように、段階的に変換してみましょう。
いずれも、前向きで長期的に働く意欲が継続する理由に言い換えるのがポイントです。

 

まとめ

バイトの志望動機は、「なぜ働きたいのか」と「バイト先にどう役立てるか」を意識することで、採用担当者の目に留まりやすくなります。例文を参考に、自分の言葉で書いてみましょう。
履歴書のテンプレートはこちらの記事からダウンロードできます。

▶︎【職歴で選べる】履歴書の無料ダウンロードできるテンプレート一覧~転職・第二新卒・アルバイト用

面接対策はこちらの記事を参考にしてみてください。
▶︎バイト面接でよく聞かれる質問一覧、聞くべき質問・答え方とは(例文付き)

※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

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